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ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

本のにおいとヒマワリの夏

2007年07月31日 | 中学受験 行雲流水録
夏本番。登校日毎に3冊の本を抱えて帰ってはせっせと読んでいました。縁側の東風の抜けるところに座布団を丸め、ゴロンと横になって。目と鼻の先にひまわりの花が揺れていました。夏が来ると、あのなにものにも束縛されない自由の時間を思い出します。それは小さな一時ですが、今思うとホントに穏やかな日々でした。 ここは、そんなやすらのぎの一時へ誘う本たちを上げました。夏の読書感想文の参考図書としてご利用下さい。子 . . . 本文を読む

願い続ける力

2007年07月28日 | 中学受験 行雲流水録
体の細胞は、常に新陳代謝をしています。新陳代謝の期間は場所によって異なり、皮膚は約1ヶ月、筋肉は2ヶ月、骨は3ヶ月と言われています。爪を怪我すると、その怪我のあとが根元からだんだんと先の方へ移動していきます。根元から先端まで行く期間が約6ヶ月と言われ流ことを考えれば、人間の体全体も、約6ヶ月ですべて新しく生まれ変わると言っていいのかもしれません。 ところで、脳は新陳代謝をしません。脳の細胞は生ま . . . 本文を読む

三種の神器

2007年07月22日 | 中学受験 行雲流水録
以前、某中学・高校の文化祭に行ったことがあります。その時、ひとつ気付いたことがありました。それは、その学校の生徒の接客のうまさです。全員が全員というわけではないのですが、大人としっかり会話ができる子をが多く見受けることができました。 ふつう思春期の男の子にとって、大人は総じて応対するのが面倒くさい存在です。ましてや、つまらない質問などされたら、「うざい」の一言につきるでしょう。しかし、彼らは丁寧 . . . 本文を読む

サンゴの危機

2007年07月16日 | 中学受験 合格力随想
オーストラリアの海岸に二千キロメートル(札幌から沖縄までと同じ距離)も続く長い長いサンゴ礁「グレートバリアリーフ」という名前を、皆さんも聞いたことがおありだと思います。 私は、チョット前「生命の神秘 世界最大のサンゴ礁」というNHKスペシャルを観ました。そこに映し出された赤、白、黄色、オレンジ、緑のまるで宝石のように美しいサンゴは、青く光る海の中に美しく映え、誰に教えられたわけでもないのに、一斉 . . . 本文を読む

良書の持つリズム

2007年07月13日 | 中学受験 行雲流水録
読みやすい文章を書く人の文の長さの平均は40-45字です。文の長さの平均が短い人は、文章を書くときにあまり深く考えていません。ですから、小学生の文章では、文の長さの平均が自然に短くなります。もちろん、これがよくないというのではありません。生活作文などの事実中心の文章では、文の長さは自然に短くなるからです。 哲学者の書く文章などでは、文の長さの平均が60字前後になることがあります。密度の濃さを感 . . . 本文を読む

必殺ツール

2007年07月07日 | 中学受験 行雲流水録
私は、この日記に「どんなことを書こうかな」と考えているときがとても好きです。だから、そんな楽しみの時間を1日の終わりにとっておいてイメージします。 1日目は、たいていそのまま、ものになりません。…(+_+)。2日目は、必殺ツールであるメモを取り出します。メモといっても頭の中。このメモは2枚あって、1枚目には「絶対に書きたいこと」、2枚目には「思いついたこと」がこまかくメモされています。つまり、1 . . . 本文を読む

あこがれ

2007年07月01日 | 中学受験 行雲流水録
いささか使い古されたシチュエーションですが、 先日、角川文庫を読んでいたら、“『青春』とは、いきなりホームランに憧れるものである”と書かれたしおりが折り込まれていました。ほほぅ、うまいこと言うなァ……。 たとえば、野球をテレビでは見たことがあるけれど、やったことがない、としましょう。かっこいいなぁ、やってみたいなぁ、と思ったとしたら、初めてバッターボックスに立ったときには、ホームランをイメージ . . . 本文を読む