「世界三大料理?」と聞かれて、すぐに答えられますか?『フランス料理』・『中国料理』はすぐに出てきます。もう一つは……『トルコ料理』。『トルコ料理』と言われてもピンと来ない人が多いかもしれません。
節分に吉田神社の本殿から大元宮に向かう参道で見かけるのが、「ドネルケバブ」。薄切り肉を金属製の棒に巻きつけて人の体ほどの太さにし、回転させながらあぶって熱を加えます。食べるときは火が通ったところから削ぎ切って食べます。「シシケバブ」は串焼き肉。バーベキューのイメージに近いものです。他には、10年ほど前に、練ってビローンと伸ばして食べる、一風変わった『ねるじぇら』というアイスクリームが流行しました。これは、トルコのアイス「ドンドゥルマ」からヒントを得たものだとか。「トルココーヒー」は現在の煮出しコーヒーのルーツです。
『トルコ料理』は、「味付けがシンプル」「野菜と豆が多い」「肉類は羊と鶏」「魚料理が豊富」という特色を持ち、『中華料理』や『フランス料理』のような派手さや濃厚な印象はないようです。食べていて素材のおいしさがよく味わえるところが、「世界三大料理」に選ばれる理由の一端かもしれません。
「食は文化」と言われます。野菜や豆が多いのは、豊かな土壌があればこそでしょうし、豚肉が使われないのはイスラム教の戒律に起因します。また、トルコは深く地中海を抱え込むので漁獲量も多く魚に馴染みがあるのでしょう。日本にはあまりポピュラーではない『トルコ料理』が「世界三大料理」なのは、ここがアジア・ヨーロッパ・アラブが交差したエリアであり、オスマン王朝の宮廷料理や遊牧民時代の素朴な料理が混在しているという、それなりの訳があるはずです。
トルコはイスラム教国。その教会=「モスク(日本語・英語)」はトルコ語で「ジャーミイ」といい、内部では女性はスカーフをして髪を押さえ、肌の露出が多い場合は肩にもスカーフをかけます。女性専用の礼拝スペースも設けられているとのこと。礼拝のときには多くの信者が集まり、教会の正面に向かって頭を下げる光景が見られます。正面は聖地メッカの方角を向いています。そこには、日々の生活の中に根ざした信仰が存在します。
宗教・信仰について日常生活で意識することなどほとんどない生活を、私を含めた日本人の多くが送っています。そんな私たちが、一言で異文化に接し理解するといっても、そのためには膨大なエネルギーを必要です。その文化に接する苦労そのものを楽しむ心なしでは成しえないでしょう。
食事・宗教……現代の日本には、異質な文化・風俗に触れる機会がたくさんあります。その機会の中で、何を感じ何を得ることができるか。与えられた機会を自分の中で活かし、育てていくことができたらいいのですが…。そのために、まず私はトルコの理解に向けて、「トルコライス」の理解から始めたいと思います。
※「トルコライス」とは……
チャンポンほど有名ではないけれど、長崎発祥の食べ物として知るヒトしか知らない名物料理。長崎では洋食を扱っているところならたいていは置いてあるメジャーな存在。1枚のお皿にトンカツとカーレーピラフとスパゲティーを一緒に盛ったもので、まるで大人版お子様ランチ。
豚肉(トンカツ)が入っているのでイスラム教信者は、おそらく食べないはずなのに、なぜか「トルコライス」(?_?)。もともとピラフではなくトルコの「ピラウ」に似せて作ったため「トルコ風ライス」と呼んだことが始まりとの説が有力。でも、諸説プンプン諤々。……異文化理解はホンマに難しい(*_ *)。
節分に吉田神社の本殿から大元宮に向かう参道で見かけるのが、「ドネルケバブ」。薄切り肉を金属製の棒に巻きつけて人の体ほどの太さにし、回転させながらあぶって熱を加えます。食べるときは火が通ったところから削ぎ切って食べます。「シシケバブ」は串焼き肉。バーベキューのイメージに近いものです。他には、10年ほど前に、練ってビローンと伸ばして食べる、一風変わった『ねるじぇら』というアイスクリームが流行しました。これは、トルコのアイス「ドンドゥルマ」からヒントを得たものだとか。「トルココーヒー」は現在の煮出しコーヒーのルーツです。
『トルコ料理』は、「味付けがシンプル」「野菜と豆が多い」「肉類は羊と鶏」「魚料理が豊富」という特色を持ち、『中華料理』や『フランス料理』のような派手さや濃厚な印象はないようです。食べていて素材のおいしさがよく味わえるところが、「世界三大料理」に選ばれる理由の一端かもしれません。
「食は文化」と言われます。野菜や豆が多いのは、豊かな土壌があればこそでしょうし、豚肉が使われないのはイスラム教の戒律に起因します。また、トルコは深く地中海を抱え込むので漁獲量も多く魚に馴染みがあるのでしょう。日本にはあまりポピュラーではない『トルコ料理』が「世界三大料理」なのは、ここがアジア・ヨーロッパ・アラブが交差したエリアであり、オスマン王朝の宮廷料理や遊牧民時代の素朴な料理が混在しているという、それなりの訳があるはずです。
トルコはイスラム教国。その教会=「モスク(日本語・英語)」はトルコ語で「ジャーミイ」といい、内部では女性はスカーフをして髪を押さえ、肌の露出が多い場合は肩にもスカーフをかけます。女性専用の礼拝スペースも設けられているとのこと。礼拝のときには多くの信者が集まり、教会の正面に向かって頭を下げる光景が見られます。正面は聖地メッカの方角を向いています。そこには、日々の生活の中に根ざした信仰が存在します。
宗教・信仰について日常生活で意識することなどほとんどない生活を、私を含めた日本人の多くが送っています。そんな私たちが、一言で異文化に接し理解するといっても、そのためには膨大なエネルギーを必要です。その文化に接する苦労そのものを楽しむ心なしでは成しえないでしょう。
食事・宗教……現代の日本には、異質な文化・風俗に触れる機会がたくさんあります。その機会の中で、何を感じ何を得ることができるか。与えられた機会を自分の中で活かし、育てていくことができたらいいのですが…。そのために、まず私はトルコの理解に向けて、「トルコライス」の理解から始めたいと思います。
※「トルコライス」とは……
チャンポンほど有名ではないけれど、長崎発祥の食べ物として知るヒトしか知らない名物料理。長崎では洋食を扱っているところならたいていは置いてあるメジャーな存在。1枚のお皿にトンカツとカーレーピラフとスパゲティーを一緒に盛ったもので、まるで大人版お子様ランチ。
豚肉(トンカツ)が入っているのでイスラム教信者は、おそらく食べないはずなのに、なぜか「トルコライス」(?_?)。もともとピラフではなくトルコの「ピラウ」に似せて作ったため「トルコ風ライス」と呼んだことが始まりとの説が有力。でも、諸説プンプン諤々。……異文化理解はホンマに難しい(*_ *)。