雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 156 矢口高雄さん著『釣りキチ三平 鮎の夏…』

2011年07月10日 18時13分33秒 | 本と映像の森
本と映像の森 156 矢口高雄さん著『釣りキチ三平 平成版 鮎の夏がやってきた』<KPC>、講談社、2011年6月1日、444ページ、定価552円+消費税

 今日、コンビニへ則子さんとコピーをしに行って、コミック(単行本)のコーナーを見ていたら、三平さんがいたので、つい買ってしまいました。

 三平さんとユリッペさんと魚紳さんと…。

 三平さんが言います「うへ~甘いースイカの香りだ…川全体が 鮎の香りでいっぱいだあ」

 今回は鮎釣りのコツをユリッペさんに伝授するという始まりです。

 三平さんは言います「鮎は「石を釣れ」って格言があるんだ」

 なかなか整体学の勉強にもなる、ためになるコミックです。

 なんといっても、三平さんの指導で、ユリッペさんが鮎釣りコンクールで奮闘するのがこの巻の白眉でしょうね。

 魚紳さんがつぶやいてました。
 「ひょっとして天才釣り少女出現ってことも…」

  ☆☆☆☆

 後半は「赤沢堤の主」編で、三平さんと「弟子」の正治(まさはる)さんが、追う、謎の魚です。

 魚を釣るには、その魚の生態を熟知しないといけません。
 
 久しぶりに、三平さんやユリッペさんや魚紳さんと「会って」、三平さんを最初から最後まで呼んでみたくなりました。

 最終ページの広告に、講談社漫画文庫「セレクション 釣りキチ三平 全39巻」と出ていました。
 
 市立図書館ではマンガの貸し出しはしていないんでしょうか。

 <追記>

 それにしても魚紳さんと愛子さんは、どうなったんでしょうか。それも全巻を読まないとわからないか。

 そうだ、マンガ喫茶で読むという手もありますね。
 何日か、ボクが空白時間があると、則子さんに疑われたりして…。


 

雨宮日記 7月9日(土) 暑い夏、則子さんは風邪で寝てますが

2011年07月09日 22時24分08秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 7月9日(土) 暑い夏、則子さんは風邪で寝てますが

 やっと今日は夜、ジブンの部屋で(ジブリじゃないです)、ジブンのノートパソコンに向かって、ブログを打っています。

 (書いていますではないです。ピアノを弾くような気分で、両手で、できるだけ多くの指を使ってパソコンにタッチしていきます。ピアノを弾くのと、パソコンを弾くのは同じなどと言うと、N先生からストップがかかりそうですが…実感なのです…もちろンアマチュアですが…)

 今日の夜、半月よりすこし膨らんだお月様でした。ウサギさんの耳や上半身がよく見えました。

 丈夫で健康な則子さんにしては珍しいですが、昨日は仕事を休み、今日もずっと寝ていて、いまこの時間(夜10時)も、自分の部屋で咳き込んでいるのが聞こえます。

 ここ数日は「悪寒がしていた」と言っていますが、今日はすこしは楽になったようです。でも、まだ微熱(昨日、七草クリニックに行って、平熱より0.5度高め)が続いています。

 それでも、おじいちゃんの食事作りは(ぼくでは煮物が下手なので)、やっぱりしています。

 ぼくも何もしていないわけじゃなくて、則子さんの指示で、ちらしをつくって原案を見せに行って、月曜日の配付資料を印刷して、月曜日の印刷済み資料を7枚づつホッチキスでとめました。

 夕方のテレビでやっていた原発労働者の被曝特集がすごかったです。「現場の声を聴いてください」ということを強調していました。そうだと思います。

 あ、また、則子さん、「現場で声」を出している。

 どうしよう。あんまり役に立ちません。ごめんなさい。

 そうだ、何か、冷たい物を食べさせてあげたいな。

 


震災・くらし情報 浜松市南部はもともと自然放射線量が高い

2011年07月09日 22時00分19秒 | 地震・原発・津波・防災情報

震災・くらし情報 浜松市南部はもともと自然放射線量が高い  

 浜松市で静岡県が7月6日に測った実測データ、毎時0.039マイクロシーベルト(39ナノシーベルト)は、3.11以前と比べて高いのでしょうか?  

 それを調べ始めたら、日本地質学会のHPに、「日本の自然放射線量」というのがありました。

 これは、岩石のとくに花崗岩に多い、ウラン・トリウム・カリウムの量から計算した計算図です。

 これによると、中部山岳地帯や浜松南部付近は、0.127マイクログレイ毎時以上です。

 伊豆半島のあたりは、0.00581~0.0178マイクログレイ毎時です。

 http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

 静岡県のHPには「測定結果は、宇宙線(宇宙からの放射線)の影響を除いた値です。」とありますので、地上の岩石からの影響は入っているようですが。

 つまり、各自で放射線量測定器で測ったデータは、自然放射線が入っているので、その漠クラウンドデータを処理しないと、福島原発事故の影響はわかりません。

 自然放射能で言うと、静岡県は、平均で毎時0.99マイクロくらいなようです。

 同時に、自然放射能データが入り込んでいるから、安全だと言うことにはまったくなりません。

 というのは、自然放射能だろうと、原発事故の放射能だろうと、その人体への影響はまったく同じです。

 「水に変わりがあるじゃなし。溶けて流れりゃ皆同じ」でいえば

 「放射能に変わりがあるじゃなし。付着しちゃえば皆同じ」です。

 まだわからないこともj多いので、引き続き調べます。

 

 


震災・くらし情報 7月7日 県が12カ所で放射能測定

2011年07月08日 06時43分07秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 7月7日 県が12カ所で放射能測定

 静岡県は、県内12カ所で放射線量を臨時に測定しました。
 以下は、県HPから引用です。

 「県内12箇所の地上から1mの高さでの環境放射線の測定結果(平成23年7月6日17時現在)

 文部科学省からの要請を受け、7月4日~7月6日の3日間に、県内12か所の県有施設において、可搬式のサーベイメータを使用して、地上から1mの高さでの環境放射線を測定しました。
 測定結果は以下のとおりです。
 平成19年度から平成21年度までの文部科学省による全国の環境放射能水準調査の結果及び静岡市の過去の変動幅の範囲内の値であり、健康への影響を心配する必要がないレベルです。

(単位:μSv/h(マイクロシーベルト毎時))

 熱海市水口町       0.074 (7月4日 13時測定)、
 伊東市湯川        0.065 (7月4日 14時測定)、
 沼津市高島本町      0.060 (7月5日 11時30分測定)
 御殿場市竈        0.040 (7月4日 10時50分測定)、
 富士市本市場       0.058 (7月5日 12時50分測定)、
 伊豆市湯ヶ島       0.057 (7月5日 12時50分測定)
 下田市中         0.071 (7月5日 9時00分測定)、
 松崎町江奈        0.055 (7月5日 10時00分測定)、
 静岡市清水区谷津町1丁目 0.046 (7月5日 13時40分測定)
 藤枝市瀬戸新屋      0.074 (7月6日 13時10分測定)、
 磐田市見付        0.039 (7月6日 11時20分測定)、
 浜松市中区中央1丁目   0.039 (7月6日 10時40分測定)」

 



雨宮日記 7月7日(木)朝 今日は新暦「七夕」で日中戦争開戦日

2011年07月07日 06時58分44秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月7日(木)朝 今日は新暦「七夕」で日中戦争開戦日

 今日の夜は「七夕」ですが、それは新暦の暦での話で、やっぱり今日も雨で、星は見れないでしょう。

 本来の七夕は、旧暦で今年は8月6日ですから、そのころなら、織女(琴座のベガ)も牽牛(鷲座のアルタイル)も星空で見えるでしょう。

 そういえば、里山で「第2回里山カフェ」が8月6日(土)の午後3時から5時まで、ですから、その後、オプションで夜、「星を見る会」をやってもいいですね。
 (え?星と酒を楽しむ会ですか?いいですねえ)

 そして今日は、1937年7月7日の、中国北京付近で日本軍と中国軍が交戦して全面戦争となった日です。

 平和でこそ、ゆっくりと星空を楽しめます。
 平和でこそ、家族で花火を楽しめます。

 もっとも原発放射能があるかぎり、平和とは言えないかもしれません。

 もうじき7月11日で、4ヶ月目。
 だんだんといろんなことがわかってきて、
 希望も絶望も深まってきました。

 希望も絶望も,同じように大事にして
 捨てることなく、魂の中で育てていきたいと思います。
 
 希望のない絶望は、単なる悲観論で
 絶望のない希望は、単なる楽観論で
 ひとつの世界のおもてとうら、
 あるいはひとつの織物の横糸と縦糸、
 両方とも必要ではないかと…


「二階から見る 母の傘 ぽっと赤 いわさきちひろの 絵になっている」
   (俵万智さん『サラダ記念日』河出文庫、1989年、p141)



 

雨宮日記 7月5日(火) 「絆」について話しました

2011年07月07日 06時36分13秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月5日(火) 「絆」について話しました

 則子さんと「絆」について話しました。
 
 すぐに一致したのは、以下のようなことです。

 「絆」は大事だけど、それが絶対のものではない。
 「絆」を結んでいる2人の人が、1本の「絆」を両側から
  手放せることができなければ、それは「絆」ではなくて「鎖」であること。
 
 あるいは一人の側からだけ手放せるならそれは飼い主とペットの関係になる。
 世の中には、自立した人間同士の「連帯」と、癒着した「擬似仲間」を混同しているか、見分けられない人がいる。

 癒着した関係の方が、ある意味では楽です。
 自分で考えて自分で決定しなくていいんですから。

 「雨宮君、そう堅いこと言うなよ。仲間だろ」
 「いえ、あなたは、仲間じゃないですから」
 (うわ、身も蓋もないですね。本当にこう言いたい人が何人もいたりして)

 昔ながらの、地縁・血縁の人間関係をなんでもかんでも
 「絆」という名前で、無批判に評価するのは、やめてもらいたいです。

 
 


雨宮日記 7月4日(月)の2 肩書きの好きな人、肩書き捨てる則子さん

2011年07月05日 07時25分51秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月4日(月)の2 肩書きの好きな人、肩書き捨てる則子さん

 世の中には、肩書きが固着していて離れない人と、
 則子さんのように、平気でそれまでの肩書きを捨てて、
 「素の人間」「平の人」に戻れる人と2種類あるようです。

 ぼくは「則子七変化」と言ってますが(あ、この表現、前に書きましたね)。

 則子さんは「保育の世界40年」とか言ってもウソではないのですが
 そういう「光輝ある肩書き」は使いたがりません。

 そういう則子さんだから、ぼく大好きなんですよね。

 則子さんの肩書きに恋した訳じゃないので、
 素の、たんなる則子さんが好きです。

 
 
 
 

雨宮日記 7月4日(月) 則子さんの自転車が逃亡しました

2011年07月05日 06時53分03秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月4日(月) 則子さんの自転車が逃亡しました

 則子さんは、毎日バイクで飛び回っているので、自転車はほとんど乗りません。

 その則子さんの自転車が見当たらなくなりました。
 たぶん、もっと乗ってくれる人を求めて、旅に出たのでしょう。

 毎日のように乗っていた長女のTさんの「盗られた」自転車に続いて2台目です。

 余裕があれば則子さんの自転車を探したいのですが
 そんな時間もありません。

 盗まれたのは夜です

 Tさんの自転車を盗んだ人と、同一犯の可能性はありますね。

 
 

 

震災・くらし情報 初めて浜松市内で放射能測定(静岡県による)

2011年07月05日 06時05分40秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 初めて浜松市内で放射能測定(静岡県による)

 静岡県は、政府の指導を受けて、これまで毎日2回、放射能測定をしていた下田市・沼津市・静岡市・磐田市以外で、放射線量を調査することになりました。

 県内で浜松市など何カ所か測って、まとめて発表するそうです。
 
 県立高校でも何分の1かを抽出して測るそうなので、浜松市内が入ると思います。

 測定結果は、わかりしだいレポートします。

 磐田市でのデータは静岡県のHPですぐに見れます。

 昨日の7月4日では、磐田市で午前9時から午後5時まで毎時、測定しています。
 最低44.2ナノグレイ/時,最高45.0ナノグレイ/時でした。

 同じ日で静岡市は40台、下田市は47~48台、沼津市は41~42台です。

 このデータが地上何mなのか不明ですが、同じ日の静岡市で地上1mのデータが54ナノグレイ/時です。

 ナノ、マイクロ、ミリの単位の関係は以下のように、1000づつ変換していきます。

 1000ナノグレイ  =1マイクログレイ
 1000マイクログレイ=1ミリグレイ
 1000ミリグレイ  =1グレイ
 
 これで計算すると、以下のようになります。

 44ナノグレイ/時×24時×365日=38万5440ナノグレイ/年
  
 38万5440ナノグレイ/年=385.4マイクログレイ/年

 385.4マイクログレイ/年=0.3854ミリグレイ/年

 50年受け続けると 19.27ミリグレイ/半世紀

 ここでわからなくなったのですが、本には、自然放射能の被曝量が
 世界平均では、2.4ミリシーベルト、
 日本平均では、1.5ミリシーベルト、
 静岡県は、  0.99ミリシーベルト、となっています。

 この1ミリシーベルトの値と、この実測値0.4ミリグレイとの関係はどうなるのでしょうか。

 かなり近い数値ですよね。

 つまり磐田市で測っている放射線量は、「フクシマ」以前と比べて多いのか少ないのかがわからないと意味をなしません。

 0.4グレイ=0.4シーベルトでいいのかどうかもわかりませんが。

 今ようやく思いついたのですが、静岡県は、発表するデータには、一般市民でもわかる解説を付けていただきたいですね。

 



 



雨宮日記 7月3日(日) 里山の「第1回里山カフェ」でした

2011年07月04日 06時54分48秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月3日(日) 里山の「第1回里山カフェ」でした

 暑さも心配だし、雨も心配な「第1回里山カフェ」です。
 午前10時開店で、午後2時までと、あんまり考えもせずに決めてしまったら「それ,暑いでしょ?」と言われて、頭を抱えましたが、もう広報しちゃったのです。

 やはり、こういうときに頼りに出来るのは「里の家」。
 里の家を全開にして中でやれば、まあ涼しいだろうと決めました。

 ぼくたち(雨宮夫婦)は朝8時頃に家を車で出ようねと前日に決めましたが、やはりぼくは、いつも寝ている時間なのできつかったです。

 熱中症やら脳梗塞で倒れてしまっては元も子もないので、9時前に里山に着いてから準備は則子さんに任せて、ぼくは里の家で横になってすこし仮眠をさせてもらいました。

 ぼくは、のんびりしていたので、実際に運営したのは、K子さんと則子さんと、生きものの説明や竹とんぼ指導をしてくれたのはkさん、Oさんでした。
 
 ありがとうございました。総論はりっぱでも、各論にはあまり役に立たなくて、すみません。

 今日カフェに来てくれたのは、この間、里山に来て下さっている保育士のみなさんや、蛍を見に来てくれていた方、今日のクッキーを作ってくれた山好きのお菓子屋さん、則子さんやK子さんと知り合いのNさん、Nさんが乗せてきてくれた則子さんの保母時代の知り合いの保育士さんなど、年齢も経歴も多彩でした。

 ほんとうに久しぶりの出会いをセットしちゃう里山って、すごいなと思いました。

 里山は「絆」を結び会う場なんですね。

 若い2人の保育士さんには、初めての「竹とんぼつくり」と、初めての「竹とんぼ飛ばし」体験をしていただけました。

 カフェのメニューに、ぼくが大好きな「モノサシトンボ」の写真を入れておいたら、保育士さんが「うわあ、かわいい、こんなトンボがいるんですか」と言うので「谷の池でいま見れますよ」と言ったら「見たい!」というので,谷を案内しました。

 則子さん、ぼくが長々解説をしたから時間がかかったんじゃないですから。

 案内したお二人が、すごくめざとくて、「あ、この赤いトンボ」とか「ここに青い蛙がいますよ」と言うので、つい解説しちゃったんです。

 里山カフェの閉店後、残っていたメンバーで「ヤマモモの赤い実」をとって、ヤマモモジュースの原料を採取しました。

 写真はヤマモモとり。
 


雨宮日記 7月2日(土)の2 「シネマイーラ」か「シネマワルイラ」か

2011年07月02日 20時59分08秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月2日(土)の2 「シネマイーラ」か「シネマワルイラ」か

 浜松の小さな映画館で「シネマイーラ」は僕も行く事があります。
 いい映画を上映してくれるいい映画館です。

 ぼくは天使ではなくて天の邪鬼(ジャック)ですので、
 そういう命名を見ると「シネマ悪いラ」をつくりたくなります。

 つまり、いい映画だけではなくて、悪い映画もちゃんと上映するのです。
 いい映画か、悪い映画かは、観客のみなさんで決めてくださいということです。

 本も同じで,良い本ばかり読まされた人は
 良い本と悪い本を分ける判断基準が自分の中に育ちません。

 人生が無限にあるものなら、
 図書館にある全ての本、世界にある全ての本を読んでしまいたいですが
 たぶん、読む速度は、新しい本が生産される速度に追いつかないでしょうね。

 そういう意味では、すこしはガイドとか案内人がいてもいいかな…。
 
 でも、基本的には、その食品が食べられるか、食べられないか、
 書いてある「賞味期限」に頼らないで、
 自分の舌で決めればいいんですよね。

 誰が「いい仲間」かも、一人ひとりが自分で決めればいいんです。
 
 ところで、あなたの仲間は、いい子?悪い子?普通の子?

 大問題は「いい」という基準は何だということですね。
 
 (この項,終わり。続きません)
 
 

本と映像の森 155 清水義範さん『博士の異常な発明』集英社

2011年07月02日 20時45分24秒 | 本と映像の森
本と映像の森 155 清水義範さん『博士の異常な発明』集英社,2002年3月30日第1刷、253ページ、定価1500円+消費税

 タイトルは、もちろん、スタンリー・キューブリック監督の映画「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」からだろうと思います。

 9つの短編集ですが、いちばんのおすすめは2つです。

 1つめの「文明崩壊の日」は、ごみ問題,特にぷらごみ問題の小説です。

 東京郊外に住む町の発明じいさん・並河敬三さん(80才)が、土壌の中に住んでいる細菌からペットボトルだけを急速分解する細菌を発見します。

 ごみ問題の解決としてとびついた企業が研究し始めた結果は…。


 2つめの「鼎談 日本遺跡考古学の世界」は、西暦12068年におこなわれた鼎談で、沈没したはずのニホン列島が再び浮上して考古学の分析にかかると…。

 傑作は、九州の博多付近にいたという証拠が出た「王さん」の話でしょうね。

 文献では3世紀にも卑弥呼という王がいたということはわかっていたのですが、今回の調査で20世紀にも「王」がいたという証拠が発掘されたのです…。

 せひ、お読みください。


雨宮日記 7月2日(土) 昼はコジュケイの声、夜は遠くで花火の音

2011年07月02日 20時33分07秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月2日(土) 昼はコジュケイの声、夜は遠くで花火の音

 則子さんは体調を回復、昨夜は日曜日の里山カフェの準備で,家の中のガラスコップやコーヒーカップを詰めて、今日運びました。

 里山は、里山ブログを見て相談してくれた若いご夫婦を迎えて「結婚記念植樹」をしました。

 お二人で選んだ「ゆず(柚子)」の木を里山に植えました。

 植樹の後、みんなでいろんな話をしました。

 里の家の間近で「チャット来い、チャット来い」という
 パソコンマニアのコジュケイの声がしました。
 (すみません、ふつうは「ちょっと来い、ちょっと来い」です)

 夜は灯火採集をするというみんなを残して、ぼくたちは家へ。

 途中、セイユー(西友)に寄って、夕食と則子の仕事の必要品と、明日のカフェの氷を入れるポットなどを買いました。

 夜、パソコンを打っていると,遠くで「ぽん、ぽおん、どん」という音。
 あ、花火だ!
 2階のベランダに出てみると、やはり家並みに遮られて見えません。

 下を見ると、則子さんと娘のiさんが出てきて遠くを見ていました。
 「おーい」
 「お父さん、そこで、花火見える?」
 「見えないよ」

 うちから見て真南ですから、海岸の当たり?
 どこでしょうか?

 


雨宮日記 7月1日(金) 今日は浜松市政100周年で平和都市宣言…

2011年07月02日 06時13分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月1日(金) 今日は浜松市政100周年で平和都市宣言…

 まだニュースで聞いた程度なので、全文を確認していませんが、鈴木康友浜松市長さんが「やっと」「平和都市宣言」をしました。

 「やっと」と書いたのは、康友さんの決断を高く評価していないのではなくて、それをずっと要求し続けた側の平和運動の努力を評価しているからです。

 浜松市の平和運動が浜松市に「比較平和都市」を要請し始めたのは、ぼくの記憶では、ぼくが浜松で平和運動に参加した1970年代後半だろうと思います。

 正確にいつから、どこで、どんな形で要請したのか、調べようと思います。

 「100年」のうち、その3割の時間=「30年」くらいを、ずっと要請し続けたわけです。

 そういう努力が実ったと言うことを評価したいと思います。

 平和の問題、核兵器の問題と、ぼくがブログで書いてきた人間の問題、古代史の問題、災害原発の問題などとどう関聯するか、余裕のあるときに書きます。

 今日は眠いので、これまで。


 3月に浜松市議会が宣言した決議全文は以下の通りです。
 
 もし違いがあれば、ここで報告します。

 「浜松市平和都市宣言に関する決議

 浜松市は、昭和20年の大空襲により、多くの市民の尊い生命を失った。
 先人たちは、その傷跡から力強く復興へと立ち上がり、卓越した英知と不断の努力によって、世界に冠たる技術と多彩な文化を誇る想像都市としての繁栄を築いてきた。
 そして、今日、数多くの外国人が住む都市として、多文化共生や国際交流を通じ、世界の人々と友好の絆を深めている。
 こうした経験を未来に担う子どもたちに伝え、戦争やテロリズム、核兵器等による脅威をなくし、地球上のすべての人々が平和に暮らしていける世界を築いていかなければならない。
 こうに、市制100周年を迎えるに当たり、恒久的な世界平和に貢献することを誓い、浜松市が「平和都市」であることを宣言する。
 以上、決議する。

 平成23年3月15日 浜松市議会」

 


雨宮日記 6月30日(木)朝 「ピアノの森」第161回?で海と修平が…

2011年07月01日 06時32分36秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 6月30日(木)朝 「ピアノの森」第161回?で海と修平が…

 わからない人にはわからない、タイトルでごめんなさい。

 2週間に1度、講談社のマンガ雑誌「モーニング」の発売日の木曜日の朝は、かならず、曳馬のあるコンビニに必ず寄ります。

 なぜ他のコンビニでないかというと、この朝の時間にこのお店に、わが妻の則子さんとちょっと感じが似通った若い女性が店員さんでいるからです。
 
 感じが似通っていると言うことは,当然、細身で、優しそうということです。


 そして、ぼくが大好きな連載マンガ「ピアノの森」が隔週で掲載される日だからです。

 「ピアノの森」の登場人物は、主人公じゃなくても、みんな大好きです。
 
 「敵役」の、冷静クールなパンウェイも!
 
 今回、ここに書くのは、最初の頃からずっと、持続していた雨宮修平の、一ノ瀬海への敵対心というか、不必要なライバル意識がやっと解決したからです。

 うわあ!うれしい!

 たかがコミックのこと、とはいえ、自分の中ですごく暖かく感じます。

 最終本選の前夜、師匠との最後のレッスンの後、カイは、そのままレッスン室で、ピアノ協奏曲第1番を、ひきつづけます。

 そこへ隣の部屋から聞こえてきた、同じ第1番のオーケストラ部分のピアノ版…。

 カイは、自分の演奏を早くしたり、遅くしたりすると、そのオケ版のピアノはしっかりとついてくるどころか、カイの演奏にとても心地よく、からみあってきます。

 カイがはっとして、隣の部屋にかけこむと、やはり、それは…。

 何日か前「君なんかきらいだ!」と拒絶された雨宮くんで…。

 「だから、それがなに?」と言う人は、このブログから去れ!

 友情とか人生の同伴者とか、男女を越えた共感とか…
 そういうことから人生は成り立っているんです。

 あ、もちろん、男女のあいだのネットワークも…もちろんです。