My Foolish Heart と云う曲は、1949年にスーザン・ヘイワード
が主演した映画『My Foolish Heart』のテーマ曲です。
作曲は、ヴィクター・ヤング、作詞はネッド・ワシントンです。
二人とも、アメリカ・ポピュラー音楽界の巨匠でした。
そして、この曲はヴィクター・ヤングの代表作であり、メロディが
すごく美しいです。
現在もよく演奏され、歌い継がれていて、エバーグリーンな永遠の
スタンダード曲になっています。
下手ッピなくせに録音したくなり、よせばいいのに You Tube にまで
アップロードして公開するとは、よほどの恥知らずだと自覚して
いますが、やめられません(笑) 相変らず、発音がよくないです。
レトロなコーラスがつくアレンジです。
この曲は、ジャズシンガーのビリー・エクスタインが1950年に歌って
大ヒットさせました。日本では、駐留していた米軍のラジオ番組で
この曲が頻繁に放送されたため、それに影響を受けた日本人の歌手
が歌うようになり日本でもヒットしました。そして、この映画も日本
で公開されました。
私は、もちろんリアルタイムでは存知ません。私の父親が若い頃の
時代ですね。
静止画ですが、ビリー・エクスタインで。
私の大好きなジョニ・ジェイムスもこの曲は、このLPに収録しています。
インストゥルメンタルでも多数のアーティストに演奏されて
いますが、何といってもジャズでは、ビル・エヴァンスの
演奏が素晴らしいので、私は大好きなんです。・・・1964年の映像です。
~ My Foolish Heart ~
wrods by Ned Washington
music by Victor Young
<歌詞>
歌詞の内容は、恋の始まりにとまどい迷う心を歌っています。
恋に落ちるのは、用心しなさいと自分自身で戒める女心を歌った曲です。
少し恋に臆病になっていて、揺れ動く気持ちを表現しています。
The night is like a lovely tune
Beware, my foolish heart
How white the ever constant moon
Take care my foolish heart
There’s a line between love and fascination
That’s hard to see on an evening such as this
For they both give the very same sensation
When you’re lost in the magic of a kiss
His lips are much to close to mine
Beware, my foolish heart
But should our eager lips combine
Then let the fire start
For this time it isn’t fascination
Or a dream that will fade and fall apart
It’s love, this time it’s love
My foolish heart.
<和訳>
夜はまるで美しい音楽の調べのよう
用心しないといけないわ、愚かな私の心
月はあいかわらず白く光っている
気をつけるのよ、おバカな私の心
本当の愛なのか、それとも気まぐれな誘惑なのか
こんな宵には区別がつかなくなっちゃう
キスの魔法にかかってしまうと
どちらでも同じ気持ちになってしまうから
彼の唇が私に迫ってくる
気をつけるのよ、おバカな私の心
でも二人のくちびるは重なり合ってしまう
あとは恋の炎が燃え上がるだけ
今度こそ、気まぐれなんかじゃない
消えてなくなる夜の夢でもない
本当の愛なの、今度のは愛だわ
きっとそうよ、私のおバカな心
スーザン・ヘイワード
ジョニ・ジェイムス