ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

天職

2009年10月27日 | 中学受験 行雲流水録
『天職』。この言葉の持つ価値が、軽んじられるようになってて久しいように思います。働く者各々が自分の仕事に誇りを持ち、一つの信念の基に励む仕事。父子孫々、脈々と流れる伝統と至高の技術。卓越した識見と一生を懸け全身全霊を注ぐ取り組み。今この思いに沿って日々を送る方が、日本にどれだけいらっしゃるでしょう。 私はこのことが何も時代の変化によるものだとは考えていません。この仕事と決めて一心不乱に取り組めば . . . 本文を読む

チョコレートの甘みと苦み

2009年10月18日 | 中学受験 行雲流水録
朝晩の涼しさに、秋の訪れを感じる今日この頃です。「天高く馬肥ゆる秋」という言葉どおり、最近やたらとお腹がすいてたまりません。そして、毎年、夏の暑さが過ぎると無性に恋しくなるのが甘いもの。特に、どら焼きと緑茶の組み合わせ。たまりません。ドラエモンみたいですけど…。 ビターなチョコレートを思わず買いたくなることもあります。ミーナ京都のゴディバのチョコレートドリンクも捨て難い。昔子供の頃、ロッテや明治 . . . 本文を読む

四季に染まる

2009年10月11日 | 中学受験 合格力随想
草木染めというものがあります。身の回りの植物を染料として活用するものです。世界中にその方法は存在するようですが、日本のものが最も繊細な色合いとのこと。 なるほど、志村ふくみさん(人間国宝)のような方が現れるほどなのですから。やはり、季節の移ろいがある日本に根ざした植物を使い、その移ろいを感じて生きてきた日本人の感性のなせる技なのかもしれません。すなわち、四季それぞれの色を染め、自分自身や身の回り . . . 本文を読む

妥協なき孤高の人

2009年10月08日 | 中学受験 行雲流水録
あるバイオリニストを紹介します。お名前は 神尾真由子さん、1986年生まれ。2007年、二十歳のときにチャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で優勝しました。神尾さんはとても印象的な方です。受賞したことで、以前テレビで特集番組が組まれています。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。それは、彼女の普段の生活を追うというものでした。 小学校時代、先生が「通ってはいけません」と言っている道 . . . 本文を読む

ユーモアと科学の融合

2009年10月03日 | 中学受験 行雲流水録
ノーベル賞の受賞はなかなか出来ません。しかし、もうひとつのノーベル賞なら、私はダメでも、ウチの生徒達が一人ぐらい受賞できるかもしれません。それは、「イグ・ノーベル賞」。 1991年から始まったユーモアにあふれ、科学への関心を高めた研究におくられる賞です。選考基準は、「人々を笑わせて、考えさせる」。お固いノーベル賞に比べて、ずいぶん親しみ易い賞のようです。ちなみに、ノーベル賞とは関係ないので、賞金 . . . 本文を読む