大寒なのにその前が寒過ぎたせいか、せっせと歩いていますと頬を打つ風が心地よい日でした。
石段階段の多い信貴山朝護孫子寺を、膝の痛みで避けすぎているのでわざと、難関を選んで友人が連れて行ってくれました。
まだまだこれからも生きている間は、避けてばかりいては、ますます段差のある所は行けなくなってしまうというのが、ちょっと荒てな友人の考えです。石段上がりのトレーニングだと思って、お詣りすることもきっと神仏が守ってくれるものと信じつつ、ゆっくりゆっくり手すりを持って登り降りをするちょっとした覚悟です。
赤門を入って左方向へ行きました。何度もお詣りをしていますので、この日は折角来たのだから、何かテーマを決めてお詣りと写真を楽しむつもりです。信貴山は山全体にいくつもの神仏の堂宇がありますので、トレーニング兼お詣りにはもってこいです。
生駒郡平群町信貴山の朝護孫子寺の「かやのき稲荷大明神」と「千手の公孫樹(いちょう) 仏手百果(ぶっしゅはっかこ)」です。
葉を落としている今の時期は、千手の枝振りがよく見えて見事に空に向かって伸びているのが分かります。
下の説明板にもありますように、その枝ぶりがまるで千手観音様の手のようだと、冬に来た甲斐があったとつくづく枝を眺めました。
九州の高千穂の岩戸神社の公孫樹と、この信貴山の公孫樹と2本だけという珍しい品種であることを今まで子の公孫樹を秋に眺めていたのに、全く説明文を読んでなかったのだと、その不覚さが恥ずかしく思いました。
もう1つの巨木は、ご神木として「かやのき稲荷大明神」の名で祀られています。
このように巨樹や古木は幾多の年月を経て、その時代の歴史や、伝説の主のような立場で今の世の人からさらに、これからの人たちへを受け継がれていくものだと、説明板を読みながら納得し、いつもながら、そこから広がる想像の世界を楽しみながらかやの木や、公孫樹と向き合う大好きな時間が与えられたことを感謝して、膝の痛さをいつしか忘れている不思議さを「いい時間」と後で思うのでした。
世界には1500年も続いた国は日本以外にはありません、
いろんな世界を見てきたのですね、
最近いろんな神社仏閣を拝見してありがたいです。
いつも見てくださってありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。