小学校高学年の保護者の方からときどき質問されるのが、記述問題の学習の仕方です。塾の模擬試験などを受けると、記述問題の答えは一応書けているが小さな減点のあることが多く、親がどういうふうに説明していいかわからないというのです。しかし、これは、実は採点している人もよくわかっていないことが多いのです。模擬試験の記述問題の採点や小論文の採点は、かなり割り引いて考える必要があります。
高校生の場合、入試直前 . . . 本文を読む
「脱アメリカ時代のプリンシプル(原田武夫著)」という本の中で原田さんは、現下の世界経済の動きを、欧米とアジアの文化的抗争という視点からとらえています。戦後、世界の経済力の中心であったアメリカは、1970年代から衰退を始めていました。当時、多くの人の目には、豊かな欧米と貧しいアジアという構図が映っていましたが、現実の経済の活力の点では、アメリカやヨーロッパに代わって日本がアジアの牽引車として台頭しつ . . . 本文を読む
「風に立つライオン」。この曲は、数あるさだまさしの曲の中でも珠玉の1曲だと私は思います。特に、オーケストラをバックに朗々と歌う部分は、いつ聴いても鳥肌が立ちます。「最後の一食」という特集がよくメディアでありますが、仮に「最後の一曲」というものがあるならば、私は間違いなくこの曲を聴きながら死を迎えたいというでしょう。
日本を遠く離れたアフリカの地で医療活動に勤しむ男性が、日本にいる女性から届いた結 . . . 本文を読む
先日は、某中学校高等学校の対塾説明会でした。そんなに多くの生徒がお世話になっているわけではありませんが、一応、毎回お伺いしています。この毎回というところに実は小さくない意味があります。俗にいうところの定点観測とでも申しましょうか。さしずめ、昭和新山に対する三松正夫郵便局長のようなものか。イヤそんなにかっこよくはないな。
学校も生き物で、経済情勢・社会状況、はたまた他校との関係などで、いつも変化し . . . 本文を読む
国語の学習の大切な部分に論理的な文章を書く力をつけるということがあります。例えば、長文を読んでその意見文を書くということなどです。ここでは、この事例について、書き方を少しお話ししたいと思います。第1点は要約の仕方、第2点は実例の記述方法です。
まず、要約の仕方は次の通りです。
1、長文を読みながら、よくわかったところ、面白いところに線を引く。
2、その線を引いたところを中心に何度か繰り返し読 . . . 本文を読む
昔、まだパナソニックが松下電器と言っていた時代。月曜の8時東野英治郎の水戸黄門が始まった頃、オープニングに、♪~明る~いナショナル 明る~いナショナル みんな~ 家中~(うちじゅう~) で~んきでう~ご~く~ 明る~いナショナル 明る~いナショナル ラジオ~ テレビ~ な~んでも ナショ~ナ~ル~♪と歌が流れていました。
家には大した電化製品もなく、やっと60Wの蛍光灯が灯ったかという時代でした . . . 本文を読む
よく、保護者の方から、「子供に本を読むようにさせたいが」という相談を受けることがあります。方法は簡単です。ただ読ませるだけです。読む力がつくから読むようになるのではなく、読むから読む力がつき、読むことが面白くなってくるのです。
たまに、「本を読んでいる暇があったら勉強をさせる」という方針の家庭もあるようです。受験の直前の1年間は、確かに読書量は減らさざるを得ませんが、それ以外のすべての学年で、読 . . . 本文を読む