大学入試の英語の問題への対応力の殆どは国語力です。英文で書いてある内容自体が難しくなるため、難解な文章を読む国語的な力がないと、英文も当然読みきれません。また、英語の選択問題も、現代文の選択問題と同じように消去法で対応します。したがって、論旨を明確に把握していく力は不可欠です。大学入試のような問題になればなるほど、国語力がなければ英語そのものの力があっても得点が取れなくなっていきます。古文や漢文に . . . 本文を読む
私は、中学受験の国語の試験に対する学習・対策を次のように考えています。
まず、記述式の設問への学習ですが、第一は、指定の字数の感覚に慣れること。第二は、すばやく一挙に書くスピードを身につけること。第三は、できるだけ論点を対比する形で書くことの3つです。
一般に、一つの文の平均的な長さは40~50字です。したがって、150字の記述という指定がある場合、その解答は3~4文で構成されると考え、150 . . . 本文を読む
高校の同窓会の案内が届きました。40才の時に一度学年会が行われましたが、その時は確か150名程集まったはずです。それから15年。今回は、3年間持ち上がりのクラス担任N先生の古希祝いを兼ねたクラス会の開催です。私のクラスは、その高校に始めてできた選抜特進でした。選抜特進とは、入試の後にもう一度試験を受けて、文字通り選抜される特進です。1年2組から始まり2年2組となり、3年3組になってもなぜか2組と呼 . . . 本文を読む
今年は、9月とはいえ残暑厳しく、秋の訪れは10月を待たねばならないようです。10月と言えば、その30年の生涯を自意識過剰と言うほど熱く駆け抜けた吉田松陰が処刑された月です。以前、私は松蔭を白皙の隠者然とした国士と思っていましたが、よくよく見るとその生き方は、賢くはあるのですが熱血漢そのもの。どちらかと言えば子どものように純粋な行動の人だったようです。
そんな松陰は、処刑される前日、門下生に向けて . . . 本文を読む
比喩をうまく使える子と、ありきたりの形でしか使えない子とがいます。この差はどこから来るかというと、やはり語彙に対する習熟度の違いから来ます。言葉を自分の手足のようによくなじんだ形で使える子は、面白い比喩を作ることができます。しかし、言葉を不便な道具のように使う段階の子は、まだうまく比喩が使えません。 語彙力の差は、読む力の差として表れます。漢字の書き取りの力は、書き取りの練習量に比例していますが、 . . . 本文を読む