美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

「 フローラ - 花々と美の饗宴 - 」 山王美術館

2017-03-30 | 絵画

先日、久しぶりに山王美術館で、ゆっくりと素晴しい絵画の

数々を鑑賞しました。

「フローラ —花々と美の饗宴—」とタイトルされた展覧会には、

山王美術館が所蔵する名画がたくさん展示されていました。

私は、数年前から この美術館が開催する展覧会に足を運んで

いますが、今回初めて観覧する絵画がたくさんあり興奮しました。

この美術館は、所蔵する絵画や彫刻、陶器などを他の美術館に

貸出しはしていません。山王美術館でしか鑑賞できない名画が

たくさんあります。

今回の展覧会で、私にとって ひときわ印象に残ったのは、

モイーズ・キスリングの「ふたりの少女」でした。

目が釘付けになってしまいました。

不安そうな目で私を見つめており、何とも云えない不思議な感覚におちいりました。

解説では、キスリングがこの絵を描いたのは、ナチスのユダヤ人迫害の時局にあり、

不安からくる平和への祈りが感じられるとの事でしたが、何かを無言で訴えている

少女に思え、怖い感じさえしました。

その他、ルノワール、マリー・ローランサン、モーリス・ド・ヴラマンク、そして、

日本人画家では、藤田嗣治、佐伯祐三、荻須高徳、小磯良平、林武、金山平三、

梅原龍三郎、中川一政、前田青邨、上村松園、伊藤深水、川端龍子、加山又造、

杉山寧、上村淳之、堂本印象の各作品が展示されていました。

 

モイーズ・キスリングの「ミモザとパンジー」


ピエール=オーギュスト・ルノワールの「裸婦と花の習作」  

コメント (4)
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