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美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ You And The Night And The Music をセッションで歌いました。

2018-05-06 | Jazz Vocal

アマチュアが参加出来るジャズのセッションで歌ってきました。

歌って録音した曲は、5曲ですがその中でジュリー・ロンドンで

あまりにも有名な『You And The Night And The Music』

(あなたと夜と音楽と) を今回 You Tube にアップしました。

この曲のムードを出そうとイラストと絵画の画像を使って

スライドさせています。

演奏してくれたのは、この曲を初めて弾くと云うアマチュアの

若い女性がピアノ、ベースがプロ、ドラムスはライブハウスの

オーナーでプロのミュージッシャンでした。

持っている楽譜本のキーでは、私には合わないので私の声に合う

B♭m に移調して楽譜を持参しました。

B♭m は、譜面の調合で♭が5つもあるのでピアノを弾くのは

たいへんです。しかも、弾いた事がない曲なのに、わずかにイントロ

や間奏でメロディ弾きにミスタッチがあるもののコードバッキングは

リズムもきちっと決まっていて歌い易かったです。

(ベースとドラムスはさすがにプロ、よかったです)

ピアノを弾けない、しかも歌が超下手ッピな私が偉そうな事を言っては

いけませんね。

『You And The Night And The Music』について少し。

この曲は、1934年(昭和9年)にアーサー・シュワーツ

(Arthur Schwartz) が作曲し、ハワード・ディーツ (Howard Diets) が

歌詞をつけた曲で、同年に上演されたミュージカル

『リベンジ・ウィズ・ミュージック(Revenge with music)』のために

書かれた曲です。

最初はラジオで紹介された曲だと書いている雑誌もありましたが、

前述のミュージカルでヒットしてからラジオで流されたのが本当らしいです。

インストでは、ビル・エヴァンスが有名。ヴォーカルでは、やはり

ジュリー・ロンドンですね。

この曲もたくさんのシンガーが歌っていますが、そのアーティストの

独特の個性的な歌い方・テクニックそして、フィーリングで好き嫌いも

ありますが、それぞれに味わいがあります。

では、まずはジュリー・ロンドンで聴いてください。

(レコード・CDの音源でスタジオ録音です)


次は、ビル・エヴァンス・トリオの演奏を聴いてください。数回録音

していますが、一番古いのを。1959年録音で、ポール・チェンバース

のベースとドラムスがフィリー・ジョー・ジョーンズです。

(スタジオ録音で静止画です)


<歌詞とその和訳>

You and the night and the music
Fill me with flaming desire,
Setting my being completely on fire!

You and the night and the music
Thrill me but will we be one
After the night and the music are done?

Until the pale light of dawning and daylight
Our hearts will be throbbing guitars,        
Morning may come without warning
And take away the stars.

If we must live for the moment,           
Love till the moment is through!
After the night and the music die will I have you?


あなたと夜と音楽が
私を燃えるような熱い気持ちで満たす
私は完全にその炎に はまり込んでしまった

あなたと夜と音楽が
私を虜にするけど この夜と音楽が終わってしまったあと
私たちは本当に一つになれるのかしら?

夜明けの薄明かりから陽が昇るまで
私たちの気持ちは、まるでかき鳴らされるギターのよう
でも朝は何も告げずにおとずれて
星たちを追い払ってしまうれど

たとえ私たちがこの瞬間のためだけに
生きているのだとしても
この一瞬が過ぎ去るまでは愛し合いましょう
この夜と音楽が終わったら あなたはきっと 私のもの


※添付画像

22歳の時に初めてアメリカを旅行し、入手したジュリー・ロンドンの

オリジナルLP盤(初版製造)です。

その後何度か(最後は48歳の時)アメリカを仕事と旅行で訪れて

いますが、こうしたオリジナル盤は、数があまりなく見つけても

状態の良くないものばかりで希少です。

レコードNo.は、USA. Liberty Monaural - LRP 3164 です。

このレコードにこの曲が収録されています。


♪ Exactly like you をジャズのセッションで歌いました。

2018-04-23 | Jazz Vocal

先日、いつもお邪魔しているジャズのライブハウスで行われている

アマチュアが参加できるセッションで歌ってきました。

曲は、『Exactly like you』(邦題「あなたにそっくり」) です。

軽快な早いテンポでお願いして歌わせて頂きました。

この時のバック演奏は、プロの女性ピアニストとベースもプロの男性、

そしてドラムは30代のアマチュアの若い男性でした。

持っている楽譜本のキーでは、私の声に合わないので移調した楽譜を

作りました。

いつものように、ひどい私の歌ですが厚かましく録音して、You Tube

にアップしましたので、宜しければご覧下さいませ。

スライド画像は、ビンテージなアメリカン・イラストを使いました。



『Exactly like you』について少し。

何と1930年(昭和5年)にジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh)が作曲し、

それにドロシー・フィールズ(Dorothy Fields)が歌詞をつけた古い曲で、

レヴュー(主に舞台で演じられるものですが、ミュージカルほどの長時間

ではなく寸劇などを指します)で最初に歌われました。それが大ヒットして、

現在でも多くのアーティストに歌い継がれるスタンダードナンバーとなって

います。

日本の歌謡曲では考えられないくらいに息の長い楽曲で海外の流行歌では、

こうしたエバーグリーンになったスタンダードナンバーがたくさんありますね。

では、アーテイストの映像をご覧ください。

テナーサックスのスコット・ハミルトンを迎えて、アンドレア・モティスが

歌っている2013年のライブ映像です。もちろん、ジョアン・チャモロの

クウィンテットがバックです。

次は、2000年のライブ映像で、御大クラーク・テリー(トランペット)を迎えての

ダイアン・リーヴスのライブ映像です。


最後は、ブルース界の超大物 B.B King の2003年のライブ映像です。

このほかにもダイアナ・クラールやシナトラとナット・コールの

共演音源など新旧の録音や映像が You Tube にたくさんありますので、

ご興味がございましたらご覧下さいね。

<歌詞と和訳>

〜 Exactly like you 〜

I know why I've waited
know why I've been blue
Prayed each night for someone
exactly like you

Why should we spend money
on a show or two
No one does those love scenes
exactly like you

You make me feel so grand
I wanna hand the world to you
You seem to understand
Each foolish little scheme I'm scheming,
Dream I'm dreaming

I know why my mother
taught me to be true
She meant me for someone
exactly like you

待っていたかいがあったわ
なぜ落ち込んでいたのかも分かった
毎晩お祈りをしていたの
あなたのような人を想いながら
まさにあなただわ!

なぜ お金を払ってまでして
ショーなんか観に行くのかしら?
そこでは誰もラブシーンを演じない
あなたみたいには

あなたはとっても素敵な気分にしてくれる
あなたに私の全てを捧げたい
分かってほしいの
ささやかでバカみたいな私の夢
私が思い描く未来のイメージを

ママがいつも素直になりなさいって言っていたのは
このことなのね、いま分かったわ
私に逢わせたかったんだ
あなたみたいな人を
それはあなたのことだったのね
そう、あなただわ !

〜 ♪ ☆彡 ♪ 〜 〜 ♪ ☆彡 ♪ 〜


向かって左が、ジェローム・カーン 中央が、ドロシー・フィールズ
右が、ジョージ・ガーシュウィン




向かって左が、ジミー・マクヒュー 右が、ドロシー・フィールズ


♪ Bewitched をセッションで歌いました。

2018-03-21 | Jazz Vocal

以前から録音したいと思っていたスタンダードナンバー「Bewitched」をジャズのセッションに参加して録音しましたので、それを動画にしました。宜しければご覧ください。

でも、いつもの事ですが、歌っているたくさんのアーティストを聴いて何度も発音の練習したのに、情けないほど発音がよくないです。そして、声も伸びていないし自分の声量のなさにつくづく嫌になりました。



伴奏して下さったのは、アマチュアの女性がピアノ、ベースはプロ、ドラムは男性でアマチュアの人でした。

ベースの人だけこの曲を知っておられましたが、肝心のピアノを弾く女性がこの曲を初めて弾くとの事で不安でしたが、私が作った楽譜で見事に合わせてくれました。女性が歌う曲なので、静かに穏やかなピアノでとても良かったです。1分もないわずかな打ち合わせだけのぶっつけでこんなにうまく伴奏してもらって幸せでした。

ヴァースは、ピアノだけでルパートで伴奏してもらい、コーラスに入ってからベースとドラムも入ってもらいました。

Bewitched」と云う曲について少し。

正式なタイトルは、「Bewitched, Bothered And Bewildered」で、日本でのタイトルは「魅せられて」です。

1940年にリチャード・ロジャーズ (Richard Rodgers) が作曲し、ロレンツ・ハート (Lorenz Hart) が、歌詩をつけました。

ブロードウェイミュージカルや映画のテーマ曲などこの二人のコンビは、たくさん書いています。ジャズやスタンダードを演奏する人なら知らない人はいないといっても過言ではない程の有名なソングライターです。

恋する彼を想う気持を切実に表現し歌った曲で、ジーン・ケリー唯一のブロードウェイ主演ミュージカル Pal Joey (1940年) の中の歌われました。

しかし、この曲のリリース発表当時は、ASCAP (米国作曲家作詞家出版者協会) が保有曲をラジオで放送することを禁じていたため、ラジオで流れることはなかったと云われています。

それが、ブロードウェイミュージカルでこの曲を聴いたフランスの人が口コミで伝えアメリカより先にフランスで評判になりました。

1950年代になると、ピアニストのビル・スナイダー楽団がヒット・パレードの3位に3週、1位に5週つける程のヒットを出しました。

他にも、ゴードン・ジェンキンズ楽団(歌はボニー・ルー・ウィリアムズ)、ジャン・オーガスト、ハーモニカズ、メル・トーメ、ドリス・デイなどがヒットチャートをにぎわせました。

1957年にはフランク・シナトラ主演で「Pal Joey(邦題:夜の豹)」と云うタイトルで映画化され、リタ・ヘイワース(アン・グリアが歌を吹き替え)がこの歌を映画の中で歌いリバイバルヒットさせました。

その後は、当時アメリカの音楽誌で権威のあった Variety 誌が選出した Golden Tin Pan Alley Songs of 1940s に選ばれ、現在もさかんに歌われ、新たに録音される永遠のスタンダードナンバーとなっています。

では、私がこの曲で一番気に入っているリンダ・ロンシュタットを聴いてほしいです。ヴァースから歌っています。



次は、今人気のある女性ジャズヴォーカリストのヒラリー・コール (Hilary Kole) がジャズギター1本の歌伴で歌っているライブ映像をご覧ください。熱唱しています。実にうまいです。

Bewitched の歌詞と和訳>
訳は意訳です。気持ちを表そうと感覚的な訳し方をしていますので正確ではないです。

(Verse)

He’s a fool and don’t I know it
But a fool can have his charms
I’m in love and don’t I show it
Like a babe in arms

Love’s the same old sad sensation
Lately I’ve not slept a wink
Since this halfpint imitation puts me on the blink

(Chorus)

I’m wild again, beguiled again
A simpering, whimpering child again
Bewitched, bothered and bewildered am I

Couldn’t sleep and wouldn’t sleep
When love came and told me I shouldn’t sleep
Bewitched, bothered and bewildered am I

Lost my heart, but what of it?
He is cold I agree
He can laugh, but I love it
Although the laugh’s on me

I’ll sing to him, each spring to him
And long for the day when I’ll cling to him
Bewitched, bothered and bewildered am I

(ヴァース)

彼がお調子者で馬鹿さんなのに
私はそれにあえて気付こうとさえしない
彼のそういうお馬鹿さんなところが魅力になっているのよ
だけど 私はそれを表に出そうとしない
腕に抱かれた赤ちゃんのように

恋は 昔と同じ様な 懐かしく 切ない感覚
この頃 私は一睡もしていない
だってこの取るに足らない彼が
私をおかしくさせてしまったから

(コーラス)

また私は取り乱してしてしまい
また騙されてしまったわ
間の抜けた笑いをしたり
しくしく泣いてべそをかく子供に戻ったわ
魅せられ 悩まされ 途方に暮れるばかり

眠れない 眠る気にもなれない
恋をする度に こう自分に言い聞かせる
ぐっすり眠れなくなるのよ
魅せられて 悩まされ うろたえる

自分の気持ちを見失ってしまって
でもそれがどうだっていうの
彼が冷たいのは承知していること
彼が面白がってもいい
私に当て付けて笑っても
それでも私はそこに惹かれる

彼のために歌うわ
春になるたびに
そして彼に抱き付く日を待ち続けるの
魅せられ、悩まされ、途方に暮れるばかり

♪ ♫ ♬ ♩ ~ ♪ ♫ ♬ ♩ ~ ♪ ♫ ♬ ♩

向かって左が、リチャード・ロジャーズ  右が、ロレンツ・ハート


♪ Day by Day をビックバンド音源で歌いました。

2018-03-09 | Jazz Vocal

現在、プロの歌手は前もって録音された伴奏の音源に自分のヴォーカルを

重ねる方式を取っているのが通常です。昔のようにバックバンドと一緒に

何度も録音して一番良いテイクを使って完成させる方法はしていないです。

プロが使う海外から取り寄せた生演奏で作成されたジャズのバック演奏の

音源を使って録音させてもらいました。

特にビックバンドで録音された音源は、すごい迫力です。聴かせてもらって

録音したくなりました。

数曲録音させて頂いた中の「Day by Day」で動画を作成しました。

 

Day by Day」について、少し。

とても、有名なスタンダードナンバーで、メロディがすごく綺麗で、

歌詞もとてもロマンチックな曲です。

この曲は、第二次世界大戦のさなかの1945年にアクセル・ストーダール

(Axel Stordahl) とポール・ウェストン (Paul Weston) の二人が作曲しました。

曲を完成させるのに二人でたいへん長く時間をかけたのですが、サミー・カーン

(Sammy Cahn) が出来上がった曲を二人から聴いて、その場でさっと数分で

歌詞を書いたと伝えられています。

ドリス・ディ、フランク・シナトラ、フォー・フレッシュメン、そして1964年に

ボサ・ノバ アレンジにして歌いヒットさせたアストラッド・ジルベルトなど、

たくさんのアーティストが録音しています。

現在も、コンサートやセッションでよく歌われ・演奏されている永遠のスタンダードナンバーです。

では、今回は、日本人アーティストの動画を紹介します。

小林桂のライブです。


井上真紀と「ラブ・ノーツ」
Stella by Stalight ~ Day by Day

 

〜 ♪ ★ ☆彡 ♪ 〜  〜 ♪ ★ ☆彡 ♪ 〜

Day by Day の歌詞と和訳>

Day by day,
I'm falling more in love with you
And day by day, my love seems to grow
There isn't any end to my devotion
It's deeper, dear, by far than any ocean

I find that day by day
You're making all my dreams come true
Come what may, I want you to know

I'm yours alone, and I'm in love to stay
As we go through the years
Day by day

日ごとに 
あなたともっと恋に落ちていく
そして日ごとに 私の愛は育っていくように思う
私の深い愛情は終わらない
どんな海より深い

日ごとに わかってきた
あなたは私のすべての夢を叶えてくれている
もしこれから何が起きても 知っていてほしい

私はあなただけのもの いつも愛してる
歳月が過ぎても
日ごとに

〜 ♪ ★ ☆彡 ♪ 〜  〜 ♪ ★ ☆彡 ♪ 〜

フランク・シナトラのレコーディングに指揮をするアクセル・ストーダールです。

 


♪ Sweet Lorraine をセッションで歌いました。

2018-02-22 | Jazz Vocal

ジャズをお好きな人なら、ナット・キング・コールのヴォーカルで知らない人は

いないと言ってもよいほどの名曲「Sweet Lorraine

先週の土曜日にプロにまじってアマチュアが参加出来るセッションで歌って録音

して、動画を作りました。


セッションで、私の歌伴をして下さったのはピアノとベース、そしてドラム。

全てプロの人達でした。当日は、この曲の他にも3曲歌いました。

持っている楽譜(原曲通りであまりジャズっぽくない)から自分の声に合うキーに

移調して、なおかつメロディやコードも自分が歌い易いよう・ジャズっぽいように

変更して楽譜を作成しました。

セッションで歌うには、自分に合う楽譜を入手する又は、入手した楽譜がキーが

合わない・歌いにくいなどの場合は、自分で修正する必要があるからなんです。

Sweet Lorraine」と云う曲について少し。

たいへん古く何と1928年(昭和3年)につくられた曲で、ピアニストの

クリフ・バーウェル (Cliff Burwell) が作曲し歌詞は、あのスターダストの

歌詞を作ったミッチェル・パリッシュ (Mitchell Parish) が書きました。

現在でも演奏され歌われレコーディングされている永遠のスタンダード曲です。

この曲は、映画とかミュージカルのために書かれた曲ではなく、ヴォードビル

(アメリカでは、ステージでのダンスや歌、コメディやマジックショーなどの

パフォーマンス全般を言います)でまずヒットし、その後ラジオで有名になりました。

最初に歌ってヒットさせたのは、ルディ・ヴァレーで、この時彼はニューヨークの

ヘイホウ・クラブに出演していて、ロジャース&ハート(有名なソングライターのコンビ)が

作ったミュージカルのタイトルからとったコネチカット・ヤンキースというバンドを

率いていました。

そのバンドのピアニストがクリフ・バーウェルだったので、クリフ・バーウェルが

作曲したこの曲にミッチェル・パリッシュに歌詞をつけてもらいルディ・ヴァレーが

歌ってヒットさせました。そして、約10年後の1937年にナット・キング・コールが

取り上げリバイバル・ヒットさせました。

この曲にはナット・キング・コールが歌手としても成功するきっかけとなったお話し

があります。

ナット・キング・コールは元々はピアニストでした。ある時、クラブでピアノを弾いて

いると酔った客に何か歌ってくれとせがまれ、やむなく「Sweet Lorraine」を歌ったら、

それが大受けして歌手としても注目されるようになったとのお話。

彼の物語として映画にもなった有名なお話しですが、本人は以前から歌っていた事があると

語っていますが、このお話しをあえて否定はしていません。

ナット・コールのピアノとヴォーカルにギターとベースを加えたトリオが大人気を得ました。

そして、この曲は、1957年に再度録音されました。セッション形式でコール自身がピアノを

弾いて歌っています。「After Midnight」と云うアルバムに収録されています。

(アメリカで入手したオリジナル盤です。ジャケットには痛みがありますが、盤の状態は良好です)



では、ナット・コールがピアノを弾いて歌っている1963年のカラー映像がありますので、

ご覧ください。


Sweet Lorraine の歌詞と和訳 >

Now, just found joy
I'm as happy as a baby boy.
With another brand new choo choo toy,
When I met my sweet Lorraine, Lorraine, Lorraine.

She's got a pair of eyes
That are brighter than the summer skies.
When you see them, you'll realize,
Why I love my sweet Lorraine.

Now when it's rainin' I don't miss the sun,
Because it's in my baby's smile, whoa ho
And to think that I'm the lucky one.
That will lead her down the aisle. whoa ho ho

Each night I pray
That no one will steal her heart away,
I can't wait until that lucky day.
When I marry sweet Lorraine.

いいことがあったんだ
これが幸せなんだって分かったよ
新品の汽車ポッポのおもちゃを
もう一つ買って貰った坊やのような気分さ
愛しいロレインに出会ったんだ
可愛いロレイン、ロレイン、ロレイン

彼女のあの瞳は 真夏の空より青い
会えばわかるよ 彼女の目を見ればわかるはず
なぜ 僕がこんなにロレインに恋してるかってことが

もう 雨降りの日でもお日様は恋しくないんだ
彼女の笑顔の中に太陽があるから
そして、僕がロレインと結婚することになる
ラッキーな者なんだ

毎晩寝る前にお祈りしているんだ
彼女の心を誰も奪わないようにって
愛おしいロレインちゃんと結婚できるラッキーな日まで
待ちきれない


♪ I Get a Kick Out Of You をセッションで歌いました。

2017-11-29 | Jazz Vocal

フランク・シナトラの十八番の曲として、有名な『I Get a Kick Out Of You 』

(邦題「君にこそ心ときめく」)をアマチュアが参加できるジャズのセッションで

歌って録音しました。ピアノとベースはプロで、ドラムの人はアマチュアでした。

私の歌は、いつものように発音はよくないし、音程は外れているし、リズムに

乗れていないし、歌詞を間違えているなど、ひどい出来ですが、私としては

セッションで歌っている雰囲気だけは感じる録音なので、You Tube にアップして

公開しました。

もし、宜しければご覧くださいませ。ジャズ・アーティストの画像を多数使って

スライド映像にしています。


『I Get a Kick Out Of You 』について、少し。

この曲は、アメリカの偉大なコンポウザー、コール・ポーターが1934年に自ら

制作したブロードウェイ・ミュージカルの『Anything Goes』の劇中に歌う

挿入歌として作った曲で作詞もしています。

「Anything Goes」の初演では、エセル・マーマンが歌いました。

同じ「Anything Goes」のタイトルで2度映画化されています。

コール・ポーターは、自らミュージカルの制作を行い、演出や音楽監督を行い、

そのミュージカルで使う曲をたくさん書きました。

コール・ポーターは、ミュージカルや映画音楽の分野で、現在スタンダード・

ナンバーと云われる曲を多く残しています。

私達が、よく聴くスタンダード曲で、

·Begin The Beguine

·Night And Day

·You’d Be So Nice To Come Home To

·Love For Sale

·So In Love

·I’ve Got You Under My Skin

などもコール・ポーターが作った曲です。生涯で約870曲ほど作詞・作曲しています。

では、『I Get a Kick Out Of You 』を歌うアーテイストの映像をご紹介します。

まずは、何と云ってもフランク・シナトラですね。

テレビ放映の映像です。彼独特のフレージングがかっこいいです。毎回歌詞を少し

変えてユーモアたっぷりに歌うのもご愛嬌です。


次は女性アーティストで。

私の大好きなジョニー・ソマーズです。テレビドラマ「サンセット77」のワンシーンだ

と思います。なかなかに、いい感じで彼女の個性あふれる歌い方をしています。

古いモノクロの映像ですが、音声は鮮明です。


最後は、最近の映像を。イギリスの若きジャズシンガーで今 世界中で人気沸騰している

ジェイミー・カラム (Jamie Cullum) です。この曲に関しては、かなり激しいアレンジで

ピアノを弾きながら歌っています。初めてご覧になる人は、びっくりされると思います。

この人は、日本でも人気があり、2004年からほぼ毎年来日して公演しています。


< I Get a Kick Out Of You の歌詞と和訳 >

I Get a Kick Out Of You とは、「君に蹴ってもらう」と云う意味ではありません(笑) 

君にしびれる、君にときめく、君にワクワクする、君にドキドキする、君に刺激される

とかの意味で、その気持ちを相手に伝えたい時に使われる慣用句で、いわゆるスラングです。

日本語では、表現しにくい言葉が出てきますので殆ど意訳になりましたが、この曲の歌詞は

だいたいこんな感じだと思います。

My story is much too sad to be told
But practically everything leaves me totally cold
The only exception I know is the case
When I'm out on a quiet spree 
Fighting vainly the old ennui
And I suddenly turn and see  
Your fabulous face

I get no kick from champagne 
Mere alcohol doesn't thrill me, at all
So tell me, why should it be true 
That I get a kick out of you?

Some, they may go for cocaine 
I'm sure that if I took even one sniff
It would bore me terri - fically, too 
Yet I get a kick out of you

I get a kick every time
I see you standing there before me
I get a kick, though it's clear to see
you obviously do not adore me

I get no kick in a plane 
Flying too high with some gal in the sky
Is my idea of nothing to do 
Yet I get a kick 
You give me a boot 
I get a kick out of you

僕の人生は 話すには あまりにも悲しすぎる
実際 すべての事が 殆どまったくもって つまらない
だが 僕が思うただ一つの例外は
むだに退屈な過去と向き合っている時
急に振り向いて君の素敵な顔を見ると
静かに浮かれ出す事なんだ

シャンペンなんか飲んでもどうってことないね
ただのアルコールでは 全然スリルがない
だから教えてほしい なぜ君のことを思うと
僕の心はドキドキしてくるのだろう

コカインに手を出す人もいるけれど
たぶん 僕は一嗅ぎしただけで
そんなのには退屈してしまうと思う
僕が本当にときめくのは君だけなんだ

君が前に立っているだけで胸は高鳴る
僕なんか目に入ってないことくらい
百も承知なのに胸がドキドキしてる

飛行機に乗って空を飛んだとしても
それが他の女性と二人きりだとしても
それで心が動くような僕じゃない
なのに君だけには心ときめくんだ

☆彡 ♬ ★ ♪ ☆彡   ☆彡 ♬ ★ ♪ ☆彡


♪ Steppin' Out With My Baby を録音しました。

2017-11-10 | Jazz Vocal

Steppin' Out With My Baby』は、1948年公開のアメリカのミュージカル映画

Easter Parade」で歌われた曲です。アメリカのポピュラー・ソング作曲家の代表

として有名なアーヴィング・バーリン (Irving Berlin)が作詞・作曲をしました。

次の動画は、私が歌って作成したものです。宜しければご覧くださいませ。


アーヴィング・バーリンについて、少し。

あのホワイト・クリスマスを作曲した人で、アーヴィング・バーリンを

知らない人でもホワイト・クリスマスは、どなたでも聴いた事がある曲ですね。

3,000曲以上書いており、映画音楽とブロードウェイミュージカルのために

作った曲がたくさんあります。

亡くなられてから、彼の記念切手も発行されるほどアメリカでは親しまれていた

偉大なソングライターです。

楽譜を読めない・書けない作曲家でしたがピアノを弾いて曲をつくり、それを

採譜者に聴いてもらって楽譜を作成してもらっていたと伝えられています。

それから、映画「イースター・パレード」は、イースターの事を取り上げたもの

ではなく、ブロードウェイのスター・ダンサーとそのダンスのパートナーとの

恋の物語です。最後に仲直りした二人がイースターのパレードを見に行くところで

The End となります。

日本ではイースターについてはあまり馴染みがないのですが、欧米ではごく一般的

に行われている行事でキリストの復活祭です。

卵に模様を描いたりしてキリストの復活をお祝いします。 

この曲についてのお話しに戻します。

映画「イースター・パレード」では、フレッド・アステアがダンスをしながら 

Steppin' Out With My Baby』を歌いました。

映画で共演したシュディ・ガーランドも歌っています。

その後、数多くのアーティストが歌っていますがこの曲を歌ってヒットさせたのは、

トニー・ベネットです。

最近でもトニー・ベネットは、クリスティーナ・アギレラとデュエットして CD

アルバムをリリースしていますし、ヘイリー・ラインハートともステージで

デュエットしています。

トニー・ベネットは、とてもジャージーでモダンなアレンジで歌っています。

では、トニー・ベネットとクリスティーナ・アギレラとデュエットをご覧ください。

2007年のエミー賞受賞式でのライブ映像です。


次は、ドリス・ディの巧い歌唱を聴いてください。映像は、ドリス・ディが、

デヴィッド・ニーヴンと共演した1960年に公開された映画

Please Don't Eat the Daisies」(日本でのタイトルは、"ママは腕まくり")の

映像を使っています。


Steppin' Out With My Baby の歌詞とその和訳 >

この歌詞、結構 慣用句とかが多く訳すのに苦労しました。直訳では、全然意味があわないです。

例えば、二つあげますと・・・

● smooth sailin' =順風満帆=順調と意味です。これを「首尾は上々」と訳しました。

● keep on knockin' wood =嫌な事がおこらずにこのままの良い状態が続きますようにとの意味です。

  これを「このいい感じが続くように幸運を願おう」と訳しました。

knockin' woodは、knock on woodとも表現されますが、これを直訳すれば「木を叩く」などになります。 

ゲルマン民族の信仰が起源だそうですが、「自慢話などををした後で、復習の女神の呪いを避けるにために、

おまじないとして身近にある木製品にさわる」という言う信仰・風習から来ている慣用句です。

これらの慣用句は、日本の学校(中学~高校)では、教えてくれませんね。実際に欧米などに住まない

とわからないです。でも、時代とともにこれらの慣用句も使われなくなったり、新しい慣用句も出て

きますので、英会話は、常に海外の人達と会話しないとわからなくなりますね。

それから、慣用句ではありませんが、

「 In my top hat and my white tie and my tails」の top hat は山高帽で、tails は燕尾服の上着の

後ろ裾の事です。トップ・ハットと白のネクタイ、そしてコートと訳しました。

などなどです。 


Oh, Steppin' out with my baby, Can't go wrong, 'cause I'm in right.
It's for sure, not for maybe That I'm all dressed up tonight.

Steppin' out with my honey, Can't be bad to feel so good.
Never felt quite so sunny and keep on knockin' wood.

There'll be smooth sailin' 'cause I'm trimmin' my sails.
In my top hat and my white tie and my tails.

Steppin' out with my baby, Can't go wrong, 'cause I'm in right.
Ask me when will the day be. The big day may be tonight.

If I seem to scintillate It's because I've got a date.
A date with a package of  The good things that come with love.

You don't have to ask me. I won't waste your time.
But if you should ask me why I feel sublime.

Dance !

There'll be smooth sailin' 'cause I'm trimmin' my sails.
In my top hat and my white tie and my tails.

I’m steppin' out with my baby, can't go wrong, 'cause I'm in right.
Ask me when will the day be. The big day may be tonight.

What a night !

さぁ、あの子と出かけよう。うまくいくさ。大丈夫だよ。
確かだよ。だから今夜は、こんなにめかし込んでいるのさ。

あの子とお出かけ。この恋は必ずうまくいく。気分もいい
こんなに天気の良い日は初めてだ。このいい感じが続くように幸運を願おう

きっと思い通りにいくよ。首尾は上々だ
トップ・ハットも白いネクタイもコートもばっちりだし。

さぁ、彼女と出かけよう。うまくいくさ。大丈夫だよ。
恋が実る日はいつかって? 待望の日はたぶん今夜だ

僕が上機嫌に見えるなら それはデートが出来るからさ
恋の花咲くデートだ

聞かないでくれ。君の時間を無駄にしたくない
でも、もし僕が気分最高な訳をあえて聞きたいのなら 話そう

ダンスだ !

きっと思い通りにいくよ。首尾は上々だ
トップハットも白いネクタイもコートもばっちりだし。

さぁ、彼女と出かけよう。うまくいくさ。大丈夫だよ。
恋が実る日はいつかって? 待望の日はたぶん今夜だ

なんて夜なんだろう !

~ ♬ ★ ☆ ♪ ♫ ~ ~ ♬ ★ ☆ ♪ ♫ ~ ~ ♬ ★ ☆ ♪ ♫ ~

 

 


♪ Fly Me to the Moon をギターで歌って頂きました。

2017-10-16 | Jazz Vocal

皆様、よくご存知の『Fly Me to the Moon』・・・・・

今回、たいへんお上手な女性に私がギターであわせて歌って頂きました。

この録音の時は、簡単なほんの少しの打ち合だけで。

私のギターは下手ッピそのもので申し訳ないのですが、ヴォーカルがたいへん

素晴らしいです。

録音状態も良かったので、ブログで公開する事を了解して頂きました。

 

有名過ぎて皆様よくご存知の曲なので今更ですが、少しだけ。

1954年に作曲家・作詞家のバート・ハワードによって書かれた作品です。

一番最初に歌ったのはフェリシア・サンダースでした。

その時のタイトルは "In Other Words" で、リズムも3拍子で、現在よく

聴くアレンジとは違っていました。

フランク・シナトラが、この曲をクィンシー・ジョーンズの編曲で、

カウント・ベイシーのフルバンドをバックに軽快で豪快な4ビートの

スウィングテンポで歌い、大ヒットさせました。

その頃、アメリカはアポロ計画の真っただ中でした。シナトラの

録音テープは、アポロ10号・11号に持ち込みされ宇宙船内で流され、

NASAが交信中継して世界中の人が見て・聴きました。

『Fly Me to the Moon』は、人類が月に持ち込んだ最初の曲になりました。

この曲は、1962年頃にボサ・ノヴァにアレンジされたものが現在よく演奏

されるスタイルかもしれませんが、色々なアレンジで、ものすごく多くの

アーティストが歌ったり、演奏していますね。

フランク・シナトラのライブ映像をご覧ください。


次は、女性ヴォーカルのダイアナ・パントン (Diana Panton) です。
アコースティックギターとピアノ、ウッドベースでしっとりと歌っています。
(このギターのコードワークをちょっと手本にしました)




では、歌詞を。(女性言葉にして訳しました)


Fly me to the moon
私を月へ連れていって

And let me play among the stars
そして 星たちに囲まれて遊んでみたいの

Let me see what spring is like on Jupiter and Mars
木星や火星にどんな春が訪れるのか見てみたい

In other words, hold my hand
つまりね 手をつないでほしいの

In other words, darling kiss me
言い方をかえちゃうと キスしてほしいのよ



Fill my heart with song
私の心を歌でいっぱいにして

Let me sing forever more
ずっと、もっともっと歌わせて

You are all I long for
あなたは ずっと待ちこがれていた人

All I worship and adore
あこがれ慕うのは あなただけ

In other words, please be true
つまりはね お願い このまま変わらないでって事

In other words, I love you
別な言い方すると あなたを愛しているって事よ


    ~ ♪ ★ ☽ ☆彡 ★ 🌗 ♬ ~ ~ ♪ ★ ☽ ☆彡 ★ 🌗 ♬ ~  


♪ September in the rain をジャズのセッションで歌いました。

2017-09-26 | Jazz Vocal

先日の午後、アマチュアが参加できるジャズのセッションで、

5曲歌いました。

この「September in the rain」を今月中に何とか録音したいと

思い自分のキーに移調した楽譜を先月作成して歌いました。

ライブハウスのホスト・ピアニストとホスト・ベーシスト、そして

ドラムはアマチュアの人が伴奏して下さいました。

録音して、動画を作りました。

 

「September in the rain」について、少し。

この曲は 1937 年(昭和12年)に、映画 "Melody for Two" で

ジェームス・メルトン (James Melton) によって歌われヒットしました。

作曲はハリー・ウォーレン (Harry Warren) 、作詞はアル・デュビン

(Al Dubin) によるもので、このコンビは当時、映画のテーマ曲を

たくさん書いていました。

この曲は、フランク・シナトラ、ドリス・ディ、ダイナ・ワシントンなどの

多くのアーティストが録音を残しています。

そして、今でもジャズのスタンダード曲として多くのミュージシャンや

ヴォーカリストがステージで演奏し、録音もしています。

それから、何とビートルズがデビュー前の1962年にこの曲などを演奏して

デモテープを作り、レコード会社「デッカ」のオーディションを受けましたが、

不合格になっています。

その演奏を収めた「The DECCA Audition Tape」がブートレッグ(海賊盤)で

出まわっています。


それでは、アーティストの歌声を聴いてください。

まずはフランク・シナトラで


ノラ・ジョーンズでは、こんな弾き語りです。


そして、何とビートルズのもありました。


<September in the rain の歌詞と和訳>

The leaves of brown came tumbling down
Remember in September in the rain

色づいた葉が舞い落ちていた
あの9月の雨を覚えている

The sun went out just like a dying ember
That September in the rain

残り火のようにお日様が消えた
あの9月の雨を

To every word of love I heard you whisper
The raindrops seemed to play our sweet refrain

あなたがささやく愛の言葉の一つ一つを
私は耳をすませて聞いていた
雨音は甘い調べを奏でていた

Though spring is here,
to me it’s still September

春がやってきたのに
私はまだ、あの9月の雨の中にいる

That September in the rain

あの9月の雨の中に


♪ How Higt The Moon をピアノ伴奏で歌いました。

2017-08-01 | Jazz Vocal

ジャズをお好きな人なら、よくご存知のスタンダードナンバー

”How Higt The Moon”をピアノを弾いてもらって歌いました。

冒頭はスローバラード、中頃にミディアム・スウィング、そして、

間奏から後半は早いテンポでと厚かましく注文をつけたのに、希望

通りにきっちりと初めてご覧になる楽譜で、とても巧くピアノを

弾いてくださいました。

私の歌は、発音・発声がシドロモドロ(^_^;) 再チャレンジしたいです。


”How Higt The Moon”について、少し。

この曲は、1940年にモーガン・ルイーズが作曲、ナンシー・ハミルトンが

作詞し、第二次世界大戦のさなかのロンドンが舞台のレビュー

『Two For The Show』で使われました。空襲警報が解除されたシーンで

恋人を遥か遠くにある月にたとえて歌う設定でした。

同年にベニーグッドマン・バンドの演奏がヒットし、更にヴォーカルでは、

エラ・フィッツジェラルドが即興でスキャットを入れた録音がヒットしました。

ギブソン社のエレキギター「レス・ポール」モデルの生みの親、レス・ポールと

奥様のメリー・フォードが録音したレコードは、ミリオンセラーを記録しました。

この曲を基にチャーリー・パーカーが 「Ornithology」、コールマン・ホーキンスが

「Bean at the Met」を作曲したのも有名で、ジャズのセッションでもよく演奏

される曲です。

音楽的には、1~2小節では明るいメジャー・コードで始まり、3~4小節でメロディは

半音下がりコードもマイナー・コードになります。そして、次は更に1音下がるコード

とメロディの降下感が絶妙です。

これらの変化に富んだコード進行がジャズ演奏ではアドリブの材料としてジャズの

ミュージッシャンに好まれ、チャーリー・パーカーなどが、この曲のコード進行を

使ってアドリブを構成して、まったく違う曲に作り替えたりしています。

では、アーティストの動画を。

私は、初めて You Tube を見た時に、この映像を見てびっくりして、

すごく感動しました。

ナット・コール・トリオにヴォーカリストのメル・トーメがドラムを、

そしてヴォーカルはジューン・クリスティという豪華なセッションです。

ナット・コールのTVショーの録画だと思います。モノクロで画質は

よくないですが、充分に聴けます。これはジャズファンなら必聴ものです。


これもモノクロで画質がよくないですが、レス・ポールとメリー・フォードを。

レス・ポールは、多重録音を最初に完成させた人で、その機器の開発を行いました。

エレキギターの開発でも貢献しています。

テープレコーダーにあらかじめギターとコーラスのヴォーカルを録音して、

それを再生しながら歌と演奏を重ねています。


次は、1983年のグラミー賞での録画から。マンハッタン・トランスファーと

エラ・フィッツジェラルドのコラボです。


ロック・ギターリストのジェフ・ベックが、ニューヨークにあるレス・ポールが

晩年、毎週出演していた「The Iridium Jazz Club」でレス・ポールを偲んで開催

されたステージに出演した時の映像です。歌手イメルダ・メィのセッションで

弾いています。レス・ポールの弾き方をうまくコピーしています。


この曲は、You Tube にたくさんのアーティストの映像がありますので、

興味のある人は、それらをご覧くださいませ。

How Higt The Moon の歌詞とその和訳>

Somewhere, there's music,
How faint the tune !
Somewhere, there's heaven,
How high the moon !

There is no moon above
When love is far away too,
‘Till it comes true
That you love me as I love you

Somewhere, there's music,
It's where you are.
Somewhere, there's heaven,
How near, how far !

The darkest night would shine
If you would come to me soon.
Until you will, how still my heart,
How high the moon !


どこか から 音楽が流れてくる
なんて かすかな 音なんだろう
どこかに楽園がある
月は何て高いんだろう

月は見えず、僕の愛も届かない
でもいつかは、僕と同じくらい
君も僕を好きになってくれたら

どこか から 音楽が流れてくる
この音楽の先には君がいるはず
どこかに楽園がある

近いか遠いか、分からないけど
もし君がいまここに現れたなら
暗闇の夜も光に満ち
君は僕の心を盗んでしまうだろう