去年の秋だと思いますが、日経新聞・プラス1「暮らし委員会」に《まちがって使っていた四字熟語》というタイトルが掲載されていました。私自身、子どもの頃、下記のような言葉を耳にするたびに、同じように誤って解釈(かいしゃく)していたことがありました。高校、大学へと進み、学ぶうちに、さすがに間違った使い方や解釈はしなくなりましたが、今でも多くの人が間違えやすい言葉のようです。
【小春日和】
正しくは、初冬 . . . 本文を読む
交通網が整備され、商品の流通経路が確立された結果、私たちは家にいながら全国のものを手に入れることが容易になってきました。便利になったものだとつくづく感じます。消費者にとってはありがたいことだとも思っています。しかし一方、作る側は生き残るために厳しい競争を余儀なくされます。インターネットを通じて全国津々浦々の商品が、同じ土俵で商品価値を競います。質のいいものを作るのはもちろんですが、可能な限り無駄を . . . 本文を読む
福岡伸一という生物学者が書いた「生物と無生物のあいだ」という本がいまだに評判です。こういう科学系の本の読書には正直苦労することも多いですが、それ以上におもしろいものがたくさんあります。このごろは、わたしのような素人向けに書かれた本も増えているようです。そこで思いがけない科学者の詩的で美しい文章表現に感銘を受けることがあります。
寺田寅彦・湯川秀樹・養老猛らに留まらず、文学作品に決して引けをとらな . . . 本文を読む
中村天風氏とカリアッパ師の対話。(詳細はうろ覚え(^^ゞ)
カリアッパ:「後ろからオオカミが追ってきたので、急いで、崖の上に伸びている木によじ登った。やれやれと思っていると、木の上から大蛇が自分を丸呑みにしようとにらんでいる。あわてて、大蛇がつたってこられない細い蔓につかまって下を見ると断崖絶壁。そして、上を見ると、自分のつかまっている蔓をリスがかじって今にも切れそうではないか。さあ、おまえなら . . . 本文を読む
医療と農業と教育には、共通点があります。それは、いずれも生命のあるものを相手にしていることです。更に言うと、政治や経済も、ある意味で社会的な生命のあるものを相手にしているので共通点があると言えます。しかし、話を広げるとわかりにくくなるので、今回は、医療と農業と教育について考えていきたいと思います。
医学と農学と教育学は、西洋の科学を取り入れて大きく発展しました。しかし、今それが大きな曲がり角を迎 . . . 本文を読む