自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

3月18日

2014-03-18 | Weblog
事の始まりはいつもヤツから。『おすぎさん、スキー行こうぜ!』そんなわけで滑ってきました。スキーなんて何年ぶりだ…。そして夜行バスも何年ぶりだ…。友人たちからは一様に不参加を頂きましたので、毎度恒例の二人っきり。

某日、仕事を早々に切り上げた私は颯爽と帰宅。シャワーを浴びて着替えて家でのんびり。22時に池袋集合だからなー、21時に家を出れば十分間に合うわ。テレビを見ながら時間を潰して、21時ちょっと前に出発。

ヤツに『22時ジャストくらいに池袋着くわ』と連絡したところ、『オレは21時40分くらいに着くよ』と返ってきました。え?うそん。これはまずい。乗り換えは楽だが時間がかかるルートで行こうと思ったのですが、乗り換えは大変だが最短ルートに変更。乗り換えを全力ダッシュすることで、無事21時40分に池袋到着。『着いたで!』『電車が遅延して…』私の努力は無駄でした。

ツアーの案内には『22時半迄に受付を済ませてください』と書いてあったので、まずは受け付けをしてから夕飯を食べることにしました。バスの受け付けはサンシャインなので、ちょっと遠いのよね。22時7分に受け付けに着いたところ、『受け付けは準備中です』と言われました。

ア「受付開始は何時から?」
受「間もなく開始します」

受付開始は15分後でした。私は15分を間も無くとは言わない。『バスの出発が23時のため、22時50分にはバスに乗ってください』と言われたので、頑張って30分でご飯を食べましょう。『サンシャインで食べればいいやー』と思っていたのですが、どこも22時閉店じゃねーか。ダッシュで池袋まで戻って、ばんからラーメンを掻っ込む。隣に座るヤツのことを気にせず、にんにくタップリで。食後、無言でヤツからガムを頂きました。まぁなんだ、ゴメン。

サンシャインに戻って、トイレに寄ろうと思ったら大行列でした。女子トイレもビックリな混みようだよ。仕方がないのでトイレは諦め、バスへ向かいました。迷子になって、集合時間を過ぎました。ごめんなさい。でも私たちより遅い人もいたもん…。22時56分、バス出発。

254から環七に入って20号へ。調布から中央道だよ。でも、環七に入ってしばらくしてからはもう記憶がないよ。気づいたら調布ICに乗るところでした。その後は寝たり起きたりを繰り返して、気づいたら初狩PAで休憩。初狩というあまりに渋いチョイスに私もヤツもビックリ。

ヤ「初狩ってどこだよ!談合坂じゃないのか!」
ア「オレもてっきり談合坂かと…確か大月JCTの先だった気がする」
ヤ「そうだっけ?もはや全然わからん」
ア「談合坂があって、大月JCTがあって、鮎川PAがあって、初狩じゃなかったかなぁ」
ヤ「そもそもなんで中央道なんだよ…関越道だと思ってたわ」
ア「そうそう、関越から上信越道に出るのかと」

今調べてみたら、鮎川PAは東名じゃねーか。でも、大月JCTの次が初狩PAだから悪くはない。そして関越ルートも中央ルートも大差無かった。二人でトイレを済ませて、確か0時50分出発。また寝たり起きたりをしていると、気づけば一般道。時間はまだ1時台。まー、早く着きすぎてもアレだしねぇ。

ここから首とケツが悲鳴を上げ始める。100均で空気枕を購入していたので首はまだマシでしたが、ケツが半端ない。3時台に目が覚めてからは、30分に1回目が覚めてケツの位置を直していました。

そして6時ちょい過ぎ、目的地である白馬五竜スキー場に到着。終点ではないため、急いで降りるよ。急いで降りた結果、飲みかけのアクエリアスをバスに置いてきたよ。まだ70円分くらいしか飲んでないよ…。ヘロヘロな私とは対照的に、ヤツは結構元気。『ケツも首もなんともないよ』とのこと。しかしどんなルートで来たのかな。GPSロガーでも動かしておけば良かった。

受け付けでちょっとイラッ☆としたけど、丁寧な説明をしてくれたので許す。リフトが6時半からなので、急いで準備!と思ったけど、レンタルショップが開くのが7時ですって。ガッデム。パンを齧りながら時間を潰して、7時にレンタルショップ行ったらちょっと混んでてイラッ☆とした。そしてショップの兄ちゃんから『カービングスキーはプラスで1000円』と言われてさらにイラッ☆とした。逆に聞こう、いまどき普通のスキー板を選ぶ人がいるのかと。ホントに在庫あんのかと。保険と板変更でプラス1500円になってイライラ。レンタルウェアがダサいというよりボロくてイライラ。レンタルがプラス500円という安さがメリットのプランなのに、結局2000円じゃないか。ほかのプランなら2500円プラスで板とウェアだけじゃなくて小物まで付いてたっつーの。

一通りイラッ☆を済ませたところで、準備しましょう。ちゃっかりヤージーはウェアを持ってきていました。まぁ、かさばるのがデメリットですが、ダサくはないね。久々のスキーってことでいろいろと手間取るも、8時からスキー開始。

本日の天候は雪。気温は氷点下3℃。風が結構強くて、安全確認が長引いてリフトの運転が遅くなるくらい。さらに時々強風で雪が舞い上がって視界を奪う。コレが結構怖いんだよね。そして風のせいで驚くほど寒い。

目の前には初級者コース。ここは初級者コースが長くて広いからいいね。早朝のゲレンデは空いているけど、久々すぎてボーゲンしかできぬ。一方ヤツはそれなりにキレイに滑っていく。私は早々に諦めました。

ア「おそらく、今日オレはここから動かん。中級者コースへは一人で行ってくれ」
ヤ「そんなさみしいこと言うなよ…」

しばらくはここで練習。何本か滑っていると、パラレルターンもどきが出来るようになりました。ちょっと自信がついた。ここでヤツから『あっちに行ってみようよ』と、比較的短い中級者コースに誘われました。自信がついた私は二つ返事でOK。そして死んだ。自信が崩れ落ちたね。

ア「オレはもうダメだ…生まれてきてすみません…」
ヤ「なんでダメなんだろうなぁ。初級ではそこそこ滑れてるのに」
ア「まず狭いのがダメだな。すぐにターンしないといけないという焦りから、体が動かなくなるんよ。それに人が多いと煽られてるみたいでそれもプレッシャーに…」
ヤ「もうちょっと慣れないとダメかー」

午前中はひたすら初心者コースで練習。恐怖感の払拭が最優先。数をこなしてスキーに慣れないと。11時前に少し早目の昼食。カレーが思いのほかうまかった。てっきりレトルトカレーだと思ったのに。

食後、慣らしとして初心者コースで一本滑った後、ゴンドラに乗って隣のスキー場の林間コースへ。レベル的には初心者だが、狭さだけが心配。そして心配が的中。結局ボーゲンでチンタラと滑り降りる羽目に。面目次第もない。やはり狭いとターンに焦る。そして雲が厚くなると足元がよく見えず、なおさら不安に。

気を取り直して2本目。さすがに一回滑っているので、さっきよりは安定した滑り。だが、内膝が限界を迎えました。立っているのもつらい…。うまいことパラレルもどきができれば重心が移動するけど、ボーゲンだと内膝にずーと体重がかかるからなぁ。リフトに乗っているときに少し回復するけど、林間コースは長い時間滑るから、結構つらい。

林間コースはかなり高所にありまして、初心者コースと比べてさらに風が強い。リフトに乗っていると、顔が凍てついて痛かったり感覚がなくなったり。何本か滑ったところで、私の膝もつらいし下山を決意。もとの初心者コースに戻るには、中級者上級者コースをいくつか滑らなければなりません。あまり自信のない私は、ゴンドラで戻ることにしました。ヤツは上級者コースに果敢に挑んでいきました。

我々が初心者コースに戻ったころ、強風でリフトがガンガン止まりました。いやー、グッドタイミングだったね。比較的標高の低い初心者コース周りのリフトは動いていましたが、リフトが止まった影響でみんなこっちへ流れてきまして、大混雑。ボーダーの自爆テロに巻き込まれました。

つーかね、このゲレンデは6:4か7:3くらいでボードが多いんですが、スキーヤー専用通路で堂々とボーダーが板履いているんですよ。スゲー邪魔。人が多いところで回転ジャンプして危ないし。林間コースではショートカットして上から降ってくるし。ゲレンデのど真ん中に止まって群れてるし。なに、下手なオレにパラレル大回転でもしろってのか。『ゲレンデの真ん中で止まるな』ってアナウンスしとるやろが。

さすがにこれだけ滑っていると、だいぶ安定して滑れるようになりました。初心者コースは広くて安心なのもあって、ほとんどボーゲンは出ず。あとはいかに足をキレイに揃えて滑れるかだな…。なんか足が広がっちゃうんだよね。

ヤ「おすぎさん、攻めの姿勢が足りないよ!」
ア「歳取ると保守的になるんだよ!まずはキレイに滑りたいんだよ」
ヤ「スピードに乗らないと、重心移動がうまくいかないと思うよ。もっと攻めろよ」
ア「えぇー?まぁ、チャレンジしてみるよ」

限界ギリギリのスピードで滑った結果、確かに安定した。安定したけど、今までより重心移動を大きく行わないといけないので、内ももがつりそうになる。そしてちょっとした凹凸でも足を取られる。いろいろヤバかったけど、今まで一番キレイに滑ることが出来ました。

ヤ「おすぎさん、やったじゃん!今まで一番キレイだったんじゃない?」
ア「おう、会心の滑りだったぜ!今日一だな!でも足がつりそうだ」

感覚を忘れないように、同じように限界ギリギリの滑りを繰り返した結果、足を取られて盛大にコケた。なかなかド派手に転倒したので、笑えました。内膝と内ももが限界なのと、人が増えたせいか凸凹してきた雪の両方が原因か。

16時を回ったところで、本日のスキーは終了。7時間以上も滑ってたわ。そりゃ膝が痛くもなる。レンタル一式を返却して、クレジャン。グーは負ける気がした。チョキはいつも出しているから読まれている気がした。なのでパーを出した。そして負けた。1,050円也。キイチゴジャムが美味かったからいいけど。

そしてお風呂へ。今回のツアーでは、併設の温泉を無料で利用できるのです。600円得した!まぁ、風呂は中浴場が1つだし、お湯は近くの温泉から持ってきたものを沸かしたものだけど。さらに脱衣場で籠をおっさんに強奪されまして、またイラッ☆とした。でもね、冷えて疲れた体に温泉が心地いいねぇ。打ち身や筋肉痛に効果があるといいんだけど。30分ちょいでお風呂から出て、休憩がてらお土産を買って、一息ついたらもう集合時間。時間ピッタリすぎてビビる。でも、レジでギャルどもに横入りされてまたイラッ☆とした。

バスに乗り込んで、サクッと睡眠。安曇野ICから長野自動車道に入るらしいんだけど、気づいたら梓川PAでした。特にトイレに行きたいわけでもないのでバスから出なかったのですが、25分は長い。早く着きすぎないための調整なのかな。

そしてここで、斜め後ろのカップルがファミマでパスタを買ってくるという暴挙。車内ににおいが充満し、ズルズルと麺をすする音が鳴り響く。おすぎ氏、ムカ着火ファイアー。ふと隣を見ると、ヤツは気持ちよさそうに寝ておりました。うん、オレも寝よう。目を閉じて無心を心がけるも、ズルズルという音が耳障り。他の乗客もよく我慢できたなぁ。

帰りのバスでも30分に1回目が覚める感じで、熟睡は出来ず。やっぱり首とケツがつらいね。石川PAで最後の休憩。トイレを済ませて、プリンどらというどら焼きの餡子の代わりにプリンが入っているお菓子を買って、バスに戻って食す。少し甘めのどら焼きの皮と、プリンの味がする。良く言えば期待を裏切らない味。このレビューだけで、ヤツと大爆笑。うん、疲れているのかな。21時40分、バス出発。

ア「今から出発して、22時に新宿に着くのかな」
ヤ「新宿は厳しいなぁ…」
ア「ほら、案内板には新宿まで35分って書いてあるぞ」
ヤ「アウトじゃん」
ア「でも運ちゃん、結構アグレッシブな運転しているんだよ。ホラ」
ヤ「おー…結構追い越し車線を活用してるなぁ」
ア「梓川で25分も待たなきゃよかったのに」
ヤ「やっぱり新宿で降りるのかな」
ア「いやー、高井戸じゃない?やっぱりそこはケチらないと」
ヤ「それだと確実に間に合わないしなぁ」
ア「もしくは初台じゃない?どうせ都庁の地下駐車場解散だろ」
ヤ「いや、スバルビルの前じゃないか?」

というどうでもいい会話を延々と行ったのですが、結局新宿で降りてセンタービルの前で解散でした。ヤツの予想通りや…。ちなみに到着時間は22時4分。うむ、悪くない。この後、ヤツとラーメン食べて解散。0泊2日のスキーツアーはこれにて終了。

久々のスキーは、めっちゃ楽しかったよ。イラッ☆としたのは、たぶん寝不足。最後のほうはいい感じで滑れたし、年に2~3回来ればそこそこ滑れるようになるかも。人が少なければ自爆で済むけど、人が多いと巻き込みそうで、あんまり無茶できないのがなぁ…。まぁ、今シーズンはもうないな。あと、夜行は思ったよりきつかった。もうちょい大丈夫だと思ったんだけど…。次はケツ対策を考えないとなぁ。

あとは、ちょっとヤツに申し訳なかった。誘ってきたのがヤツとはいえ、初心者コースばっかりの上に、滑るのもヤツほど早くないから回転も遅い。付き合わせちゃった感があるね。

何よりも、大きなケガがなく終えられたことが一番でした。やっぱり嫌いじゃないし、来シーズンもスキー行こうかなぁ。