ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

突き詰めること

2010年01月26日 | 中学受験 合格力随想
小学生から受講してくれていた生徒のお母さんが、かってこう言われたことがあります。「以前は気がやさしく自分に自信がないところがあったのですが、学習に取り組み作文を書くうちに、教室でも自分の意見を発表できるようになり、今では生徒会の役員までやるようになりました」、と。これは、とてもうれしいお話でした。 問題に取り組むことや作文を書くことには、こうした利点もあるのです。なにごとかを突き詰めて考えたり書 . . . 本文を読む

inventive spelling

2010年01月22日 | 中学受験 合格力随想
アメリカという多民族国家は、現在も様々な言語を持つ民族が流入しています。殊に、南米と接する中南部においてはスペイン語圏の民族の移住が多く、ラテン系の言語が生活言語となりがちです。そんな彼らが英語を公用語として使えるようになる取り組みが、精力的に行われています。 特に、子ども達はアメリカに生まれながら、英語の読み書きの力が極端に劣っていて、その補完が急務とされています。なぜなら、そのハンデが所得格 . . . 本文を読む

細部への意識

2010年01月13日 | 中学受験 合格力随想
子供達が立体図形を描くときに、見えない裏側をかいてしまうことがよくあります。これは、見えるつもりという先入観から引き起こされることが多く、まだ細部への意識が発達していないことに原因があるようです。絵を描くときの意識とテストで答えを導くときの心理には共通性が存在します。 絵を描くときのお話しを少しすると、上手に描く人の多くは細部までしっかり見て描きます。その人は顔を描くときには、顔とはこういうもの . . . 本文を読む

盤上の宇宙

2010年01月06日 | 中学受験 行雲流水録
大学生の頃、何人かが下宿に集まって碁盤を囲みケンケン諤々やっていました。私は全然ダメでしたが、小さいときからやっている友達には強い打ち手がいました。正に「一目置く」存在。死んだ駒が生き返る将棋と違って囲碁は刹那的な競技です。生と死が隣り合わせにあり囲んでいるつもりが囲まれていることもしばしば。えもいえぬロマンがありました。単純な白と黒の世界なのに、盤上には無限の宇宙が広がります。武宮正樹の宇宙流は . . . 本文を読む