超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">散聴、散読、談笑の話題</span>

2012-09-29 02:57:56 | 無題

今日は楠恭の妙好人を語るを読む。
しゃばのうきよでごくらくもろて
これがたのしみなむあみだぶつ。
など妙好人浅原才市の書きつけたことばには胸を打たれる。
楠恭は柳宗悦の門人だという。
無名の職工が絵皿に何枚も何枚も手早く無心で絵付けしてゆくうちに
作為や無駄がなくなり民芸が清くなる。
これを民芸が成仏すると柳宗悦は呼んだ。
その門人の書を知らずに手に取っていた。
本を読みながらレスリー・ハワードの弾くリスト編冬の旅を聞く。
昨日は平田篤胤の仙境異聞を注文して途中でやめた。
日本の名著平田篤胤というのを持っていて、そのなかに仙境異聞の
抄訳が付録でついていたのである。
抄訳というところが寂しいが、暇もないのでこれでよしとしよう。
今日は友人から電話で夜中の10時に豪徳寺で待ち合わせる(苦笑)。
いつものようにパティヤラパレスに行って談笑した。
チーズとほうれん草のカレーとシシカバブを食べる。
友人は歌人笹井宏之の歌集「えーえんとくちから」を古本店で買って読んで驚愕したという。
帰って聞いたギュンター・ヴァント・ライヴも佳境に入った。
今はベルリンフィルとのブルックナーの実況録音を聞いている。
遠い宇宙の残響が聞こえてくるような音だ。
北ドイツ放送響、ベルリンフィル、どの演奏も甲乙つけがたい。

民芸が成仏すると耳にして宇宙の果ての残響を聞く



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