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ラーメン道37 鶏スープが絶品「元(HAJIME)」

2013年04月06日 19時22分43秒 | Weblog

 昼時は、色んな店を思い出しながら、ここで食べたらどうだろうと考えてしまうものなのです。安くておいしいものが最適ですが、多少の値段は高くても、おいしいものもやむなしと最近思うようになりました。先ずは、おいしいものが一番。その次に値段です。しかし、高くておいしいものは、あまり興味がありませんので、おいしさと値段が一体となったものが、私にとって最も良いものということになります。
 今日は、板橋区蓮根のらあめんの紹介。この場所に、一世を風靡した、鶏だしが絶品のラーメン屋があります。あの佐野をもうならせたラーメンなのです。その屋号は「元(HAJIME)である。ここのラーメンは、多くのマスコミに取り上げられたことがあり、その味は評判の店なのです。
 11:25に到着すると、まだ「仕度中」の板看板が掲げられていた。開店時間を見ると、11:30から14:00が昼の時間であった。しょうがないので、5分ほど待つことにし、近隣をぶらぶら・・・。やがて、ドアが開き看板が「営業中」になったので、入ろうとすると、すでに1人が先には入ろうとしていた。なるほど、一時期の行列はなくなったのであろうが、この店で「らあめん」を食べたいと思う人はそれなりにいるものなのである。2番目に私、奥に座るや否や次々と人がやってきた。さすがに凄い。満を時したかのように、お客が入店である。ここは、カウンターしかない。8人も入れば満席という、狭い店なのである。入口内の自動券売機で食券を買って、着席時に店主に渡す注文方法である。私は、ここの塩ラーメンが美味であることを知っていたので、味玉塩ラーメン(850円)と量が少ないことはマスコミの取材で知っていたので、焼豚丼(250円)を選択。またしても、1,000円越えのランチになってしまったのである。まあ、やむを得ないとは思うが・・・。
 しばらくして、味玉塩ラーメンと焼豚丼が到着。味玉塩ラーメンは、さっぱりとした、透き通るようなスープが実にうまい。麺は細直麺で、実にスープにあった味わいである。シナチクの代わりに若筍、チャーシューは、焼いていない生に近い肉、それに鶏団子が入っている。味玉子は、真っ白いので、見た目ではゆで卵と変わらない感じ。しかし、噛んでみると、黄身の塩味が口中に広がる。実に濃厚な味玉である。若筍もじつに新鮮でうまい。チャーシューは、柔らかく、実に豊潤な味である。麺をすすりながら、スープを飲む。のけぞりそうになるくらいの洗練された味に、涙が出てくる。実にうれしい、おいしいラーメンである。焼豚丼に移る。濃厚な焼豚が短冊状に入っている。タレがかかっており、ご飯と共に食べると、実に濃厚で味わい深い。これもまた、素晴らしい味である。ラーメンに入っているチャーシューとは、全く別物の焼豚である。これは、最強の組み合わせである。さっぱりと、しかもコクのあるラーメンを食べながら、濃厚にしてパンチのある焼豚丼を掻き込む。実に幸せな気分になる。
 他のお客も、ほとんどが塩ラーメンを選択していた。これほどの完成度の高いらあめんとは・・・、驚きである。塩ラーメンNO.1(私的に)としていた池袋の「まるきゅうラーメン」を超えた味に、NO.1の栄冠を与えたのであった。

らあめん 元 - 料理写真:焼豚丼