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子供の頃、トマトが嫌いでした。
でも、今は好き嫌いがまったくないです。
きっかけは、実家の庭に栽培していたトマトを隣のおじさんが、味塩を片手に美味そうに食べているのを見てからでした。
物凄く美味そうに食べるおじさんが羨ましくて、同じように味塩を振りかけてかぶりついたのですが、やっぱり不味くて、でもおじさんは美味そうなんです。
「同じ人間なのに、おじさんには美味くて俺には不味いなんてありえない!」と考えて、口の中でなんとも言えない酸味と苦味と甘みを感じながら「どこが美味いのか探し」に集中したんです。
苦味と酸味は無視をして、甘みに集中することで「美味い!」とまでは行かないまでも「あー、こんなところが美味いんだろうな~」って位にはなることが出来たんです。
その結果、なぜか今では大好物になっています。
その要領で、食べ物の好き嫌いは克服して行ったのですが、次のハードルはビールでした。
これを克服したきっかけもあるおじさんでした。
時々実家に集まって飲み会がある時に、そのおじさんがCMに出したいくらい美味そうにビールを飲むんです。
なので「俺もきっと美味いと思えるはずだ」と飲んだビールが死ぬほど不味くて、何度も諦めたのですが、仕事上、当時は「とりあえずビール」という時代で、飲む機会が多くて、嫌いだったらもったいないという思いで、また口の中で「どこが美味いのか」作戦を実施しました。
最初に見つけたビールの魅力は、喉のシュワシュワ感で、そこばかりに集中することで、なんとか飲めるようになって、今ではそのおじさんに負けないくらい美味そうにビールを飲む自信があります。
人間好き嫌いはしょうがないのですが、嫌いだと決め付けてしまうのはもったいないですよね。
でも、飲みすぎ、食いすぎには注意です。
写真はいつぞや訪れたパワースポットです。