家と人、自分や仕事について

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2013年04月11日 | 建築について

住宅に対する要望は人其々で、それは当然なことでもあります。

住宅を建築する会社は、その要望を可能な限り実現する為に知恵を絞るのです。

大手メーカーでは、ある程度商品を揃え、その中から好みのデザインや間取りを選んで頂き、予算に合わせて性能も選択できる方法を取っています。

ある意味こちらも理に適っていると言えます。

一般的に工務店はユーザーの要望に応じて間取りを作り、その後外観を構築するので、どうしても外観デザインが崩れて見える傾向があります。

一方大手メーカーは、トータルデザインと言うことで、ある程度間取りは限定され、選択型となってきます。

結果、デザイン力=工務店<ハウスメーカーと言った印象があるかも知れません。

ある意味正しいのかも知れませんが、工務店でも優れたデザイン性とバランス感覚で、良いデザインに住まい易さ、良い温熱環境を内在させている会社もあったりします。

大切なのは、妥協していない会社かどうか、ではないでしょうか。

「当社で作る家は性能が良いから高くて当然です。」「デザインなどを求めると住まい辛くなるからおすすめしません。」「当社はローコストだから性能もそこそこです。」などと、極端になってしまうことが残念だったりします。

「希望を形にする最大限の努力をした上で、妥協した方がお施主様の為になる、という部分をプロとしてアドバイスする」と言った流れが良いと考えます。

家づくりは家を作ればよいというものではないので、奥が深いです。

難しいから遣り甲斐もあります。

今日も前に進みます。

 


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2 コメント

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Unknown (城田磨里子)
2013-04-16 08:47:43
家を建てた時、設計の方が、「まず、どんな外観にしますか?」と聞かれたのを思い出しました。
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Unknown (fukuchi)
2013-04-17 08:36:12
外観から聞く設計士はトータルコーディネートを意識していることが多いですね。
城田さんの出会った設計士は意識が高い方だったのですね。
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