男の子には誰しも自転車に目覚める頃があるようです。私の小学校中学年時、巷には変速機付きのスポーツタイプが出回り始めました。5段、15段、25段と変速機はグレードアップ。デスクブレーキにフラッシュライト。テレビCMも手伝って、ミヤタのギヤMは離島の子どもたちの垂涎の的でした。しかし、それは高額商品。今のように周辺諸国から廉価な自転車が入るような時代ではありません。敗戦の傷跡から立ち直ろうとしていた昭 . . . 本文を読む
志望理由書と自己推薦書の違いは何かということをときどき聞かれます。 違いはありません。要するに、学校側は、いろいろ書かせて、その人のことを知りたいということなので、志望理由書は理由書らしく、自己推薦書は推薦書らしく書いてあればいいと思うのです。 しかし、書き方の形式がないと書きにくいと思うので、私は次のようなスタイルで書くことをすすめています。 『私が〇〇を志望した理由は三つあります。 ・第一は . . . 本文を読む
暗唱という学習は初めてする人が多いので、覚えにくいやり方で学習してしまうことも多いようです。また、保護者自身が子供のころ、暗唱という学習をしたことがないので、子供に説明しにくいということもあります。これは、戦後、日本の文化から暗唱という学習の伝統がいったんなくなってしまったからです。 暗唱の仕方は、朗読の仕方とは少し違います。朗読は、「、」や「。」で区切る読み方をします。これは、意味を理解しながら . . . 本文を読む
第1の問題点は、暗唱の目的が記憶となっているために、教育と文化が混同されがちだということです。例えば、平家物語や寿限無や枕草子を覚えることは、決して否定されることでありません。しかし、暗唱というとすぐにそのような古典や有名な文章にこだわるところに問題があります。 現在は、科学の成果が生活のすみずみにまで浸透している時代です。そのような科学の発達を考慮すれば、むしろ子供たちには知的感動の喚起を促す文 . . . 本文を読む
アルゴでは、脳の活性化と言語認識力の増強のため、速読講座を開設しています。また、並行して音読暗唱も奨励しています。この2つの学習は一見似ているようで実は全く違うものです。今回はアルゴがお勧めする音読暗唱について少し述べたいと思います。
音読暗唱の目的は、端的に言えば読解力と表現力をつけることであり、その意義は、同じ文章を反復して覚えることによって、より深い理解に到達するということにあります。また . . . 本文を読む