歌には、心の底から感動し泣けてしまうものがある。心に染み入る歌は、歌詞もメロディーも良いのである。じっくり聞いているとその情景が脳裏に描かれてきて、思わず泣けてしまうのである。そんな歌を集めてみた。
泣ける歌は、人それぞれなので、その人によって感じ方は異なるが、私的に選んでみた。先ずは古くは、海援隊の「母に捧げるバラード」だろうと思う。今ではメジャーになった武田鉄也であるが、当時無名の音楽家であった。自分自身のことを母の視点から歌ったこの歌は、ジーンとくる。歌と言うより、かたりべと言った方が正しいかもしれないが、実に情景が目の前に描かれる歌なのである。
次は、大変い長い歌ではあるが、世間に衝撃を与えた歌「トイレの神様」である。作詞作曲は、植村花菜である。童謡のようであるし、むかしばなしのようなこの歌は、ジーンと心に響くのである。これまた、本人と祖母の愛をうたった歌なのであるが、実に奥深い思いが心に痛烈に訴えかけるのである。
3曲目は、森山良子の「涙そうそう」。この歌は、やはり森山良子自身のことで、兄を亡くした悲しみを歌った曲である。生きていたら、今なお自分自身を支えてくれたであろう兄の優しさと愛を、静かな口調で歌う。この歌も実に心に響き、心の底から涙がこぼれ出てしまうのである。
4曲目は、さだまさしの「償い」である。たった一度だけ起こしてしまった自動車事故。それによって、相手のかけがえのない人を死に至らしめてしまう。そのことが、事故を起こしたその人には大きな責任感になって、何年も必死に働いた給料から、遺族に仕送りをするのである。実に悲しい、苦しい思いが伝わってくる。さだまさしが友人から聞いた実話であるという。何ともやりきれない思いになってしまう。しかし、一生懸命自分の行為の責任を償おうとするその人に、感動してしまうのである。
最後に、最近じわじわきている2人組。兵庫県生まれの吉田(結威)くんと東京生まれの山田(義孝)くんによるフォークデュオ吉田山田で、昨年末、NHK『みんなのうた』でオンエアされた『日々』という曲が「泣ける」「いい曲だ」と、大きな反響を呼んでいるのである。
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