家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

ママさんダンプ

2011年10月31日 | 地元ネタ

10月も今日で最後、いよいよ冬ですね。

 

今年の冬はどの程度雪が降るのか気がかりです。

 

北海道では写真のような雪を押す大きなスコップ状の商品を「ママさんダンプ」と呼びます(雪国ではどこでもそうなのかわかりませんが・・)。

 

子供の頃からママさんダンプなので、疑問に思ったことはなかったのですが、良く考えるとママさんが使うことが前提な感じなので最近では「男女不平等!」と叱られそうですね。

 

だからといって「パパさんダンプ」だとトラックのイメージになるのでしっくりとこないです。

 

どちらにしても雪かきは大変なので除雪機があるとママさんもパパさんも楽でよいですね。

 

どうでもよい内容ですみません。

 

 

ところでフェイスブックに登録してみたのですがイマイチ意味がわかりません。

 

一度ゆっくりと時間を作ってやり方を覚えたいと思っています。

 

そもそもフェイスブックが何でどのように役立つのかも含めて勉強してみます。


木は土に帰る

2011年10月27日 | 建築について

放置された木材はやがて腐って土に帰ります。

 

自然の摂理です。

 

でも、家に使った木材が朽ち果てて土に帰ってしまうと大変です。

 

木材は一定の条件下では相当の耐久年数を発揮します。

 

その条件とは、水の中に浸かっている状態、逆に乾燥状態を保った状態です。

 

どちらも木材に不朽菌を発生させない状態なので腐ることを阻害できるのでしょう。

 

家に使用した木材も同様な状況を保つことが出来れば当然長寿になります。

 

通気の良い状態で保存された法隆寺に使用されている木材などは、裕に1000年の歴史を刻みます。

 

でも、法隆寺のようなスカスカの住宅は現代では寒く、そもそも良く燃えるなどの弊害もあり法的にも建てることはできません。

 

住む人に快適で、且つ家に使われた木材を長寿にする方法はないだろうか・・・。

 

ポイントは高気密高断熱且つ木材を乾燥した状態に保つこととなりそうです。

 

建売や中古住宅などを購入する際は出来るだけ床下などをチェックしてみてください。

 

「ジメジメしている」「なんだかカビ臭い」といった物件は要注意ですよ。

 

人と木の共存、永遠のテーマですが、その結果生まれたのがファースの家だったりします。

 

人と木、双方の快適性を保つには今のところ少々機械的な力を借りる必要があって、必要最低限の設備を使っています。

 

これは機械なので、やはり定期的なメンテナンスは必要です。

 

メンテナンスフリーが理想で、いろいろとアイデアはあったりしますが、人の快適性や費用対効果を考えるとこんな形になりました、というのが現状です。

 

でも、もっと良い形や方法はあるはずで、スタッフ総出で常に思考中。

 

形になり次第リリース致します。

 

写真はあるお施主様宅の玄関ホール。お施主様の工夫で家はまた素敵になります。


空気は乾燥していると断熱材

2011年10月26日 | 建築について

子供の頃、雨に濡れた洋服を着たままにしていると「風邪を引くからすぐに着替えなさい!」と母親に叱られませんでしたか?

 

なぜ洋服が濡れると風邪を引くのでしょうか・・・

 

洋服には断熱性が高い空気が多く含まれています、水は空気の30倍熱を伝える性質があるので、洋服に含まれた空気が水に入れ替わることで体温が奪われやすくなる、と言うことが原因になります。

 

汗で湿った布団は寒いですが、乾燥機で乾かした後の布団は暖かいですよね。

 

空気の断熱性能と水の断熱性能に30倍の差があると言うことがポイントです。

 

住宅に使う断熱材も空気を使ったものが多いので、そのような断熱材は常に乾燥していることが前提になってきます。

 

この乾燥状態を保つ為に通気層を作ったり湿気を止めるためにビニールをはったりなどの施工を行うことになるんですね。

 

そのような施工で断熱材を永久的に乾燥した状態にすることは難しいと考えた当社は、空気を利用するのではなく、素材そのものが断熱性能を持つ断熱材に切り替えていったという歴史があります。

 

断熱材はその特性により施工方法も随分と変わってくる、というのがなんとなくわかると思います。

 

家を考える時、人と木が同時に健康に過ごせる環境を考える必要があります。

 

奥が深く遣り甲斐ありますよ。

 

写真は斜里岳、駒ケ岳に似てますね。

 


[良いものを作りたい]×[喜ばれるものを作りたい]+[責任]

2011年10月25日 | ファース関連

写真は先日お伺いした斜里町の丹羽設計企画さんが設計施工した物件ですが、統一したコンセプトに基づいて、ユーザーさんのニーズに合わせて少々大きさを変えて提供されている「FEEL-J」です。

 

和の印象を残しつつ、自然素材をふんだんに使い、ファースの性能を載せていても地元のユーザーさんが建築しやすいコストで提供されている「FEEL-J」は丹羽社長渾身の作品です。(写真ではわかりにくいですが、内外と共に工夫が満載です。)

 

今回は「FEEL-J」の違うバージョン3件と完全注文住宅を3件(内建築途中2件)、そして自然素材塗料の施工方法や家具の製造過程まで、盛りだくさんで教えてくださいました。

 

「良いものを作りたい」×「喜ばれるものを作りたい」+「責任」=の気持ちが、このような家造りに対する考え方を生みだしたのかな~と勝手に思ったりします。

 

オホーツクにはこのような思いで建築をする仲間が多く「そりゃたくさん建つよな」といった感じです。

 

この思いや技術をまた全国に運びたいと思います。

 

今回も渡すよりもらう情報が多くて恐縮でした。

 

ごめんなさい。がんばります。

 

 


断熱気密

2011年10月24日 | 建築について

住宅を暖かくするには、断熱をすることと同時に気密も大切です。

 

洋服に例えるとわかりやすいのですが、素肌にセーターを着ている場合、室内では暖かいですが、気温が同じでも外に出ると寒く感じます。

 

これは、体温で暖められた空気がセーターの繊維に停滞して暖かく感じる状況から、風が流れる外に出ることで停滞していた暖かい空気が冷たい空気と入れ替わってしまうことで起こる現象です。

 

こんな時、ウィンドブレーカーを着ると空気の入れ替えがされないので風の流れる外でも暖かさを保つことが可能になるんですね。

 

セーターが断熱、ウィンドブレーカーが気密と言うことになります。

 

家の中で使う布団は気密が必要ありませんが、外で使う寝袋にはビニール処理がされていて気密が取られています。

 

住宅も風のある外に建つので、断熱と気密両方が必要になるんですね。

 

気密は他にもいろいろと意味があるのですが、単純に説明すると「風対策」と言えます。

 

時々、気密は嫌いだと言う方の意見をお聞きしますが、残念ながら暖かさを保つという観点でいえば気密は必須です。

 

ただ、気密にすることで湿気の問題が出てきますので「安易な気密は怖い」と言うことになります。

 

一長一短のある断熱気密、一般的になってきたように感じますが、意外にその細部はいい加減だったりします。

 

しっかり知識をつけて後悔しない家作りを!私たちも応援します。

 

写真は道東の真っ直ぐ道路。

 

道南とは景色が違います。


良いこと

2011年10月20日 | 地域ネタ

北斗市に戻りましたが、明日からまた出張なのでなんとも落ち着きがありません。

 

時間の使い方、もっと勉強が必要ですね。

 

それでもあちらこちらとウロウロしていますと良いこともあったりします。

 

先日出張の為函館空港に行った時、久しぶりに友人と逢う事ができました。

 

お母さんが病気で看病のためちょくちょく帰郷しているということだったので喜んでいる場合ではなかったのですが、古い友人と逢うとなぜだか元気が出てきます。

 

5分ほどの会話でしたが、20年以上若返った心境になることが出来ました。

 

この後乗った飛行機は遅れ、乗り換えの便に間に合わなくて目的地到着は随分と遅くなったのですが、ラウンジでビールを飲みながらゆっくりできて、遅れは航空会社のミスと言うことで食事代1,000円が支給、更に富山便のプレミアムクラスの座席に空がありポイント使ってアップグレードが出来て、食事は機内で取ることが出来たり、と・・・なんだか恐縮です。

 

明日からの出張、また何が起こるか楽しみです。


富山駅

2011年10月19日 | その他
富山駅は工事中。

どのように変わるか楽しみです。

今日は東京で朝から日本橋あたりをうろちょろとしていて、かなり良い運動になりました。

今回も良い情報がどっさりなので、本社に戻ったら整理が大変‥でも楽しみです。

思考を柔軟に

2011年10月17日 | 考え方

先日、大手企業の中間職の方から社内の意思疎通の難しさについて教えて頂きました。

 

その中で気が付いたことを書いてみます。

 

「どうして今この仕事をしているのか?」と言うことを理解して仕事をしている場合と、そうでない場合を比較すると、当然成果に差が出てきます。

 

部下の立場から見ると「黙って言ったように仕事をしなさい」と言われるより「この仕事をすることでこのような成果が出るからやってみなさい」の方が目標を持てるので遣り甲斐は沸いてきます。

 

欲を言えば「この仕事をすることでこのような成果が出ると思っている。でも、君にもっと良い提案があれば教えて欲しい。」とくると一気に親近感が沸いて、アイデアを持っている優秀な社員とは様々なキャッチボールがスタートします。

 

キャッチボールの結果出てきた意見に対して「君のその意見は私の意見と少し違うが、今回は君の思うように思い切りやってみなさい。その責任は私が全ておいますよ。」なんてことを言われると神様に出会ったような感動を持って、自分を犠牲にしてでもこの上司について行こうと思ったり、才能以上の力を発揮したりすることがあります。

 

その結果失敗したとしても心から反省ができて「もっと力を付けよう!」「この人の言うことをしっかり聞こう!」となって行くんですね。

 

新しい事柄にチャレンジする場合、正解はないのです。

 

正解がない場合は、様々な方法があって、どの方法がより成果を上げられるか試してみる価値はあります。

 

いたずらに自分の経験値からくる決め付けで否定しない方が良いようです。

 

上司は根本的な思想や考え方にズレがないかだけをチェックして、何かおきた時に責任を持つことが大きな仕事の一つなんですね。

 

様々な立場の方々とお話が出来る今の環境は思考を柔軟にしてくれるのでありがたいです。

 

実務に生かして行きますよ。

 

写真は北海道の大地です。