家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

研究中です

2008年05月30日 | その他
昨日、今日と新しい断熱材の実験を行っています。とは言え私は実験に立ち会うだけで実務は、日清紡の江原さん、旭ケミテックの小出さん、当社の村上次長と近江課長がなにやら難しい話をしています(写真)。

断熱材と言っても膨大な種類があり、1つの種類の断熱材でもその成分を処方することで、無限とも言える機能や特徴を出すことが出来ます。その中で、国の定めた規定をクリアーすることは必須ですが、断熱性が高く、燃えにくい、木材から剥離がなく、地球に優しく、人にも優しい、割れが起きない、価格も妥当で・・と様々なバランスを考えた断熱材を処方して行くのです。何か1つか2つをクリアーするのはそれほど難しくないのですが、全てのバランスを出来うる限り取るために試行錯誤を繰り返します。出来上がった断熱材の見た目はほとんど同じに見えますが、その機能は千差万別なのです。「自分が住むならこんな家が良い!」と自信を持って人にも奨められる嘘のない家を常に考え続けます。江原さんや小出さんはこの実験のためだけに関東から駆けつけてくれました。本当に感謝です!(お礼に夕食は函館の幸でおもてなし・・私が一番役得!?)

縁の下の力持ち

2008年05月29日 | その他
昨日、ファースの家を支えてくださっているメーカー様や電力会社が集う、FMA(ファースメーカー協力会)の総会が行われました。総会後の懇親会は「明治記念館」で行われ、恒例となっている一言コメントで、日本でも有数の企業の皆様から熱い激励の言葉を頂き、益々やる気が倍増です。

家を一軒完成させるまでには多くの人たちがいろんな形で係わっています。その中でも、特別な技術や情報を提供頂いている縁の下の力持ち的メーカーさんの存在は頼もしい限りです。日本各地のファース加盟工務店様の家作りに少しでもお役立ちできるよう、多くの人たちのお力を借りながら日々努力を続けて行きます!

写真は明治記念館のお庭ですが、歴史と品格を感じるすばらしい場所でした。かろうじて写っている人物は全国の吹き付け工事を統括頂いている旭ケミテックの笠島常務です。ファースをはじめた頃は真っ黒だった髪の毛がだいぶ白くなりましたね・・なんか歴史を感じます(ご苦労をおかけしています・・涙)。「食事はすごく美味しいけど、焼き鳥屋の方が落ち着くね・・」なんて言われていましたが・・同感です(笑)。

地域研修会

2008年05月28日 | その他
昨日は東京で最終の地域勉強会を行いました。乱気流のように荒れる建築業界の明日を読み、揺るがない基盤を作っていただくための研修会だったので、参加した皆様も真剣に聞いていますね~(写真)。皆様遠くから大変お疲れ様でした!講師を務めていただいた日本モーゲージサービスの仲田部長(ハウスジーメンの社長でもあります。)は、自身の体験も含めてわかりやすくお話になるので、私自身内容はもちろん、お話しの仕方も勉強させて頂きました。今回の勉強会は東北、北海道2ヵ所、大阪、岡山、九州、東京と全国行脚でしたが、全てにきっちり対応頂き、本当にありがとうございました。

情報収集も私たちの大切なお仕事です。面白い情報がありましたら今後もドシドシお寄せください。よろしくお願い致します。

山は怖いです

2008年05月26日 | その他
昨日2年ぶりに竹の子取りに出かけてきました。いつも出かける場所は仲間内しか知らない八雲の山奥なので、北斗市からは片道2時間ほどかかります。そこでAM2時起床でAM3時に出発です。今年は雪解けが早かったのでもう遅いかも・・と言う声もありましたがそこそこ大量でした。

竹の子取りは山奥に入るので、遭難や熊の被害が毎年出ています。竹が密集した場所がほとんどなので、夢中になっているとすぐに前後左右がわからなくなります。私たちは車のラジオを大音量でかけて場所を確認していますが、何かしら工夫がないとすぐに遭難してしまいます(私も一度プチ遭難を経験しているので怖さが良くわかります)。山奥なのでまだまだ寒いのですが、竹を掻き分けて歩くのはすごく体力を使うので汗をかき、遭難して動けなくなると、寒さが襲ってきて凍死・・ということが多いのです。熊も、目の前に突然竹を掻き分けて人が来るので当然驚き、思わず襲ってしまうようです。山はいろんな意味で怖いので皆さんも気をつけましょう!!(山に行く人は少数派だと思いますが・・)

竹の子は取りに行くのも大変ですが取った後の処理も大変です。汚れを落とした後、皮をを削いで茹で、茹でた後1本1本折れないように皮を剥くのがまた大変です。いつも助っ人を呼んで処理をするので、竹の子を取って来ても「処理が面倒・・」と愚痴を言われ、行かなければ「今年は竹の子ないの?」と言われるので、あまり良いことの少ないイベントです・・笑。

昨日はたまたま親戚の誕生会があったので大量にあった竹の子が思いの他売れてしまい、地方発送の分がなくなってしまいました。各地でお約束していた皆様は申し訳ありません(期待していませんか・・汗)。

写真は帰りの車でかなり下ってから取った写真ですが、霧がかかっていていかにも遭難しそうなムードがありますね・・。

健康診断のススメ

2008年05月23日 | その他
のびのびになっていた年に一度の健康診断に行ってきました。身長体重の測定から始まり、目の検査、血液の採取、レントゲンで肺、バリウムをのんでの内臓の検査、心電図に聴力検査、メタボ検査があって最後に先生の診察で終了です。詳しい結果は2週間先ですが、今日の検診内容ではとりあえず問題ないみたいですね。(写真は早朝の五稜郭病院です。)

昨日出張から戻り、今日に備えてたっぷり寝たので身長がいつもより1.5センチも高い!嘘かと思うかも知れませんが、寝ていると起きている間に圧縮されていた関節が緩んで身長が伸びるんですよ。一時的なので、夜と比べて朝には1センチ以上身長が変わることがあります(実験済み)。是非皆さんも比べてみてくださいね(・・本当ですって。汗)。

昨年の健康診断の結果は問題なかったのですが、ここ数年お酒を飲む機会が多いのでそろそろ肝臓あたりの数値がやばいかも知れませんね(昨日も二日酔いだったし・・。)。健康第一なのでお酒は控えめで参ります。(あ、今夜は高校時代のOB会があるので控えめは明日からで・・笑。)

生きている木材

2008年05月22日 | その他
木材は生きているので、伐採直後は多くの水分を抱えています。木材は乾燥するとドンドン変形していくので、家の材料として使用するには予めしっかりと乾燥させる必要があるのです。

写真は富山県でファースに取り組んでいただいている北岡工務店さんの木材を乾燥させる機械です。北岡さん(社長の息子さん)に機械の中へ入れさせてもらいましたが、強烈なスチームサウナに入ったようで、すぐに体がベタベタになってしまいました。木材に含まれた水分の多さを実感でき「木は生きている」と改めて思います。

生きた木は、上手に使うと非常に長生きします。私を含め、家を造る立場の人は、木をしっかりと長生きさせる知識を持つことが重要ですね。

これから三日滞在した富山から北海道へ異動します。北海道はまだ寒いかな・・。

不思議住宅?

2008年05月19日 | その他
石川県の町を走っている時の信号待ちで取った写真ですが、よーく見てください。家の壁からクジラの尻尾が飛び出ています・・・なんで!?と思い思わず写真を取りました。きっと何か思いがあってこのような建物を作られたと思うのですが、遊び心とおおらかさを感じて笑ってしまいました。

家を作るとき、お施主様が何か人に自慢できる部分をいくつかちりばめると、よりその家に愛着が湧いて喜んでいただける場合があります。クジラは極端ですが、生活をより楽しくする工夫を盛り込むのは良いことですね。これからも面白住宅は見つけたらご紹介させて頂きますよ。

改革しましょう

2008年05月16日 | その他
世界に類を見ない人口の急激な減少が始まった日本は、今後様々な分野で改革が必要になります。住宅業界は着工棟数の減少、Co2削減、200年住宅構想、耐震偽装から波及した保証問題などを受けて必要な改革が目白押しです。全てに対応するのはとっても大変ではありますが、しっかり対応できれば大きなチャンスにもなる過渡期となります。

暗いニュースばかりが流れていますが、変化するときには必ずチャンスがあると言います。これだけ変化の多い時代ですから世の中チャンスだらけ・・言い過ぎかも知れませんがそれくらいの気持ちが必要なのかも知れませんね。

写真は札幌事務所の窓からの景色ですが、大通り公園が目の前なのでよさこい祭りや雪祭りも眺めることが出来ますよ、是非お立ち寄りください。札幌は日中は爽やかですが夜は肌寒い、風邪を引いたら大変なのでススキノに向うことなく帰りましょ・・笑。

世界遺産白川郷

2008年05月14日 | その他
今日(日付が変わってるので昨日ですね)朝一番で石川県での仕事を済ませ、時間があったので念願だった世界遺産の白川郷に立ち寄ることが出来ました。神々しくて、重々しいイメージを持っていたのですが、すっかり観光地化していて、若干調子抜けしましたが、ファースの原点「茅葺屋根」を見ることが出来て感動です。写真でもわかるように自転車が止まっていて、今だに普通に人が住んでいることにまた感動です・・笑。日本家屋の美しさはやはりすばらしいと、昼から高岡で行った販売店様向けの社員研修では力が入って声が枯れ気味です・・汗。白川郷の家達は、独特なオーラを持っていてその造りは神秘的ですらあります。手間のかかる家ではありますが、ものすごく大切に住んでる住人の方を尊敬します。

刺激満載の一日となりました。今は東京ですが、明日秋田でまた今日の感動を伝えて行きます。

一言コメント

2008年05月13日 | その他
今日は富山に来ています。日付も変わったので一言コメントですが、厳しい業界とは言え前向きな人はたくさんいます。いつもありがたい出会いに感謝です。明日も張り切って行きますよ!!

写真は函館のトラピスチヌ修道院で話題に絡みはありませんが、穏やかな写真なのでご紹介させて頂きました・・笑

ビルも高性能で

2008年05月10日 | その他
東京品川にあるこのビル(品川シティービル)の8階は、日本で唯一ビルでありながらファース空間で作られています。住宅よりも大きいビルは当然たくさんのエネルギーを必要とします。そのビルのエネルギー消費を極端に抑えることが出来れば、当然大きくCo2削減に貢献できるのです。理想はビル全体を外断熱で包み、高効率の冷暖房機(ヒートポンプなど)で深夜電力を活用して全館同時空調を行い、コンクリートに熱を蓄えるのが良いのでしょうが、色々と制約が出てきます。ビルはそのフロアーによって使い勝手が違うので、全館を同じ温熱環境に保つのは難しい場合が多いことと、ビルそのものの空調を一括管理する必要も出てきます。断熱材と外壁の収まり(ヒートブリッジ)も考慮する必要があるので、この問題をクリアーするには個別フロアーでの高気密高断熱化とその利用方法にあった空調を行う、と言うことになります。より費用対効果の高い方法を考えるとまだまだ様々な角度からアプローチが必要ですが、必要な技術なので形になるように進めて行きたいところです・・建築関係の皆さん以外には意味不明な内容となってしまいましたね。

出張から戻り今日の函館はとっても爽やかですが、網走の山間部では雪が降っているとのこと・・ホント日本列島は長いです。

立ち位置を変えましょう

2008年05月09日 | その他
住宅建築の会社を運営するに当たって、客観的に自分自身が「家作りを安心して依頼したいと思える会社とは・・」この・・をイメージできることがとても重要です。長いこと家作りに係わっていると、家を作ることが当たり前になってしまいます。もちろん家作りを行うほとんどの人は「良い家を作りたい」と常々考える(そう願っています)訳ですが、自分の考える良い家と、お客様が考える良い家の差が、少しずつ開いてくるのです。長い年月が、思考を作り手側に偏らせてしまうのでしょう。

良い家の条件とは「長持ちすること」「快適で尚且つ省エネであること」「デザインや使い勝手が普遍的であること」だと考えていますが、これは良い家の条件であって、良い家を作る=家を建てて欲しい会社、とはならないのが現状です。「家を建てて欲しい会社」となるためには、幅広い努力が必要です。事務所が雑然としていて、足の踏み場もない状態では家を任せたいとは思いませんし、自分やスタッフがだらしない服装で無愛想ではもちろんダメ。建てたOB施主の評判や、町の集まりでの評判も重要です。これからの住宅業界は良い家を建てるのは当たり前(当たり前に良い家が少ないのも現状ですが・・)で、それ以外の部分でどこまでお客様に喜んでいただけるかをしっかりと考えていくことが重要です。

手始めに、会社のスタッフ、奥様、親戚、友達に「家を建てるならどこで建ててもらいたい?」と聞いてみることでしょう。意外に奥様あたりが「私が建てるなら積水さんがいいわ~」なんで言うかも知れませんよ・・(笑えませんが決して怒鳴らないでください・・汗)。そんな場合でも「どうしてそう思うの?」と穏やかに聞けるかどうかが鍵です。とにかく自分の会社では建てないと答えた人の意見を、1つ1つクリアーしていくことが安定受注の近道です。地道ですが確実に歩んで行きましょう!

写真は以前に昼間の新宿歌舞伎町で撮ったものですが、夜の怪しい煌びやかさはまったくありません。時間を変えるだけでも街の見え方がずいぶんと変わるものです。

休み疲れ?

2008年05月07日 | その他
皆さんの連休はどうでしたか?北斗市は天候も良くてとっても過ごしやすいゴールデンウィークになりました。個人的には江差へ法事に行ったり、義理の妹が出産(無事男の子を出産!祝)したりでバタバタと過ごしていましたが、1日だけ親戚と花見に出かけることが出来ました。多少風が強く、桜吹雪が舞い散る中(なかなか風流です)で冷えたビールを飲んでいたせいか、すっかりと体調を崩してしまい、バタバタしている以外はボーっとしていて、アッという間のおやすみとなってしまいました。

写真は昨日空いた時間に出かけた自宅から自転車で数分のところにある砂浜です(遠くに見える山は函館山です。夜もなかなかの眺めですよ。)。娘は砂遊びに夢中ですが、天気が良いとは言え津軽海峡はまだちょっと寒いです・・。北海道の建築業界はこれからが最盛期です。張り切って行きますよー!!

桜の回廊

2008年05月01日 | その他
北斗市の桜の名所、清川陣屋の桜の回廊です。(写真は他のHPから拝借しましたが、今週末にはきっとこんな感じです。きれい!の一言ですよ。)昨日に引き続き桜ネタですが・・清川陣屋は別名、戸切地陣屋(へきりちじんや)と言い、函館港の開港に伴って、松前藩が蝦夷地防衛の強化をするために、安政2年(1855)に構築した陣屋の跡地だそうです(数年前にきれいに修繕されて一部再現されていますので観光にもどうぞ)。道道からこの陣屋に通じる道路両脇に約800mに渡ってソメイヨシノが植えられ、それが見事な回廊にそだったんですね。

清川陣屋は福地建装の本社から車で5分程度の場所なので、子供の頃から良く遊びに行ったのですが、私たちが子供の頃には「霊スポット」として有名でした。陣屋跡地から更に奥へ抜ける鬱蒼とした林道を進んで行きますと、急に開けた場所に出ます。そこには十字架の立てられたお墓がたくさんあって、地元では「隠れキリシタンのお墓」と言われていて、夕暮れに行くととにかく怖かったイメージがあります。実際は誰のお墓なのかわからないので、興味本位で行くと罰が当たりますね(私がお墓にいて、お墓の前で騒ぎ立てる人がいたら間違いなく罰を与えます。。笑)。

とにかくこの時期の清川陣屋は最高に綺麗なので是非足を運んでみてください。国道から入って清川陣屋の入り口までの道道の途中、ホクレンスタンドの右隣に当社がありますので通ったら探してみてくださいね。