中学生当時、SL大好き少年だった息子が五條、北宇智、吉野口間を走る蒸気機関車の写真を撮り、音を録音するのに夢中だったのを思い出して、アルバムの中から借りた写真である。
スキャンしたので画像が鮮明でないが、白い煙、黒い煙を吐きながら走る蒸気機関車の姿がここにある。
五條~北宇智間の勾配が急で、蒸気機関車の力では上りきれないために、北宇智駅でスイッチバックの方式を取り入れて、本線上で列車の進行方向を逆転させ本線から平坦な場所へ引込み線を敷いて、バックして駅に入り、平坦なところから出発する。
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近畿のローカル線の名物の一つが消えていく。
和歌山線の蒸気機関車の名残がこれでほんとうに「さようなら」である。
連日鉄道ファンのカメラマンが訪れている北宇智駅である。
やはり昔の交通は 懐かしいです
今の電車(在来線以外)は 窓も開かないし
私の一番のお楽しみだった 食堂車もなくなって
旅の楽しみは 半減どころか皆無になりました
ただの移動手段の乗り物は 乗っていても退屈で・・
便利さと引きかえに 失われていくものが多いですね
幼稚園の頃叔母が吉野口に向かう汽車の中で、
「こんな坂、なんだ坂」って言うて、汽車が坂を登っていくんだよ」そういわれて聞いていますと、ほんとに汽車の声が聞こえてきました。
息子の写真を見ていますとそれを思い出しました。
お近くなのですか?
静岡の大井鉄道で乗りましたがその時を思い出しました。
こうして1つずつ消えていくのは何だか淋しいですことです。
北宇智と五條を地図で確認しましたが奈良の西の真ん中なのですね。和歌山というと奈良から南に行くものと思っていましたが西へ行くので、こんなことがないと知りえなかったことでした。
anikobeさんのお蔭で奈良県がますます身近になっていきます。
それがなくなってしまうのですね。
どんどん近代化ですね。駅も変わりました。
息子さんの、写真、素晴らしいです。
あにこべさんの写真がお上手なのは、息子さん譲り?
中学の修学旅行は京都奈良。
東京から8時間ぐらいかかりました。
モノクロ写真の煙を見ていたら、列車の窓から身を乗り出して景色を楽しんだことが、つい昨日のような気がしました。
今は3時間程で到着。速くて助かる変わりに、楽しみは本が読める事とお酒を楽しむことぐらいに。
シビレましたね、息子さんのモノクロ写真。
C57は、「貴婦人」のニックネームがありました。
なんとなく気品あふれる優雅な姿からの連想ですね。
しかも、スイッチバック。なんとも言いようがありません。
小学校時代、皇室の窓から常磐線の蒸気機関車ばかり眺めては、先生に叱られていました(笑)
廃止は残念ですね。
ありがとうございました。息子さんによろしくお伝えください。
学習院ではなく、下町の小学校でした(笑)
出かけていましたのでお返事が遅れてしまいました。
家から北宇智駅までは来るまで10分もかからないところなので、工事の様子は3度見に行きました。
息子が古いアルバムを出してくれましたので、和歌山線の北宇智辺りの汽車の写真をUPできました。
ブログのご縁で、わが町を確認していただけたのですね。峠を一つ越えますと和歌山県橋本市になる県境の町です。
モノクロなので迫力があるのでしょうね。
貸してもらった甲斐がありました。