雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 7月12日(火) 命と人権を守るため国に意見を

2011年07月12日 14時05分15秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 7月12日(火) 命と人権を守るため国に意見を  

 浜松基地自衛官人権裁判は、昨日、原告の勝利判決となりました。 いま、国・防衛省が東京高裁に控訴するかどうかが、焦点となっています。

 このブログを見に来ているみなさんへ、ぜひ国・防衛省に「控訴するな」の意見を送ってください。

 控訴期限は2週間です。  

要請先は、以下の3者です。  みなさん、命と人権を守るための皆さんの思いを、メール・ファックス・はがきなどで集中してください。

 例文 「静岡地裁浜松支部で争われていた自衛官人権裁判で、7月11日、原告の主張をほぼ全面的に認める判決が下されました。国はこの判決を真摯に受け止め、控訴をせず、判決を確定するよう要請します。」

☆例文にこだわらず。あなたの思いで自由に書いてください

 「控訴するな」宛先

 〒100-0014 東京都千代田区永田町二丁目3番1号 首相官邸  内閣総理大臣 菅直人 様 ファックス 03-3581-3883 https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町5番1号 防衛省 防衛大臣 北澤俊美 様 ファックス 03-5362-4816(広報課)

https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

 (電話番号:03−3268−3111 ) 〒162-8804 東京都新宿区市谷本村町5番1号  防衛省航空幕僚監部  航空幕僚長 岩茂 様 kouhou@aso.mod.go.jp


雨宮日記 7月11日(月)の3 原告など3者の共同声明

2011年07月12日 14時01分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月11日(月)の3 原告など3者の共同声明

 浜松基地自衛官人権裁判のニュースは、テレビでもかなり詳しく流され、新聞でも大きく掲載されています。
 原告・弁護団・支える会の声明を紹介します。


声  明
2011年7月11日

浜松基地自衛官人権裁判原告・弁護団
同裁判を支える会

1 本日,静岡地方裁判所浜松支部は,航空自衛隊浜松基地内でのいじめ(パワハラ)による自殺事件について,原告らの主張をほぼ全面的に認め,被告国に対し総額8015万0454円の賠償を命ずる判決を下した。原告,弁護団及び支える会は,この判決を高く評価するとともに,裁判所に対し敬意を表するものである。

2 2005年11月13日,航空自衛隊浜松基地第1術科学校整備部第2整備課動力器材班所属の3等空曹だったS(当時29歳)は,自宅アパートにて自殺を遂げた。Sは,同年に結婚をするとともに子どもも授かり,まさに人生の絶頂期における事件であった。

Sは,父親をはじめ叔父や従兄弟も自衛官という家庭で成長し,1995年の高校卒業と同時に希望に胸躍らせて航空自衛隊に入隊した。その後は順調にキャリアを重ね,2004年には,イラク特措法に基づきイラクに派遣されて任務を全うするなどした。

そのような経歴を辿る一方で,Sは,入隊直後から,先輩隊員から「指導」と称して陰湿で執拗ないじめ(パワハラ)を受けてきた。

 例えば,「死ね」「辞めろ」「五体満足でいられなくしてやる」などといった暴言を日常的に大声で浴びせられたり,顔を平手打ちされたり工具で頭を殴られるなどの暴行を頻繁に受けてきた。

 しかも上官らは,このような状況を把握していながら有効な対処をすることなく放置し続けた。その結果Sは,心理的負荷を過度に蓄積させられ自殺に追いやられたものである。

3 本判決は,いじめ(パワハラ)を放置し有効,適切な対処をしなかった上官の安全配慮義務違反を認めておらず,この点はまことに遺憾である。

 しかし一方,本判決は,先輩隊員がSに対して為した個々の行為についてその違法性を具体的且つ丁寧に認定し,その行為とSの自殺との因果関係を認定した。
 その上で,精神的苦痛に関する慰謝料のみならず,自殺に追い込まれたことによる損害としての逸失利益等も認めた。さらに,被告国の過失相殺の主張を全面的に否定した。
 この点は,概ね確かな事実認定と正義にかなった判決と評価できる。

4 自衛隊内でのいじめやパワハラ,セクハラによる人権侵害(自殺,訓練中の「事故死」等)に対する損害賠償請求事件には,既に勝訴が確立したさわぎり裁判や札幌女性自衛官裁判のほか,現在東京高裁で係属中のたちかぜ裁判や前橋地裁の朝霞駐屯地裁判,札幌「命の雫」裁判などがある。
 本日の判決は,これら係属中の裁判での勝利に大きく貢献するものと確信する。   

 私たちは,全国の同種事件の原告,弁護団,支援者と連帯して,今後も「自衛官の人権・人間の尊厳」を自衛隊内に確保するために全力を尽くすものである。

以上

雨宮日記 7月11日(月)の2 人の声,自然の声が聞けますか

2011年07月12日 13時53分05秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月11日(月)の2 人の声,自然の声が聞けますか

 足かけ4年間におよぶ浜松基地自衛艦人権裁判で、いちばん感じたことは,国や自衛隊のみなさんが、部下や他人と向き合っていない、部下や他人の声を聴いていないということです。

 亡くなったSさんの残された奥さんの発言
 「私たちは、たたかいました。
  被告Nはどうだったんでしょうか。
  国はどうだったんでしょうか」

 やはり、4年間、亡くなったSさんの思いを真摯に聞き取ることもなく
 残されたお父さん、お母さん、奥さんの声を聴こうとすることもなかったのでは、と感じます。
 逃げに、逃げたという感じ。
 被告Nさんは、判決に顔を見せませんでした。

 暑い真夏の判決でした。
 
 人の声、自然の声を聞ける人間でありたいと思います。

 

雨宮日記 7月11日(月) 浜松基地自衛官人権裁判で勝訴!

2011年07月12日 05時54分20秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月11日(月) 浜松基地自衛官人権裁判で勝訴!

 今日は、則子さんと11時半過ぎ、タクシーで静岡地裁浜松支部へ向かいました。
 4年にわたって争ってきた「航空自衛隊浜松基地自衛官人権裁判」の判決の日です。

 則子さんは、事務局の一員として、中心的に。
 ぼくはその下請けで「智彦くん、あれ書いて」「これ印刷して」と働いています。

 いつもは裁判参加は則子さんに任せるのですが、最後の判決だけは、判決後の運動の関係と、「写真を撮って」と言われたので、眠いのをガマンして参加しました。

 「あ、いけない」と思いましたが、家を出るところから、タクシーの中で、つい口を出してしまい、反省しました。
 
 裁判所前へ着いてからは、ぼくは久しぶりに会った皆さんといっしょに、判決まで、横断幕を掲げたり、来てくれる人に今日の日程を配ったり,記者さん達に対応したりしました。

 この裁判で新たに知り合ったMさん「短くて長かったし、長くて短かったですね」と。
 同感です。

 暑い中、裁判所前で、記者さんたちと待って、弁護団と原告の入場を見守った後、いよいよ午後1時10分の判決です。

 弁護士の外山先生が、裁判所の中から駈けだして来て、裁判所の構内を出たところで、垂れ幕を拡げました。

 うわ!
 「勝訴」!

 事前にかなり辛い予測だったので、ビックリして、次に凄く歓びがわいてきました。

 結果的には、ほぼ完全勝訴です。

 夕方のテレビニュースを聞いた方も多いと思いますが、それから、この判決をどう評価するか、こちらは控訴するのかしないのか、長い論議の1日でした。

 記者会見、報告集会、場所を変えて交流集会と、論議しました。

 まず国に「控訴するな」を求めることを確認しました。

 則子さんと「僕たちの生涯で、最良の日のひとつでしたね」と確認し合いました。

 今日は、思いを書ききれません。

 頭の左上がズキズキ痛み出して、すこしやばいので、休み休み、これから控訴断念させる運動をします。


 

 
 
 

 
 

雨宮日記 7月10日(日) 長女Tさんが結婚届を出しました

2011年07月12日 05時49分19秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 7月10日(日) 長女Tさんが結婚届を出しました

 長女Tさんと、彼氏のTくんが市役所に結婚届を出しました。
 今日はTさんの誕生日です。
 おめでとうございます。

 納豆の日なので、いつまでも仲良く離れないでいてください。

 なお、式は8月です。
 こういう風に、段階的にすこしづつするのも、いいですね。