人は人の好き嫌いをホンの数秒の印象で決めてしまうとのこと。
最初に印象が良いか悪いかでその後の展開は大きく変わるのですから、ビジネスでも、プライベートでも、この「印象」を考えることはとても大切です。
私は時々ハウスメーカーさんなどのモデルハウスを見学させていただくのですが、最近の営業マンはこの印象がとても良いです。
会社として明確に「印象向上」の研修を実施しているのだと思います。
印象の大切さは人に限りません。
工務店と大手ハウスメーカーが、仮に同じ住宅を図面に描いて一般のユーザーさんにプレゼンするとします。
ユーザーさんはほぼ確実に大手ハウスメーカーの書いた図面を「こちらが良い」と判断します。
同じ住宅を図面化しただけなのになぜか・・・図面の印象が全然違うからなのですね。
ハウスメーカーの図面は見やすく、立派なカバーに挟んであり、オシャレに見えるように研究されています。
工務店は、そのまま家を建てるための図面を使って説明する場合が多いので、印象で比べられると勝ち目はありません。
もちろん、全てのメーカーが良くて全ての工務店が悪いと言うわけではないのですが、大概このようになってしまいます。
プロとして印象を意識する、ということは大切です。
でも、私は一方でユーザーさんの眼力を高めるサポートも同時に行うべきだと考えています。
「印象が良いから契約したけどダメだった。」
「印象の良い図面だったけど建ててみたら住みにくかった。」ということが無いよう、ユーザー側が印象に惑わされない目を持つことも大切です。
プロ側とすると「印象が良くて実力もある」を目指して切磋琢磨できると幸せですね。
昨日は日銀さんの函館支店でいろいろな方と意見交換ができました。
このような場所に出てくる方々の印象は、やはり素晴らしいですね。