ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。


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司馬遼太郎の世界

2007年05月26日 | 中学受験 合格力随想
去る4月28日に「坂の上の雲ミュージアム」なる施設がオープンしました。司馬遼太郎氏の長編小説「坂の上の雲」の舞台が松山、活躍する登場人物たち(秋山兄弟、正岡子規ら)がみな松山人であることから、松山市は「『坂の上の雲』のまちづくり」をスローガンにしてきました。その結晶がついに完成ということだそうです。 「坂の上の雲」は読み始めるのにちょっと戸惑いを感じる長編小説です。2006年に某放送局でスペシャ . . . 本文を読む

二つを繋ぐもの

2007年05月21日 | 中学受験 行雲流水録
とてもとても美しい夕日を見ました。この美しさをどう文に表しましょうか。今年はじめての雪を見ました。この雪を書きあらわすのに、一番ぴったりの言葉はなんでしょう。文を書くとき、いちばん楽しくいちばん苦労する瞬間です。 いろんな人がぴったりの言葉を一生懸命考え、工夫をこらしてきました。たとえば、太宰治の「千代女」という短い小説に、こんな一節があります。主人公の女の子に、作文を教えている先生の言葉です。 . . . 本文を読む

『生きた知識』』と『死んだ知識』

2007年05月21日 | 中学受験 合格力随想
知識には、があります。受験期になると、よく時事問題の参考書が店頭に並びます。これらの参考書を読んで身につく知識は、クイズで聞かれたときに答えるのには向いていますが、生きた知識ではありません。その証拠に、いくらこれらの時事的な話題を参考書で覚えても、作文の中にそれらの知識をうまく生かすことはまずできません。 小学生の場合の生きた知識は、主に大人との会話によって身につきます。したがって、時事問題を生 . . . 本文を読む

『読解力』調査

2007年05月17日 | 中学受験 行雲流水録
【国際学習到達度調査(PISA2000/2003 ※PISAの調査は高校1年生を対象にした調査)】がきっかけとなり、日本の高校生の『読解力』低下が話題になったことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。さらに、PISA調査では、日本の高校生の『読解力』調査の平均得点が2000年の8位(522点)から2003年では14位(498点)に低下していました。しかし、2000年の調査では、こうした学力 . . . 本文を読む

『失敗学』

2007年05月11日 | 中学受験 合格力随想
「失敗はきらいですか?」と聞くと、「きらいに決まってるでしょ。」と答える人がほとんどです。私もやっぱりきらいです。車庫入れで柱に擦りたくないし、オーディションを受ければ(ちなみにわたしは受けたことはありません。)合格したいものです。当然、テストでも良い点をとりたいと思います。 つまり、失敗は悪いものだ。いつも成功しなければならないのだ。わたしたちはこう考えがちです。しかし、実は『良い失敗』という . . . 本文を読む

文理シナジー

2007年05月01日 | 中学受験 合格力随想
『数学を愛した作家たち』(片野善一郎 新潮新書)の最終章「おわりに」に興味深い話があります。それは、立花隆さんの「日本のインテリは文系も理系も、みんな頭が偏っている。健全な知性は文理シナジーの上にこそ築かれる。」という文の引用です。 シナジーとは『共同作用』『相乗作用』と一般的に訳されます。文理シナジーとは、「文系と理系を別々の系統として独立させるのではなく、互いに共同することにより知の総合化を . . . 本文を読む