大原の里といえば、十人中十人までが三千院を思い浮かべる。確かに三千院は、最澄が比叡山延暦寺を開く際に編んだ草庵「円融房」を起源とする天台宗の門跡寺院として格式と歴史を誇る。
高い石垣に囲まれた御殿門を持ち、青苔が繁る池泉回遊式庭園「有青園」や錦秋の頃訪れる阿弥陀三尊を祀る船底天井の「往生極楽院」は趣深い。しかし、あまりにも当たり前すぎて面白味に欠けるところがあると考えるのは、私のへそ曲がり故 . . . 本文を読む
このところ、砂場や遊具を備えた屋内の子ども用施設が増えているらしい。砂場の砂は抗菌してあり、衛生の面でも保護者の方々に人気とのこと。子どもたちの遊びが室内中心となって、外で体を動かし遊ぶ機会がめっきり減っている。
ある屋内施設の砂場の砂は、オーストラリアから直輸入し熱湯で消毒したものを使用してあるらしいし、衛生を保つために、砂場の底に備長炭を埋めていたところもあるらしい。
確かに公園の砂場は、 . . . 本文を読む
*寝待月*臥待月ともいう旧暦十九日の月のこと。人生と一緒でこれぐらい欠けてるぐらいで丁度良いと思います。それにしても、立待・居待・寝待の月とは古人は風流です。
『人生五十有余年、一人眺めん 寝待ちの月』
『在所の月』
花には花の露ありて 水には水の香りあり 風には風の鳥ありて . . . 本文を読む
私は、小学生の作文をチェックする場合、大切なことは評価と指導を対応させることだと考えています。
作文指導において多くの場合、事前にどのように作文を書いたらいいかという指導を行わず、書かれたものを事後的に評価する形になっています。事前指導なしの事後評価だけでは、褒められても子供はなぜ褒められたのかはわからないので進歩しませんし、直すところを指摘されても、自分がいいと思って書いたことを注意されるので . . . 本文を読む