超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">梅雨のバースデイのノクターンに想う</span>

2016-06-26 00:12:54 | 無題

夕方出かけて成城のエルヴェという洋食屋さんでポークの香草焼きとハウスワインとライスを満喫した。
雑貨屋さんや山野楽器のCDを見てから、洋菓子店でショートケーキを買ってきて食べた。
夜はニキタ・マガロフのショパン独奏曲全集からノクターンを聞いて憩っている。
昨日は実家から映画「フリーダ(カーロ)」のパンフ、ボガトイリョフの民俗の本、田川水泡の紙芝居、カレル・チャッペックの「ダーシェンカ」の文庫、武満徹の全集のおまけのCD、古代ギリシアの音楽という真偽不明な再現古楽のCDを持ち帰ってきた。名残は尽きない。
最近まで神様メールという映画が上映していて、面白くて結構人気だという。
神様は普通のベルギーに住むちょっと性格の悪い小父さんで、パソコンで世界中の人の運命を管理している。けれども父親である神様と喧嘩して逆切れした娘が、全世界の人の余命を一斉に送信してしまったからさぁ大変…という興味津々の映画である。
私も人生いろいろで、雲の上の母親に電話で人生相談したい昨今なので、どこかに住む神様とメールでやり取りという奇想天外な映画とちょっと似ていなくもない。
6月は誕生月なので生んでくれた母親と心のなかで交信している。
ムーンライダーズに気球と通信という曲があり、遠く離れた友人か恋人が気球やガラスの小舟を通じて、秘かに何度も自分に通信していたらしいけど自分は不覚にも気づいてあげられなかったという切ない歌である。
そう言えば明恵上人も夢日記をつけて仏さまと通信を試みていたという話もある。遠く離れた誰かと通信してみたいという願いは万国共通のようだ。
今年は母の誕生日に昔一緒に行った神戸屋レストランで食事をして、母と交信しようと思っている。梅雨の誕生月にさくらんぼなどを食べながら、生んでくれた母親のことを考えて自分の過去と現在を見つめている。

有りし日の明るい顔ともう一度語らいたくてあの曲を聞く



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