ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

学ぶことの意義Ⅰ

2008年10月30日 | 中学受験 合格力随想
現在は、物が余っている時代です。また、本当はお金も余っている時代です。人類の生産力が発展したことにより、人間は過去のどの時代よりも豊かな時代に暮らしています。しかし、その豊かな時代のゆえに人口増加が起こっていることと、富を分配するシステムがうまく機能していないために、豊かな生産力が富の偏在という形で現れています。こういう時代に、多くの人が幸福に暮らすためには、政治の力が必要です。きっと、人間の知恵 . . . 本文を読む

『デジタルの化石』

2008年10月21日 | 中学受験 行雲流水録
日本には一太郎という優れたワープロソフトがあります。しかし、機能的には劣っている(と、私は思います)マイクロソフトのワードに駆逐されてしまいました。私が、パソコンを使い始めた頃はまだ周りに何人も一太郎を使う人がいましたが、今は、1人しかいません。もう、一太郎利用者は『デジタルの化石』です。 一太郎は日本語になじんでいる感じがしますが、ワードは英語のワープロソフトをそのまま日本語に翻訳したような不 . . . 本文を読む

『未知なる知との遭遇』

2008年10月18日 | 中学受験 行雲流水録
読書は、食事と同じようなものです。ある程度の食いだめはできますが、1日腹いっぱい食べたから、これで1週間は大丈夫というわけには行きません。小学生のころにたくさん本を読んだから、中学生のころはあまり読まなくても大丈夫かというと、そうではありません。やはり、本はその年代に応じて読み続けなければならないようです。 「三日書を読まざれば、則ち面目憎むべし、語言味なし」という言葉があります(宗代の書家、黄 . . . 本文を読む

失敗を恐れない心

2008年10月10日 | 中学受験 合格力随想
『まずはやってみよう』。私が何か行動するときに思う言葉です。いい加減に聞こえるかもしれませんが、この言葉のおかげで今までたくさんの楽しみを見つけてきました。頭でぐるぐる考えていても答えが見つかることはほとんどありません。未来なんてだれにも分かりません。ならば、「『まずはやってみよう』。いつもそう考えることにしています。亡くなったサントリーの社長・佐治敬三さんの口癖も『やってみなはれ』でした。 . . . 本文を読む

「ほめることが苦手」

2008年10月01日 | 中学受験 合格力随想
中学受験の現場で保護者の方と懇談するとき、「お子さんは毎日塾でプレッシャーを感じて生活しています。お家ではほめて下さいね。」、とお話しすることがあります。また、「ほめることは、子供たちが前向きに取り組むエネルギーを生み出す大きな力です。」とも、申し上げます。すると10人中7~8人の方は「ほめてないですねぇー」「ほめるとこがなくて」とおっしゃいます。そこであるお話を一つ。小学生のご姉弟とお母様(仮に . . . 本文を読む