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この日を逃しては、山道が凍るようになると思って、急遽洞川にごろごろ水を汲みに行った。
道の駅で、100円の美味しい串差しコンニャクをお腹に入れて休憩した。
この道の駅に立ち寄る人は、大抵コンニャクを口にしている。
取水場は、雪かと思ったら朝の霜がまだ融けていないという。
タンクを置いた取水口の後ろの叢や、フェンスに水の跳ねたのが当たって、草は氷に包まれ、フェンスにはツララが張って、きらりと光って綺麗だった。
ツララは見ていたが、草がその形のまま氷に包まれたのを見るのは初めてだった。
帰りに昼食をした、とり長さんの食堂で食べた湯豆腐定食は、季節柄とても温まり美味しかった。
とり長さんは、雑誌を見せてくれた。
今月号の、日本百名山特集号・大台ケ原編に、とり長さんの「茶粥定食」が紹介されていた。
春に行ったときには、それを食べることを楽しみにしている。
この食堂辺りで標高が820mとの事なので、ごろごろ水はさらに高い位置にあることなど、冬に向けての厳しさや、美しさなど、食後雑談して帰ってきた。
自然の水の恵みを、今日も沢山の人が頂きに来ていた。