ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

あの頃

2010年12月31日 | 中学受験 行雲流水録
あれはいつの頃だったでしょうか。確かまだ父がいなかったので小学校に上がる前だと思うのですが…。冬、年末が近づくと私は祖母の家に預けられました。あの頃は母と二人の寂しいお正月よりも、若い叔父叔母に囲まれにぎやかに迎える新年を楽しみにしていたように思います。母もきっと何もしてやれない年越しが少しでも喜んでくれるものになったらという思いだったのでしょう。 祖母の家での年の瀬には、毎年恒例 . . . 本文を読む

『信じる力』を信じて…

2010年12月24日 | 中学受験 合格力随想
年末恒例の記事。受験の意味を教えてくれたエピーソードのアップです。風に向かって立つライオンのお話にお時間を少しだけお譲り下さい。敢えて、本文の訂正はしていません。最初に書いた時の思いが少しでも伝われば幸いだと思っています。全ての受験生へ明日を切り開くエールとしてお贈りします。   『今日から本格的な中学受験日程の開始です。お預かりした小6生のあれこれを思い出していると、以前指導した生 . . . 本文を読む

私の苦手

2010年12月18日 | 中学受験 行雲流水録
皆さんは港の別れを経験されたことがありますか。「船は出ていく煙は残る、残る煙に未練が宿る。宿る未練が…」のあの別れを…。私は港の別れが苦手です。私の生まれはN県I市。九州と朝鮮半島の間を離島で三等分し朝鮮側の島がT、九州側の島がIと考えていただくと分かりやすいでしょう。現在は魏志倭人伝記載の「一支國遺跡・原の辻」が発見され「歴史とロマンの島」として賑わっています。しかし . . . 本文を読む

10このステップ

2010年12月09日 | 中学受験 行雲流水録
どうすれば閉ざされた子どもの心を開くことができるのか。親として、人間として殺伐とした親子に関わる新聞記事に接するたびに悩みます。そんな時、ふと目にとまったこの指針。強い説得力を秘めています。 もし、親子の人間関係がうまくかみ合わなくなったとしても、ありのままのその子を愛していきたいという気持ちを抱いて、以下の『10このステップ』を踏めば必ず親子の人間関係作りはやり直せる。    「親子の人間関係 . . . 本文を読む

学問のOS

2010年12月04日 | 中学受験 合格力随想
国語はいろいろな教科の一つとして考えられています。しかし本当は、国語はOS(オペレーティングシステム)として捉えるべきです。このOSの土台の上に、様々なアプリケーションソフトとしての各教科があるという構造が一番理解しやすいと思います。 別の言い方で言えば、国語の本質は哲学です。哲学といっても、専門家が研究する哲学のような狭い意味の学問ではなく、ものの見方、感じ方、考え方の骨格を育てる学問としての哲 . . . 本文を読む