超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

「あらすじ哲学」のまとめ

2021-03-22 09:51:35 | 無題
「あらすじでわかる哲学」を読み終わる。
ラカンの説明は用語の羅列で実に困る。
〇大文字の他者→フロイトの超自我に当たる。想像上の縛り。
〇父の名→家族関係の父の圧力。
〇シェーマL→自我、他者、主体、無意識などの関係を図式化したもの。
人は他者との関係で自我を作るが、その際、想像上の縛りが無意識の主体の欲望を規制する。

ドゥルーズの説明も用語の羅列に終始する。
〇器官なき身体→部分が全体に奉仕しない奔放な多様体。
〇地下茎と樹木→自由に結合と分岐を繰り返す地下茎と、秩序だった組織系統の樹木の対比。
〇遊牧民的な逃走の勧め→ドゥルーズの主要な論旨。

デリダの説明も同様な書き方で終わる。
〇音声中心主義の批判→哲学書は書かれたものという意識が薄い。
〇二項対立の格差への批判→現象界と理想界など二つに物事を分けて一方を優位とするのはずるい。
〇男性中心主義の批判→主にフロイトの精神分析の批判。
〇文字の復権→書かれたものが変異して行く自由を擁護。
いかにも略式な要約だが、一冊読み終わって「おさらい」ができた。

「ほんとう」がどこかにあれば見てみたい意識の長い旅の終わりに

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思いに耽る日々の一日

2021-03-21 20:06:52 | 無題
今日は知人に短歌の型ができていないから、百人一首を読むべしと言われた。
悔しいが、根が素直なので「知識ゼロからの百人一首入門」415円を取り寄せる。
「あらすじでわかる哲学」のうち、ハイデガー、メルロポンティ、ウィトゲンシュタイン、レヴィナスを読む。ウィトゲンシュタイン以外は、現象学路線。
ハイデガーは人間を現存在と呼び、人間は世界内存在として状況をひらく者で、死を自覚して本来の生き方に気づく。
メルロポンティでは人間は意識より先に身体で世界に接触し、身体図式のなかで暮らしているとする。
ウィトゲンシュタインはことばで写し取れない世界、魂や神については沈黙すべきだとし、その後、人は言語ゲームの実践を通して暮らしていると考えた。
レヴィナスは自分の主体中心では立ち行かないとし、他者の顔から責任感を引き受けざるを得ないとした。
いずれも重要用語を手早く取りまとめて簡易に要約した本なので、それだけでは説明が余りに足りない。明日辺りで読み終わりそう。
 友人と電話で話すと私の自由作文、全然不出来ではなく充分面白いとのこと。
スーパーの惣菜コーナー見ても牡蠣フライがないので、出店コーナーで牡蠣フライ5個270円で買い、夜、辛子明太子といっしょに食べる。
EVERYDAY LIFE。

止まらない心を鎮め身を任せ人生ゲームを逆に始める

新聞の三面記事にふと目覚め思いに耽る日々の一日
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通販当たり外れと読書

2021-03-19 19:31:00 | 無題
今日はタイプライター生地の極薄の夏物のベージュのジャケットが届く。
期待していたのと感じが違った。
私はラフな感じの生地を想像していたが、実際来たのは艶やかで、
フォーマルというかリクルートっぽいイメージだった。
私は近所を散歩するカジュアルなのを探していたので、当てが外れた。
だが、フォーマルなのはそれなりに使い道があって、
真夏の会議用だと割り切ることにした。
そこで、近所の散歩に着てゆくのはユナイテッドアスレのバス運転手仕様の春物や
ゴールデンベアの極薄の渋い色の、光沢のある夏物ジャケットを昨年同様着るつもり。

きょうも「あらすじでわかる哲学」のフォイエルバッハとマルクス読む。
フォイエルバッハは、人が神を作ったと言い、自分の心のなかの愛の部分を外化して
神として立てたと説く。
マルクスはこの考え方に上乗せして、人は今の社会では仕事から疎外され、雇い手から搾取されて
階級対立が激化し、歴史の必然として革命と共産社会に移行すると説いた。
この説明では簡易すぎて使い物にならないが、いろいろ補足すると言いたいことは判る。

散歩に出て帰り、フェドセーエフ指揮のロシアの熱いベートーヴェン・ライヴを聞いている。
いろいろ工夫して、自分を鼓舞しないとやってられない。

あれこれと工夫を重ね折れぬよう自分を鼓舞して希望をつなぐ
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とある北の珈琲焙煎

2021-03-19 07:20:10 | 無題
昨日は小雪の舞うなか、福住珈琲焙煎まで歩いて行く。
店長がマンデリンと覚えていてくれて、
おまけのチョコ付きで出してくれた。
4人連れの中年男女のお客がちょうど帰るところで
私は店で一人でマンデリン飲んで、たまたま掛かった
シカゴブルースを聞くとはなしに聞いていた。
ハードハ―テッドウーマンとか流れていた。
褐色の店内の空気を堪能して帰る。

午後は「あらすじでわかる哲学」読む。
フィヒテは理論理性と実践理性は
共存すべきだと言った。
まず私の実践が先にあり、
私が実際何かを行うために理論理性を用いる。
私が私であることを基点として、この自我が
非我(私以外)を乗り越えて自分を貫くはたらきを、
事を行うと書いて事行と呼んだ。
シェリングは私と対象をつなぐ絶対者を想定した。
そんな話。
夜はフェドセーエフのチャイコフスキーをDVDで観た。
福住珈琲のシカゴブルースが忘れられない。

雪の舞う住宅街を通り抜けブルースで飲む珈琲焙煎
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三月中旬のデイライフ

2021-03-18 07:00:58 | 無題
今日は、小雨の降る札幌。
明日、タイプライター生地の極薄の夏物のベージュのジャケットが届く。
自由作文や劇評が一部では好評で、同好の士と絆が深まる。
「あらすじでわかる哲学」がカントの前まで終わった。
今日はカント、シェリング、フィヒテなどドイツ観念論を読むつもり。
簡潔な記述だが、エッセンスが詰まっているので読むのに集中力が要る。
私の冬靴はいつもバイオフィッター・スノースタイルだが、
叔父は、メレルのジャングルモック・アイスプラスという
私が前にブログで紹介した滑らない靴を履いているという。
地元のテレビで、これなら路面凍結でも滑らないと評判の靴。
私も欲しかったが、価格帯が高かったので断念した。
今は少し価格が下がって、1万4千円ぐらいで売っている。
それでも高くて私には買えない。
そんな私がオーマンディのモノラルCD120枚2万4千円がほしい
と夢想しているのもふしぎではある。
今日はちょっとした用事で札幌の街へ出るか
迷っている。体力が人の6分の一ぐらいしかないので、
体力を節約モードで暮らしている。幸せの目がどう出るか
神のみぞ知る、である。

オーマンディ120枚と雪靴とどれを選ぶか性格が出る

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