今日は大晦日。恒例の紅白歌合戦が放送されます。今年、特に楽しみにしていることがあります。それは、『レベッカ』の出場。30年前のNOKKOのエネルギッシュでパワフルなボーカルとソロになってからのそれとでは全然比べ物になりません。ヤッパリ、NOKKOは『レベッカ』として輝いていたのです。しかし、惜しまれつつ、1991年に解散。正に絶頂期でのフェイドアウトでした。その後、数回チャリティーでの結成はありましたが、紅白歌合戦は今回初出場。
『レベッカ』の楽曲といえば大ヒットの『フレンズ』が有名。今日もきっとこの曲を歌うでしょう。私もあの頃は『フレンズ』とその他諸々の曲という意識でした。しかし、ある年齢を境に『Maybe Tomorrow』を聴きたいと思うようになりました。老いてわかる曲の良さとでもいうのでしょうか。たぶん、ダメだと思いますが、『Maybe Tomorrow』を少しでも歌って欲しいものです。この曲は、ライブの最後にいつも演奏していた曲。激しいパフォーマンスの最後にスローなメロディーで滔々と明日への思いを込めて歌い上げていました、「たぶん、明日は…♪」と。
NOKKOが『レベッカ』として活動を始めたころ、明日のプロを夢見て、この曲を作ったとのこと。プロになった後も歌い続けていくところに、今に安住しないNOKKOの音楽への真摯さが表れていると思います。坂の上の雲さえまだ見えない、はるか坂の下から、ただ一心にひたすら坂を上り続け夢を追う。明日という日を信じて頑張る、全ての方に聴いて欲しいと思います。
私も生徒たちとともに、彼らの『Maybe Tomorrow』を信じて、アト一踏ん張り。今年一年のお付き合い有り難うございました。皆様にとっても来年がお一人おひとりの『Maybe Tomorrow』であることをお祈りいたします。
『Maybe Tomorrow』
疲れた体よこたえ 目を閉じて今日を思いかえす
汗にまみれてただがむしゃらで 夢はまた遠い1日だった
だけど明日はきっといいこと あると信じていたいのMaybe Tomorrow
夜にすいこまれ心がさむくなる 子どもの頃を想いだすよ
ひとりぼっちで歩きはじめたから もうふり返ることは出来ないね
灰色の日に行きづまっても あきらめは出来ないのMaybe Tomorrow