「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

セブンイレブンってすごいの?すごくないの?

2005年02月21日 21時56分47秒 | 日記
 僕は「油揚げ」が好きだ。そして「そば」も好きだ。したがって「キツネそば」は天ぷらそばより上位にあったりする。
 長年「赤いきつね」はあっても「キツネうどん」であるということに苦しんでいた。なぜ緑のキツネではいけないのか。その取り合わせは売れ筋ではないのか。僕の好みは世間一般からは認められていないのかと苦しんだ。
 したがって「紺のきつねそば」をコンビニで発見したときの喜びたるや、両手で包み込むように取り上げそのままの姿勢でレジまで行ったほどだ。

 大学時代、僕はクラブ活動でしばしば渋谷→吉祥寺→朝霞駐屯地という移動をした。朝5時の渋谷ハチ公前のスクランブル交差点は人通りも少なく、前夜の宴の残り香が、かすかに道端からのぼってくるようで好きだった。朝飯はいつも百里薬局隣の立ち食い「富士そば」。1分も経たずに出てくる掛け蕎麦にお好みのトッピングをするのが僕らの贅沢だった。定番は油揚げ、多少金回りのいいときは、それに「ころっけ」を付け足した。
 食べ終わって井の頭線に乗り込むときは視線の向こうに朝日がまぶしかった。
 

 と思い出に浸ったり自分の偏執的性格を披露するのがこの稿の目的ではない。


 今日、仕事帰りにセブンイレブンに寄った。目的は「ビックコミックスピリッツ」の「日露戦争物語」を立ち読みすること。
 目的を達成し、ついでに一回りして行こうかと思い、鍋物コーナーを見るとアルミ鍋焼きタイプの「きつねうどん」が置いてあるではないか!
 僕のカミさんは朝が弱く、(子供が深夜に起きたりするので←フォロー)僕はひげを剃りながら朝ごはんの用意を自分ですることになる。
 その冬の定番は殆ど鍋焼きうどんである。鍋焼きのそばは旨くない!で、いつもはスーパーで売っている180円位の奴なんだけど時たまセブンイレブンの270円ぐらいのものが食べたくなる。しかしここでも「きつね」は疎外され、ほとんどの鍋焼きは「てんぷら」なのである。
 今日発見した「きつね」は実に2ヶ月ぶりのものだったと思う。
 思わず最後の一品をカゴに入れ(ところで何でみんなカゴ使わないの?そんなに格好悪いかな?)意気揚々とレジに向かった。

 今日の本題はここから

 「ピピピピピ」。バーコードを読み取った際、発した音である。
 アルバイトの兄ちゃんが「ちょっとお待ちください」と言って店の奥に走り去る。
 ピン!ときた僕が「鍋焼きキツネうどん」を見ると…。

 き、切れてる…。賞味期限が…。21日午前9時って書いてある。今、午後6時だぜ。どういうことよ。と思ったが冷静を装っていると、さっきの兄ちゃんが戻ってきて
 「すみません、こちらの商品…。」
 「ああ、期限切れてるっていうんでしょ。」
 「そうなんです、すみません、こちらの商品は代わりがございませんので…。」
どうでもいいけど、語尾を濁してこっちに判断させようとするのやめてくれないかな…。と思いつつ…。
 「それじゃ除外して計算して…。」
あーあ、せっかく見つけたと思ったのに…。
 
 という経験をしました。言いたいことは
 
 セブンイレブンでは期限切れの商品を客が買おうとすると警報がなるということだ。
 バーコードの威力って言えばそれまでなんだけど、その辺のスーパーマーケットじゃありえないよ。実際期限切れ幾つか買っちゃったもん。
 で、セブンイレブンの経営姿勢として従業員はあんまり信用してないなということ、従業員の質よりもシステムに重きを置いている。

ここはシステムとしてのセブンイレブンに感心するべきことか、はたまた従業員の商品管理の杜撰さに腹を立てるべきか迷っているうちに向こうの店長(たぶん)が出てきて謝罪してので感情が流れてしまった。
 あえて言えば、まあバイトの人たちだけでやってる場合が殆どだからねと言いたいところだがコンビに定員も結構やることは多岐にわたり、それなりの熟練が必要かと思われる節もある。
 マンガかなんかで「テニスの王子様」ならぬ「コンビニのアイドル」とかで一人の少女が一人前のコンビニ店員に成長して行く姿かなんかを描いたらそれなりに社会的地位も上がるのではないか思う。
 うーん中途半端な〆になってしまった。