家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

季節外れの雪

2009年04月28日 | 地元ネタ
今年は暖冬で、いつもより早めに桜が咲くかなーっと思っていたら、先日の日曜日、なんと雪が降りました。写真では分かりにくいのですが、最初は霙交じりだった雪が本格的に降ってきて驚きました。4月の末に函館に雪が降るのはさすがに珍しく、正直驚きです。

明日からお休みと言う方も多いと思いますが、函館は桜が満開・・・になっているはずです。是非遊びに来てくださいね。函館では、五稜郭公園、函館公園、北斗市では清川陣屋、八郎沼で綺麗な桜がみられますよ。おすすめです。

営業マン

2009年04月24日 | 考え方
営業マンは自分自身を使って商品の販売を行うので、良い商品を扱わないと自分自身を傷つけてしまいます。その点、世界1の性能を誇る日本車を販売する営業マンはとっても幸せだと思うんです(競争が激しいので大変は大変なのですが・・)。

一流と言われるメーカーがしのぎを削る業界なので、母体やサービスが充実していて、販売後のトラブルが極端に少ないと言えます。そんな背景から車業界では、優秀な営業マンはドンドンと実績を上げ、社会的にも評価されます。

しかし住宅の営業は「単純に商品を売る」という訳には行きません。営業マンを信頼してお施主様が住宅を契約したとして、その後、図面を書いて施工をして、竣工後にメンテナンスを行って行く過程で、営業マンの範囲以外でお施主様とのトラブルが発生する可能性が非常に高いのです。

売れる営業マンは、大体どの業界にいても実績を出すことができますが、住宅業界の場合、売れる営業マンを抱える会社ほど、営業以外の分野でも高いスキルが求められます。売るだけ売って後はメチャメチャ・・・では、営業マン個人はもちろん、会社の社会的評価も没落してしまいます。

特に地域に密着した工務店は、営業力をどうこう言う前に、自社が提供する住宅やサービスが、住んでいただいてから長い期間、お施主様に喜んでいただけるレベルにあるかどうかの検証が必要です。奇麗事を言えば、喜んでいただける住宅を提供できる自信があって、はじめて営業を意識するべきだと思うんです。「そんなこと言っていたら潰れるよ」と言われますが、喜んでいただける住宅とサービスを提供している工務店さんは、実際営業にそれほど苦戦されていないようなんです。

とはいえ住宅業界はこれから更に厳しさを増します。全てのレベルを同時進行で引き上げなければ間に合いません。写真は「ファースの家」の換気システムの一部ですが、お施主様に長い期間満足頂くための一助となるために、日々努力です。

言葉って難しい

2009年04月22日 | 考え方
言葉とは「音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。」という意味だそうです。自分の感情や思想を言葉で正しく伝えたり、人の言葉を正しく理解したりすることは、ものすごく難しいことなんだと最近常々感じます。

同じ人の話を聞いたとしても、お互いが抱いた印象が全然違うことが多くあります。ほとんどの場合、個々が持っている固定観念が、相手の言葉の印象を変えてしまうことが原因らしいのです。

随分前に、「人の話を聞くときは、固定観念を持ってはいけない。(色眼鏡で見てはいけない。)」といった内容の研修を受けたことがあります。その時から、はじめから頭の中にある情報やイメージはとりあえず横に置いて、まずはお話する人の、今の本当の言葉を聞くように、努力するようになりました。もちろん情報やイメージも無視はできないので、言葉と情報、イメージとの整合性を確認する作業は必要ですが、このことを意識するようになってから、まだまだではありますが、むきになったり、感情的になることが随分と減りました。

しかし、伝える方は難しいですね。相手の持っている固定観念を分からずにお話をすると、悪い印象や意図とは違うイメージを与えてしまう場合があります。特に大勢の前でお話する時や、固定観念の強そうな人とお話する時は、なぜ自分がこのようなお話をするのかを伝え、できる限り固定観念を取り除いてから意図を伝える努力が必要なのでしょう。もっともらしく書いていますが、自分はこの作業がとっても苦手です。どこまでも努力、ですね。

写真は当社の宿泊体感施設「げっかそう」です。ファースの家の快適性は、宿泊戴く事で、言葉で伝えるよりたくさんのことを感じてもらえます。ただ、これからの爽やかな季節に快適性は伝わりにくい・・・やっぱり言葉、大切ですね。

好きになってもらうには

2009年04月21日 | 考え方
写真の金森赤レンガ倉庫は、撮影なんかでもよく使われていて比較的メジャーな場所です。この日は、検査員試験も終わって、スッキリとした気分で加盟工務店様と一緒に函館観光をしていました。


これから長い間一緒に仕事する皆様には、当然ですが、できる限り自分や自分の会社、会社のスタッフを好きになってもらいたいと思います。もちろん好きになってもらえるかどうかはそれぞれの努力や相性次第というところもありますが、地元にいる時は函館の街にも一役買ってもらっているんです。

このブログでも時々紹介していますが、函館近郊には見所が結構あります。そんな名所を少しの解説付でご案内すると、大概「函館は良いところだ」と言っていただけます。ついでにご案内した僕が「良い人」と思って頂けて、僕がいる会社が「良い会社」ということになります(全部が全部ではないのでしょうが・・)。ご案内の最中に、会社スタッフの(嫌味にならない程度の)自慢話なんかをさせていただくと「良いスタッフがいる良い会社」という風に思っていただけることが多いのです。

もちろん嘘や口先だけ、大げさだったりすると、すぐに化けの皮がはがれるので、程よい謙虚さも大切ですが、函館の街の良さに便乗して、そこに関わるもの全てに良いイメージを持っていただく事は可能だと思っています(はじめからこのことを意識していた訳ではなくて、最近気付いたことなのですが・・)。

若い頃「函館は遊ぶところが少なくてつまらない」というイメージがありました。ところが大人になって、函館がつまらない訳ではなくて、函館の良いところを自分が分かっていなかっただけだと気が付きました。今では会社スタッフに対して「函館や北斗市を良いところだと思っていただけるかどうかは、案内する人次第だ。」なんて偉そうに言っていますが・・・。

ご案内した工務店さんに上記のようなお話をしたら「そのような考え方で、自分の街の良いところを見つけて、自分の街をいろんな人に好きになってもらえるように努力してみます。」と、うれしい言葉を頂き、調子に乗ってブログにも書いてみました。

以上、仕事中に観光案内していることに対する言い訳でした(笑)。

検査員試験

2009年04月18日 | ファース関連
昨日、一昨日と検査員試験研修が行われました。結果は全員合格!正直ホッとしています。受験された方はもちろん、検査員試験研修を担当している当社スタッフが何よりも安堵していて、ホント良かったです。

この資格は「ファースの家」を施工する工務店様に1名以上在籍頂くことが義務となっていて、新しくご加盟頂いた工務店様はもちろん、新入社員を採用された工務店様も参加してくださいます。今回は、釧路、青森、山形、栃木、広島、長崎、熊本と、様々なエリアから11名の方にお集まり頂きました。

「全員合格です。」と言った後、皆さんから自然に発生した拍手に感動してしまいました。皆さんの真剣な眼差し、誠実な姿勢を目の当たりにして、改めて背筋がピンと伸びる感じです。本当にお疲れ様でした。

今週末は今回我慢された分、おいしいお酒をゆっくり飲んでください(笑)。ありがとうございました!

こころに「あそび」を

2009年04月14日 | 考え方
自動車のハンドルには必ず「あそび」があります。ハンドルのあそびとは、ハンドルを切った力全てをタイヤに伝えるのではなくて、ある程度の程よい余裕のことを言います(説明いらないか)。

この遊びがなければ、タイヤの振動が直接伝わってきてしまうし、ほんの少しの操作ミスで車が大きく動くのでとっても危険です。ひたすらスピードを求めるF1なんかのレーシングカーは、このあそびがないので、運転にものすごいエネルギーと技術が必要です。逆に、あそびが多すぎるとハンドルはまっすぐでも、タイヤの方向が不安定になります。

会社運営や仕事を車に例えるなら、このほど良いあそびをいかに確保するかが大切なように思います。いざという時にはまったくあそびのない運転も必要ですが、緊張が続いて長持ちしないので、程よいあそびは確保しなくてはいけません。あそびが多いと不安定になりすぎるのでもちろんダメ、ですね。

会社にも心にも程よいあそび、意識していきます。

鯉のぼり

2009年04月13日 | 地元ネタ
先週の土曜日、お客様を空港へ送迎中に五稜郭タワーを経由していったのですが、すでに鯉のぼりが上がっていました。

日本という国は、節目節目でこのようなイベントがあって、季節感を視覚でも実感できます。あまりにも立派な鯉のぼりを見ると、昔ながらの伝統を重んじる日本人で良かったな~っと感じました。感謝感謝です。

アラフォー?

2009年04月11日 | その他
ブログをUPする時の画面右上にアクセス数が表示されています。そこにアクセス分析というボタンがあって、そこを押すと1週間のアクセス数が表示されます。僕はギリギリの知識でブログをしているので、その機能はあまり理解していませんが、アクセス数の変動はすごく分かりやすいんです。

アクセス数は、しっかり更新しているとドンドン増えて行きますが、更新が途切れたり、内容が薄かったりすると顕著に減るんですよね(汗)。ブログはできる範囲でのみの更新ですが、このように結果が見えるとモチベーションは上がります。いろいろと対策を練ることもできるから、良い訓練にもなります。先週は1000アクセスを突破していたので、「がんばらなくちゃ!」という気分になっています(笑)。でも僕のブログは自分で見ても写真は1枚だし、テーマがバラバラで読みにくい・・・。それでも最近は楽しみながらできているので良しとします。

昨日は会社メンバーで飲み食い放題のお店へ、久しぶりの暴飲暴食でしたが楽しかった!アラフォー世代としては体調管理も大切ですが、仲間との酒席は心の休養になります(ところでアラフォーていくつからいくつなの?)。

写真は飼い猫チョコ。真夜中の帰宅でも必ずお迎えがあります。いつも癒しをありがとw。

アイデアを生かしましょう

2009年04月09日 | 考え方
アイデアの生かし方について気づいたことなのですが、開発や企画などのアイデアが浮かんだ時、まずはそのアイデアの良い点と悪い点の両方を探る必要があります。

良いアイデアだと思いこんで突き進むと、思わぬところに落とし穴があったり、実は一般的なアイデアだったりする事が多くあるんです。自分のアイデアに対しては、誰よりも自分が一番厳しくなければいけないんですね。

「自分に厳しく」なんて言うと、すごくかっこよく聞こえますが、これは結局自分のためなんです。自分のアイデアはとっても可愛いから、他者に「そのアイデアにはこのような問題がある。」と指摘されると、その指摘が的確であったとしても、腹が立ったり意地になったりして、仮に立場が上であれば、強引にアイデアを通してしまうことになります。強引に通したアイデアには協力者が少ないので、うまく行く可能性は極端に減ります。最終的に会社や取引先に少なからず損害を与えるので、自分自身の価値を落としてしまうでしょう。(もちろん一発大逆転のアイデアも稀にあります)

はじめから課題や問題点を想定していれば、他者から指摘を受けても「もちろんそれは課題としてある。ただ、このようにすると解決できると思うんだが・・・君はどう思う?」なーんて余裕のある発言が可能になります。上司がそういう人だったら良いと思いません?

自分のアイデアの問題点を深く把握しているほど、結局自分のアイデアも守られて、自分の価値も上がる訳だから、「自分に厳しく」はやっぱり自分のためになります。

どんな良いアイデアでも、どこかに必ず課題はあります。課題は早い段階で見つけられるほど、そのアイデアに磨きがかかり、最終的な成果は増大します。

「やってみなくてはわからない」と言える段階までには、考えたり、意見を聞いたり、調べたりすることが沢山あるんですね。日々成長です。がんばります!

写真は本社の屋根上から見た景色です。晴天続きで山間の雪もだいぶ薄れてきました。北斗市もいよいよ春ですよ。

光り取り

2009年04月08日 | 建築について
この写真何かわかります?事務所の喫煙室につけた光取りなのですが、なかなかの優れものです。

普通屋根から光りを取り入れる場合は、天窓という窓を付けるのですが、施工時に天井と天井裏にそれなりのスペースが必要です。この商品は、ダクトのようなもので屋根面と天井をつなぐだけで、光が随分と入ってくるんです。

昼間から暗いホールや階段などの光り取りとしてリフォームなんかでも活用できそうですね。

ファース本部ではリフォームに関してもいろいろと情報収集をしていて、メーカーさんも協力してくれます。感謝ですね。成長を止めないよう日々勉強です。

入学式

2009年04月07日 | 地元ネタ
昨日はお休みを頂いて上の娘の入学式に出席してきました。会社の皆さんには感謝、感謝です。

私の住むエリアは新興住宅街で、ここ10数年で極端に人が増え、その分子供の数も増えました。休日には家の周りを走りまわる子供がたくさんいて(たまに一緒にはしゃいでいますが・・汗)、少子化とは無縁な感じがします。

娘が通うことになった小学校も、私が子供の頃は人数も少なくて、馬を飼育していたこともあったから「田舎の学校」というイメージだったのですが、今では私の通った学校より大きくなって、極端にイメージが変わりました。

今日、近所の先輩小学生に連れられ、元気いっぱいに登校して行きました。子供の成長に負けないように、まだまだ成長しなくてはいけないと強く思う一日になりました。

北斗市の桜はまだ先ですが、入学式には桜がよく似合いますね。

住宅建築の難しさ

2009年04月04日 | 建築について
最近中小企業が良い!といったことばかり書いていましたが、大手メーカーさんでは駄目だと言っている訳ではありません。大手メーカーが存在する業界では、シェアのほとんどはメーカーが独占しています。

車ではトヨタ、日産、ホンダ、三菱、マツダ、いすゞ、ダイハツ、スズキ・・・。家電ではパナソニック、三菱、サンヨー、日立、東芝、ソニー・・・。メーカーさん同士の戦いであり、中小企業に入り込む余地はありません。これは、研究開発やライン生産、コストなんかを考えると、大手メーカーじゃなければ良いものが作れないからでしょう(もちろんこれらのメーカーさんを支えているのは下請けの中小企業なのですが・・)。

では住宅はどうでしょうか?セキスイ、ダイワ、住林、ミサワ、パナホーム、トヨタホーム、三井ホーム・・・。まだありますが、これだけのメーカーがあるのに、シェアの50%程度しか確保できていません。どうしてでしょうか?

作っている製品を考えると見えてくるのですが、車にしても、家電にしても、結局全てのメーカーは同じようなものを作っています。同じようなものに対し、細かい優位性を求めて、しのぎを削っているのです。車のエンジンで、唯一マツダがロータリーを作り続けていますが、ご存知の通りあまり売れてはいません(個人的には好きですが)。時代に合った良いものを真剣に突き詰めて考えて行くと、大体同じ形が見えてくるから、結局同じようなものになってしまうのでしょう。

住宅メーカーでは、セキスイやダイワはプレハブですが、住林は在来、ミサワや三井はツーバイです。構造部材からまったく方向性が違いますよね。家に関して言えば、良いものを突き詰めて真剣に考えていないから、良いものの方向性が定まっていないと考えています(住宅は様々な業種が交錯しているので他の分野と比べ難しいことは確かですが・・)。それぞれが「自分たちのものが一番良い!」と信じています。

現在、国として「良い住宅の定義」を定めようと様々なアプローチを行っていますが、これだけグシャグシャな状態を整理して行くにはまだまだ時間がかかりそうですね。住宅の方向性が間違った方向に向かわないよう、私たちも努力を続けて行きます。

写真は昨年撮った五稜郭タワーと桜です。なかなか良い写真でしょう。今年も花見が楽しみです。

中小企業だから良いのです

2009年04月03日 | 考え方
先日地元で行われた中小企業家同友会の集まりの中で「人口減少時代・量から質へ」というテーマでお話をさせてもらいました。

同友会には様々な業態の方が集まっているので、人口減少の状況と今後考えられる情勢、住宅業界での事例などを話して、そのお話を参考に皆様の業界ではどのような対策を立てているのかご意見を頂きました。いろいろと参考のなるお話を聞けたのですが、中古車販売の会社を営む方のお話が面白かったのでご紹介します。

「近年の新車販売数減少のおかげで随分と忙しくなったよ。新車が買えないから今の車を長く乗る、長く乗るためにはオイル交換とかタイヤの取替えとかメテナンスが必要だからうちの仕事は増える。いくらメンテナンスをしても長く乗るから故障も増えて、修理工場が特に忙しいね。乗り換えるにしても中古車が売れるから在庫の確保が大変。車検や保険の更新も増えているから不況はありがたいよ。」とのことでした(汗)。なんか高笑いが聞こえてきそうなエピソードですが、もちろんこの方の努力があったからこそ、そのような状態にあるのだと思います。

このことは工務店にも当てはまりそうですね。新築が減ってもリフォームや改修は増えています。中小企業だからこそしぶとく勝ち残れる道はまだまだありそうですよ。

写真は熊本で取った桜ですが、今はすでに散っていますね。桜のようにはかなく散ることなく、しぶとく着実に歩んで行きましょう。

大門横丁

2009年04月02日 | 地元ネタ
少し前ですが、久々に函館駅から徒歩10分位の所にある「大門横丁」に行ってきました。「大門横丁」には様々な種類の屋台が26店並んでいて、地元の人はもちろん出張族の方々にも利用されているようです。

函館駅前のエリアを大門地区と言い、僕が子供の頃は随分と賑わいがあったのですが、数年前までどんどんと衰退が続いていました。しかし、2、3年ほど前から「大門横丁」のオープンも含め再開発が進み、少しずつですが昔の活気を取り戻しつつあるようです。

写真は夜の函館駅前ですが随分と綺麗になりました。観光や出張にこられた方には「大門横丁」是非利用して欲しいですね。

良いものは良いのです

2009年04月01日 | 考え方
いろいろな会社の方々と打合せをする機会が多いのですが、最近随分とイメージが変わってきました。何が変わったかというと、一昔前までは「私たちは良い家を作りたい。そのために必要な様々な努力を惜しまない。」というスタンスで打合せを進めるのですが、先方は「ところでその発想で家は売れるのですか?」と、良い家にこだわることより、売れる家にこだわることを進められてきました。中には、「福地さん、青臭いことを言ってないでとにかく売る方法を第一に考えるべきだよ。」という人も多くいました。

もちろん会社を存続させるには売れることは前提ですが、売ったものが悪ければ、それこそ将来的に会社経営を圧迫してしまいます。特に地場密着の工務店であればなおさらです。売り上げや利益は絶対的に必要です。しかし、それを得るために軸としているものが、お客様からかけ離れると問題が出てきます。

少し前までの考え方のイメージは「良いものは良い」という発想より「売れやすいものを良い」とする傾向が強かったように思います。それが最近になり、偽装や不正が表に出始めたことがきっかけで、全体的に「良いものを誠実に提供していこう。」という風潮に変わりました。当たり前のことですが、やっと正常な社会になってきたように思います。

現在の不況は、売りやすい商品が安易に大量に出回ったことが原因です。性能も環境も悪い車、支払いが困難になることをわかりきったローン商品、安いだけの家・・他にもたくさんありますが、今回の不況が「良いものを良い」とする風潮を作ってくれたんだと思うんです。

正義は勝つ!といえば大げさですが、動機が不純な商品やシステムはいずれ崩壊することがしっかり認識されたと思います。これからが本当の意味で勝負です。これまでも、これからも、一切ぶれない「お客さんに喜んでもらいたい!」という思いをもって、同じ志を持つ皆さんと共に努力していきます。

写真はある実験を行っているボックスです。うまくいけばまた多くの人たちに喜んでもらえそう・・・。