幸せへの感動の映画『幸せのちから』(2006年アメリカ制作)を観た。この映画はいわくつくの映画作品なのです。昨年1月、この試写会に当選していたので楽しみにしていたのだが、急遽、転勤になってしまったので、結局、試写会には、行けなかったのである。代わりに、家内が試写会に参加した。非常に感動する、いい作品であったとの評価を聞いていた。その映画を、今回観賞することができた。ウィル・スミス親子の共演の話題作にして、実話に基づいた映画なのです。この映画の中には、いくつもの「幸せへの方程式」が散りばめられている。幸せになることは、本当に大変なことであり、勇気が必要なのです。そして、待っていては、決してやってきてくれない、自分から追い求めねばならないのです。本当に、「幸せ」とは厄介なものなのである。この映画の中では、たびたび、「トーマス・ジェファーソン起草の独立宣言」が引用される。なぜ、ジェファーソンは独立宣言の中に、「追求」という言葉を入れたのか?この追求ということが、権利を自分のものにするためには必須の条件なのでしょうか?待っていては、「幸せ」は、得られないのです。自分から追い求めねばならないのです。
この映画作品には、色んな展開があり、ナレーションで説明される。「バスに乗る」章、「バカをやる」章、「税金を払う」章、「幸福」章の4編で構成されている。この映画の主人公クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、オスティモ社の「精密骨密度測定器」を医者向けに販売し、生計を立てている。自営セールスマンなのである。ある時、友人に会うために、歌を街頭で歌を唄っていたヒッピーに、大事な「測定器」を預けることに。1台は、1ヶ月分の生活費に匹敵するのだ。しかし、このヒッピーに持ち逃げされてしまい、バスまで全速力で追いかけることになってしまう。とにかく、色んなところでドジを踏んでは、その尻拭いに奔走しなければならなくなるのです。やがて、こんなセールスもうまくいかず、生活苦のあまり、妻リンダが家を出て行くことのなる。ガードナーは、息子クリストファーに言う。「お前、幸せか」、静かにうなずくクリストファーであった。「パパは幸せだ。お前が幸せなら、パパも幸せだ」。なんとも泣かせるシーンなのです。映像を通じて、このスミス親子のなんとも素敵な愛情シーンを、何度も観る事になる。とっても素敵な関係の親子なのです。誕生日プレゼントのバスケット・ボールで、ビル屋上で遊んでいる時の会話が、また、良い。「パパは、あだ名があったの」、「そうだな、テンガロン・ハットといわれていたな。゛頭でっかち゛という意味かな」。クリストファーに言う、「誰にも無理なんて言わせない。何かほしければ、取りに行けばいい」。この時の決意から、ディーン・ウィッター社(証券会社)の入社を志願することに。しかし、この会社に就職するには、6ヶ月の無給の研修を受け、しかも、20人に1人しか採用されないのだ。この過酷な試練に果敢に挑戦することになる。日々の生活にも事欠き、家賃の滞納から家を追い出され、地下鉄のトイレに泊まったり、教会の無賃宿泊所に多くの浮浪者に混じって並ぶことも。親子二人は、寄り添って寝るのです。辛さのあまり、涙するガードナー。息子クリストファーが、こんな比喩話をする、「ある時、溺れている人の近くを、1隻目の船が通りかかった。船員が゛助けてやろうか?゛と声をかけてきた。しかし、溺れている男は、゛いや、神の救いを信じている゛と言って拒否する。2隻目の船も同様に、゛助けてやろうか?゛というが、やはり、溺れている男は、゛いや、結構、神の救いを信じているから゛。やがて、男は溺れ死んでしまった。天国に行って神様に言う、゛何で助けてくれなかったのですか?゛、すると神は言った。゛何を言っているのだ!!2度もお前を助けるために、船を使わせたではないか!!゛。」幸せは、待っていてはだめなのです。自分から積極的に動いていかねばならないのである。しかし、本当にこの映画には、幸せへの金言が散りばめられていますね。会話を聞いているだけでも、大変な感動を覚えます。親子が、どんな難局にも、寄り添って対峙する様子が、心打ちますね!!さすがに、実話の映画化なので、いたるところに「幸せの方程式」が充満しています。素晴らしい映画作品でした。
【ストーリー】
81年、サンフランシスコ。5歳の息子クリストファーを何より大切に思うクリス・ガードナーは、新型医療機器を病院に売り込む日々。しかし大量に買い込んだ機器は滅多に売れず、家賃も払えない生活が続いていた。そんなある日、彼は高級車から降りた男に成功の秘訣を尋ねたことをきっかけに、証券会社の養成コースに通うことを決意する。受講者に選ばれるように、クリスは人事課長のトゥイッスルへ自己アピールするのだが…。
作品に登場するクリス・ガードナーは、シカゴなどに会社を構える実在の人物で、いわゆる“勝ち組”の人間。しかし一時は住む家を失い、息子と共にホームレス生活をするほどの極貧にあえいでいた。この『幸せのちから』は、そんなクリス・ガードナーの足跡を基に描かれた真実のドラマだ。とはいえ、単に成功を描いたアメリカン・ドリーム物語ではない。むしろ重きを置かれているのは、息子を想う父の愛情。息子を守ろうとする想いこそが、成功への原動力となるのだ。そんな父親をウィル・スミスが真摯な演技で表現。息子クリストファーを演じたウィル・スミスの実子、ジェイデン・スミスとの自然なやりとりが、作品にリアリティを与えている。
・「幸せのちから」HP>>http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/thepursuitofhappyness/
さあ、いにしえのTVドラマ特集第6弾です。なんといっても、TVドラマの素晴らしさは、見たものにしか分からないのです。楽しさ、喜び、興奮等どれもを満たしてくれる素晴らしい映像世界なのです。どうか、この素晴らしい世界に浸ってみてください。浸った時に、感動の世界が開けるのです。なんとも言えない世界が・・・。
今回は、特撮の世界を観ていきましょう!!
25.『マグマ大使』
<主演>江木俊夫
マグマ大使とは、地球の創造主アースが、地球侵略を狙う「宇宙の帝王」ゴアとの戦いのために生んだ「ロケット人間」である。アースがマモル少年に与えた特殊な笛によって呼び出され、ゴアの差し向けた敵と戦う。ロケット人間は特殊金属の体を持ち人間型とロケット型に変形する。(人型でも空を飛ぶ場面があった)日本を遠く離れた火山島(無人)を基地としており、創造主アースとマグマ大使の妻・モルの三人で暮らしている。後に村上マモル少年と関わったことからマグマ夫妻も子供が欲しくなり、その願いを聞き入れたアースがマモル少年をモデルに長男・ガムを誕生させた(ガムという名はスポンサーがロッテであったためであると言われている)。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=lNte0xhN6e8&feature=related
26.『仮面の忍者 赤影』
<主演>赤影(あかかげ):坂口祐三郎、 青影(あおかげ):金子吉延 、白影(しろかげ):牧冬吉
テレビの「特撮」作品では「東映」初のカラ~作品でもありました、「横山光輝」原作の漫画『仮面の忍者 赤影』。痛快娯楽テレビ時代劇と言う言葉がピッタリの『仮面の忍者 赤影』と言う番組は、1967(昭和42)年4月15日~1968(昭和43)年3月27日(全52話)、毎週水曜日のPM7時~PM7時30分に東映京都テレビプロの制作で、関西テレビ系列にて人気放映されておりました…。ちなみに本作品は、当時『仮面の忍者 赤影』のスポンサ~に決まった家電メ~カ~の大手『三洋電気』が「カラ~テレビ」をもっと一般家庭に普及させると言う目的の為、『仮面の忍者 赤影』の主人公達それぞれに「赤影」、「青影」、「白影」と言う、カラ~作品の彩色の素晴らしさと魅力をお茶の間の視聴者に、比較的わかりやすく表現認知して貰えるようにと、原色の名前を各主要キャラ達の名前に取り入れた!というお話があります。青影の「だいじょーぶ」の台詞も有名ですね。今なら、流行語大賞間違いないでしょうね!!
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=026OzPRH1rU
27.『怪獣王子』
<主演>伊吹タケル / 怪獣王子:野村光徳、 伊吹ミツル:野村好徳
1967年(昭和42年)10月2日から1968年(昭和43年)3月25日までフジテレビ系で毎週月曜日19:30 - 20:00に全26話が放送された、日本特撮製作の特撮テレビ番組。カラー作品。京都で撮影された。56話の予定だったが、製作会社が空中分解したため26話に短縮された。題名は怪獣王子であるが、実際に登場する怪獣の殆どは恐竜である。主人公の少年がジャングルで行方不明になり、後に恐竜を乗りこなす少年として登場する。武器はブーメラン。これらの設定は『少年ケニヤ』に似ている。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=je66WANK1NY&feature=related
28.『快獣ブースカ』
<主演>屯田大作:宮本智弘、ジロ吉:渡辺説十四、 ミー子:中原純子、 チョロ吉:藤江喜幸
1966年11月9日から1967年9月27日まで、毎週水曜日19時 - 19時30分に日本テレビ系で全47話が放送された、円谷プロ・東宝製作の特撮テレビドラマ、および作品内に登場する架空の快獣。人に危害を加えない愉快な怪獣ということで「快獣(こころよい怪獣の意)」という。円谷プロの作品『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」というエピソードがベースになっており、「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで、かつ当時の子供達の目線に立って作られたコメディである。「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」などの「ブースカ語」が当時の子どもたちの間で流行した。小学館の学年誌にも様々な作家によって漫画・絵物語が連載され、いわゆるメディアミックス展開の先駆となった。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=vXFIbRafe6g
29.『光速エスパー』
<主演>三ツ木 清隆
1967年8月1日から1968年1月23日まで日本テレビ系で全26話が放送された、宣弘社製作の特撮番組、および劇中に登場する主人公の通称。「エスパー」というタイトルだが、主人公は超能力者ではない(サブキャラクターである善悪の宇宙人たちは超能力を持っている)。自力で超人的な主人公が奇抜な扮装をしているのではなく、特徴的な装束そのものが能力を持っている、という「強化服」の概念を広めた先駆的な作品。その意味では、後のスーパー戦隊やメタルヒーローの源流の一つとも位置づけられる。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=BRFpROG88I0&feature=related
30.『キャプテン・ウルトラ』
<主演>キャプテンウルトラ(本郷武彦):中田博久、 キケロ星人ジョー:小林稔侍、 ハック:佐川二郎
1967年(昭和42年)4月16日から同年9月24日まで、全24話がTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に放送された東映製作の特撮テレビドラマ、及び同作品内に登場したヒーローの名称。東映が「宇宙特撮シリーズ」として制作した国産初の本格スペースオペラ作品である。円谷プロによる『ウルトラマン』の製作が追いつかなくなり、放送終了を余儀なくされたが、この放送枠(タケダアワー)を単独提供していた武田薬品工業およびTBSは「ウルトラシリーズ」を続行させたい意向から、次回作の製作を東映に依頼した。そのため、本作にはウルトラの名が冠され、ウルトラシリーズ第3弾として放送された。『ウルトラセブン』までの橋渡し的な作品と捉えられることが多い。
オリンピックといえば、ミュンヘン大会が一番の思い出ですね。イスラエル選手団が、過激組織に襲撃され、悲惨な事件になりました。そして、大好きだったバレーボールの種目で、男子バレーボール・チームが、金メダルを取った大会でもあったのです。イスラエル選手団の事件報復は、『ミュンヘン』という映画が制作され、世間を驚かせました。日本の男子バレーボール・チームの活躍は、アニメンタリー(アニメーション+ドキュメンタリーの合成語)である『ミュンヘンへの道』で紹介されました。1972年4月23日から8月20日、および特別編として同年9月24日に不二家の時間(TBS)で放送されたドキュメンタリーとアニメーションを一体化させた番組である。 1971年にタツノコプロ制作、日本テレビで放映した「アニメンタリー 決断」に次ぐ格好だが、「決断」は太平洋戦争を題材にした歴史ものだったのに対し、「ミュンヘンへの道」はオリンピックに関連した同時進行ドキュメントである。「松平ニッポン」(松平康隆監督率いるバレーボール日本代表チーム)が、本当に金メダルを取れるのか、視聴者はドキドキ、ワクワクしながら、五輪や前哨戦の大会を連動して見ることで、メディアミックスの走りともいえる演出効果を果たした。 日テレの「決断」が、最終回はプロ野球読売ジャイアンツ監督、川上哲治を取り上げた「川上監督の決断」であったように、同時進行ドキュメントの強さを発揮して、実写版の「金メダルへの道」を期待したが、なにもなくて拍子抜けしたバレーボールファンも少なくなかった。番組はバレーボール日本代表が、ミュンヘンオリンピック(同1972年)へ向けて取り組む様をチーム全体、あるいは選手個々のエピソードを交えて取り上げたもので、エピソード部分はアニメーション、また練習の模様などは実写映像を使って放送された。当時、日本オリンピック委員会はアマチュア選手のテレビ出演を厳しく規制していたこともあって、選手エピソード部分についてはアニメーションを利用したものと考えられている。原作は小泉志津男著「嵐と太陽」および松平康隆著「負けてたまるか!」。主題歌はハニー・ナイツによる「ミュンヘンへの道」(作詞 阿久悠、作曲 渡辺岳夫)、挿入歌は「燃える青春」(作詞 阿久悠、作曲 渡辺岳夫)。松平康隆監督の声優は小林昭二が担当した。毎回、猫田勝敏、南将之、森田淳悟、横田忠義、大古誠司ら、チーム全員12人を主役としてストーリーを編み、当時の日本バレーボール界をリードした選手がもちろん実名で登場している。
オリンピックが近づくとアニメの世界でもオリンピックにちなんだ作品が登場する。レスリングでメキシコ五輪を目指す「アニマルワン」、「アタックNo.1」でも後期オープニングでは鮎原こずえのバックに五輪聖火台があった。「ミュンヘンへの道」はタイトルにミュンヘン五輪を掲げ、「松平一家」と呼ばれた男子バレーボールチームのお話。
このアニメの仕掛け人は監督の松平監督ということだ。男子バレーボールは東京、メキシコとメダルを獲得しながらも、女子バレーの蔭になってしまっていた。松平さんのその辺りのご苦労話はたくさん本が出ているのでそちらをご覧ください。とにかく、松平一家はミュンヘンでビッグ3(大古、横田、森田)と世界のセッター猫田を擁して金メダルを獲った。その感動までの物語である。ちなみにそのチームの層の厚さは今の日本チームとは比べ物にならない。補欠チームで世界を戦えたとまで言われた程。内容についてはドキュメントそのものなので省略して、主題歌の話を。オープニングは「ミュンヘンへの道」、エンディングは「燃える青春」。共に天才阿久悠さんの作詩、作曲は渡辺岳夫さん、歌はハニーナイツ。ミュンヘン五輪前後からモントリオール五輪で男子バレーボールがメダルを失うまでの間、月刊「バレーボールマガジン」の読者欄には「ミュンヘンの道」のレコードを譲ってほしいという投稿が毎月のようにあった。当時からプレミアつき。1972年の作品ですが曲は名曲、もう歌詞はさすが阿久悠さんという感じ。番組の性質上再放送やCD化がのぞめないので、レコードが頼り。時々ネットオークションでも出ていて、昔ほど高くないので是非聴いてほしい。ただ、今レコードプレーヤーを持っている人が少ないですね。
「ミュンヘンへの道」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=qc0CA4f843k&feature=related
そして意外な役で登場する大物ゲストも魅力のひとつ。ヌードダンサー役で出演する中山麻理のほか、桃井かおり、松尾和子などの豪華キャストが毎回登場する。さらに脇を固める監督や脚本に錚々たるメンバーが顔を揃えている点にも注目したい。監督では『仁義なき戦い』、『バトル・ロワイアル』の深作欣二、『十三人の刺客』の工藤栄一、『青春の蹉跌』の神代辰巳など。脚本は今や大御所となった市川森一、鎌田敏夫などが手掛けており、各話の完成度の高さにもうなずける。金と愛に飢えながらも精一杯虚勢をはって生きる、修のキャラクターは、若者達の熱狂的な支持を受け、萩原健一の人気を決定づけた。今月放送の『化石の森』、『青春の蹉跌』のショーケンと見比べても面白い。彼の意欲作を思う存分ご堪能あれ。
第1話『宝石泥棒に子守唄を』 | 監督:深作欣二 | 脚本:柴 英三郎 | |
修(萩原健一)は貴子(岸田今日子)の命令で宝石店に押し入り、多額の宝石類を強奪するが,途中子供にケガをさせたことから仕事は思わぬ方向に進んでしまう・・・。 | |||
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vol.2収録 | ||||||||||||||||||||||
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vol.3収録 | ||||||||||||||||||||||
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vol.4収録 | |||||||||||
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<映像>http://www.dailymotion.com/video/x2pr1b_music
21.『水戸黄門』
<主演>東野 英治郎、横内 正、杉 良太郎
TBS系列で月曜20時~20時54分の『ナショナル劇場』で放送される時代劇のタイトル。1969年8月4日に放送開始し、2003年12月15日で放送1000回を迎えた。世界でも類を見ない長編TV番組である。再放送も、TBS系列各局(一部地域を除く)やCS放送・TBSチャンネルで行なわれている。光圀一行が悪人一味の前に現れて悪事を暴露すると、一味はいたたまれなくなって光圀とも知らず「おのれ、黙って聞いておれば田舎じじいの分際で! 構わんから一人残らず斬り捨てい(召し取れい)!」と襲い掛かってくる。そこで光圀は成敗を命じ、一味が打ちのめされると(助さん・格さんは峯打ちなどで打ち据えることがほとんどで斬り殺してしまうことは稀だが、弥七ら忍び上がりの供は町人やヤクザ者を殺傷してしまう場合がある)、助さんまたは格さんが「ええい、静まれ、静まれい! この紋所が目に入らぬか!」と葵の御紋の印籠を掲げ(初期は一定しなかったが、印籠を掲げる役は格さんに落ち着いた)、「こちらにおわす御方をどなたと心得る! 畏れ多くも前(さき)の副将軍・水戸光圀公にあらせられるぞ!」「一同、御老公の御前である、頭が高い! 控えおろう!」と一喝し、悪人一味は土下座して平伏する。その後、光圀は一味に裁きを申し渡し(「追って藩公より厳しき沙汰があるであろう、覚悟いたせ」というパターンが多いが、藩主や家老を呼びつけておいて彼等に処分を委ねる場合もある。大阪・京都・天領の場合は、大阪では大坂城代、京都では京都所司代、天領では幕府に処分を委ねる)、悪人は「ははぁ、畏れ入り奉りました」と観念するが、それでも「もはやこれまで」と刃を向けて来る悪人に対しては助さん・格さんが「痴れ者(慮外者)!」といって斬ってしまう場合がある。一方、忠義の若侍や孝行の百姓・町娘に対しては褒めの言葉が掛けられ、家名再興や適わなかった結婚、藩医による難病の治療といった願いが叶えられる。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=9Iy4RlwWQ-0&feature=related
22.『大江戸捜査網』
<主演>杉 良太郎
1970年から1984年にかけて、(一部休止あり)毎週土曜日21:00~21:54に放映された。主演は、初代が杉良太郎、以降里見浩太朗、松方弘樹。引き続いて半年間、『新・大江戸捜査網』が並樹史朗主演で放送。その後1990年から毎週金曜日21:00~21:54に半年ずつ、橋爪淳主演で2シリーズ放送された。秘密捜査員隠密同心たちが探索の末、悪を斬り捨てる痛快時代劇。隠密同心とは松平定信が極秘に作った組織で、彼の命を受けた幕臣たちが隠密支配となって統括している。メンバーは普段は町人として生活、江戸町内の地蔵の合図を元に集結して指令を受ける。テレビシリーズ本編で定信が直接隠密同心を統率したのは, 橋爪淳版の第1シリーズだけである。それ以前に松平定信が登場した時は,杉良太郎編で堀雄二、里見浩太朗編では、黒川弥太郎、松方弘樹編では永井秀明それぞれが定信役を演じている。なお、劇場版では三船敏郎が演じている。悪を斬り捨てに行く時、「隠密同心心得之条(おんみつどうしんこころえのじょう)」がナレーションで入る。シリーズによって内容に若干の変更はあるものの、最後は必ず「死して屍拾う者なし」で終わり、隠密同心が各自名前を名乗ってから、悪人たちとの立ち回りが始まる。隠密同心の活動拠点(アジト)は、杉良太郎編第1・2シリーズ(日活制作編)では、「桜湯」の2階であったが、三船プロダクションに制作が移った杉良太郎編第3シリーズから松方編までは浅草の小料理店「桔梗屋」に変わっている。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=rSOAlMklMkQ
23.『木枯し紋次郎』
<主演>中村 敦夫
フジテレビ系列で1972年1月1日より放映されたテレビドラマ。この番組は「市川崑劇場」と銘打たれ、市川は監修のみならず第1シリーズの1話 - 3話・18話では演出(監督)を務めている。元々原作の紋次郎は田宮二郎をモデルとしてたらしいが、「主役は新人で」という制作陣の意向により、当時は新人同然であった中村敦夫が紋次郎に大抜擢された。本作は、これまでの股旅物の主流であった「ヒーロー然とした渡世人がバッタバッタと悪人達をなぎ倒し、善良な人々を救う」といったスタイルを排し、他人との関わりを極力避け、己の腕一本で生きようとする紋次郎のニヒルなスタイルと、主演の中村敦夫のクールな佇まいが見事にマッチし、空前の大人気番組となった。又、殺陣についても、リアルさを追求し、渡世人同士の喧嘩に近い殺陣となっている(これには、当時の渡世人が名刀を持つ事などありえず、刀の手入れをする事もないので、通常時代劇に見られる「相手が斬りかかってきた時に、自分の刀で受ける」といった行為は自分の刀が折れてしまうので行わず、又、正式な剣術をマスターしている訳ではないので、あくまで刀は、斬ると言うより、はたいたり、剣先で突き刺したりと言った形で使われているという狙いがあった)。また劇中で紋次郎が口にする「あっしには関わりがねぇこって」が流行語となった。なお映画版では「あっしには関わりがねぇこって」ではなく、「あっしには関わりねえことでござんす」と、若干異なる。なお、このドラマの主題歌「だれかが風の中で」を歌ったのは上條恒彦であり、こちらも大ヒットした。1978年には「新・木枯し紋次郎」が製作され、東京12チャンネルで放映された。中村敦夫は主演だけでなく、やしきたかじんが歌う主題歌「焼けた道」の作詞も手がけ(作曲は猪俣公章)、たかじん本人もゲスト出演している。本作での紋次郎の決め台詞は「あっしには言い訳なんざ、ござんせん」だったが、前作ほどの話題を集めるまでには至らなかった。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=XxrdYCyzTrs&feature=related
24.『必殺仕事人』
<主演>藤田 まこと
必殺シリーズの第15弾として、朝日放送と京都映画撮影所(現・松竹京都映画株式会社)の制作により、1979年5月18日から1981年1月30日にかけてテレビ朝日系列で放映された時代劇。全84回。藤田まこと演じる中村主水シリーズの第7弾でもある。江戸には、晴らせぬ恨みを晴らす商売人と呼ばれる闇の稼業が密かに存在していたが、その一人がある悪人を仕置した事で、奉行所の厳しい取締りが行われ、江戸中の商売人たちは姿を消した。商売人の一人だった主水も南町奉行所の人員整理で、八王子の甲府勤番所に左遷されていたが、勘定奉行稲葉から再び南町への異動を命じられた。全てを裏で仕掛けていたのは、江戸の闇の裏稼業の元締鹿蔵であった。鹿蔵は、この江戸に再び闇の裏稼業を復活させるため、主水を江戸に呼び戻した上で、彼を仲間にしようとしたのだ。しかし、主水は裏稼業への復帰を断る。その直後、主水はある浪人に命を狙われる。この浪人・畷左門は、さる藩の藩士であったが、藩の家老の息子が妻の涼を襲い、手篭めにしようとしたため、家老の息子を斬り殺し、脱藩。その後、江戸に逃亡していたのだ。偶然にも家老の息子と主水の顔が瓜二つだった事から、左門は鹿蔵の差し金で主水を襲う様命令されていた事がわかり、主水は再び鹿蔵と向かい合う。鹿蔵はもう一度仕事を主水に依頼し、主水は躊躇するものの、鹿蔵の説得と大量の小判を前に心動かされ、裏稼業への復帰を決意する。
<映像>http://www.nicovideo.jp/watch/sm16875
*いやあ、時代劇もいいものですね===!!
さあ、いにしえのTVドラマの続きを見て行きましょう!!
17.『おれは男だ!』
<主演>森田 健作
津雲むつみの漫画作品であり、また、それを原作とした日本テレビ系列で放映されたテレビドラマ。実写映画で森田健作が主役を演じた。主人公小林弘二は、兄が教師をつとめる青葉高校に転校して来る。同校は名門女子高としての歴史が長く、共学になって数年しか経過していないため、男子生徒の人数も少なく、女子生徒が主導権を握っているような状態であった。弘二が入ったクラスには、女子生徒のリーダー的存在でありアメリカ生活の経験もある成績優秀な吉川操がいた。また、操が住んでいるアパートは弘二の自宅の隣であり、弘二と操の部屋はごく近くにあり、窓越しに会話をすることができた。弘二は学校での「ウーマンリブ」打倒のために男子生徒を集め、剣道部を結成した。操がいるバトン部と対立しながらも徐々にお互いを理解し合える関係を築いていった。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=Nl1GEhdhjzI&mode=related&search=
18.『西遊記』
<主演>孫悟空 : 堺正章、三蔵法師 :夏目雅子、沙悟浄 : 岸部シロー
猪八戒 :西田敏行
1978年から1980年にかけて日本テレビで放送されたドラマ『西遊記』『西遊記II』の総称で正式な番組名などではない。またこのページでは1993年3月28日に放送された日本テレビ開局40周年記念ドラマ『西遊記』についても説明する。1978年から全26話が放送されたが、好評だったため1979年にパート2(全26話)が製作された。いずれも日曜日の20時から放送していた。タイトルの通り、中国の古典小説『西遊記』が題材であるが、随所にアレンジも加えられている。製作は日本テレビと国際放映。特撮は円谷プロダクションが担当した。国内・国外にて何度も再放送されており、音楽を担当したゴダイゴとともに絶大な国民的人気を博したシリーズ。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=w5G43c_GRug&feature=related
19.『101回目のプロポーズ』
<主演>武田鉄矢、浅野温子
1991年7月1日から同年9月16日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21:00 - 21:54 (JST)に全12回で放送されていたテレビドラマである。当初は「月9の恋愛ドラマに武田鉄矢が?」との否定的な見方が多く、本人も「なんで浅野さんに俺みたいな縄文土器のような男をぶつけるのかと思った」と製作発表の際に語っているが、一途に爆走する「恋愛ターミネーター」ぶりに視聴者の関心は徐々に高まり、平均視聴率は23.6%、最終回では36.7%という驚異的な視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。“トレンディから最も遠い男”武田を起用してトレンディドラマの概念を崩壊させた“最終兵器”とまで評されている。このドラマの台詞であった、トラックの前に突如飛び出して数センチの所で止まった後に武田鉄矢が絶叫して「僕は死にましぇん」(第6話のラストシーン)という台詞が同年の流行語(大衆部門・金賞)となった。この台詞は「僕は死にません!」だったのだが、武田鉄矢の熱演で博多弁訛りになったため「僕は死にましぇん」となってしまった(フジテレビローカルで放送された当作品ビデオソフト発売時のCMでは「僕は死にません あなたが好きだから…」と表示された)。また、トラックのスタントシーンはスタントマンを使わずに武田鉄矢自らが演じたことも話題になった。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=GB3n9yiK1FA
20.『野ブタ。をプロデュース』
<主演>亀梨和也、堀北真希
白岩玄作の小説、またはそれを原作としたテレビドラマ作品。2005年10月~12月まで(日本テレビ系)でドラマ化された。亀梨和也主演。堀北真希の出世作としても知られる。これまで「人生はつまらない、この世の全てはゲームだ」と考えていた、クラスの人気者桐谷修二が、突如自分の高校に転校して来た典型的ないじめられっ子・小谷信太(ドラマでは信子)・通称野ブタを、人気者にプロデュースしていく物語。物語は終始修二の語りで進行し、男子高校生の殺伐とした人間関係をコミカルに、そして生々しく描いた。小説は2004年度文藝賞受賞作品である。第132回芥川賞候補にもなった作品。
<映像>
①>>http://jp.youtube.com/watch?v=iC1sIboiq9U
②>>http://jp.youtube.com/watch?v=CJWiarwULck&mode=related&search=
*いやあ、TVドラマって、いいものですねーーー!!
スピルバーグ&ゼメキスが製作総指揮を務めた、モーションキャプチャー・CGアニメーション。監督は、次代のティム・バートンといわれるギル・ケナン。これが長編初監督とは思えない才能の持ち主だ。キャラクターの仕草や表情まで、実にリアルで実写を見ているよう。最先端技術ももちろんすばらしいが、3人が繰り広げるアドベンチャー、そしてネバークラッカーに隠された悲しい秘密など、物語も感動的で大人が楽しめる内容になっている。またネバークラッカーの声を、『シャーロットのおくりもの』でも声優を務めているスティーヴ・ブシェミが味わい深く好演。吹替版では、優等生で活発な少女ジェニーを声優に初挑戦の石原さとみが演じている。
【ストーリー】
少年DJの家のむかいに立つ奇妙な屋敷。そこにはネバークラッカーという年老いた男が住んでいた。ネバークラッカーは、自宅の庭に他者が侵入することを非常に嫌い、それを侵した子どもたちのおもちゃ等を取り上げていた。そして奇妙なことに、その老人は家に話しかけていたのだという。はずみで庭に入ってしまったボールを取りに行こうとしたDJはネバークラッカーに怒られるが、怒った彼は心臓発作で病院へ運ばれてしまう。そのときから奇妙なことが起こり始める。なんと屋敷は生き物だったのだ。大人は誰も信じてくれず、DJは親友のチャウダーと共に屋敷の監視を始めるのだった……。
この家に隠された悲しい物語。ネバークラッカーの隠された過去とは、その夫人コンスタンスとは・・・、非常に感動的なフィナーレに進展していきます。家の地下の牢獄には、なくなったコンスタンス夫人の白骨遺体が、セメント付けになっていた。その周りには、遺影とろうそくが。明らかに、祭壇のようだ。その状況を見てしまったDJたちは、家を怒らすことに。怒った「家」が、動き出すシーン、物を壊しながら突進していく映像は、まさに、迫力満点。さすがに、スピリバーグとゼメキスがタッグを組んだ映像ですね。グイグイと迫り来る恐怖感が、たまらなく面白い。
「モンスター・ハウス」HP>>http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/monsterhouse/
「モンスター・ハウス」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=oL2hKzB5_JQ
刑事ドラマには、熱いものがありました。刑事という役柄の格好の良さもあって、一時期、大変な人気番組でしたね。何と言っても、「太陽にほえろ」のシリーズから、相当な盛り上がりがありました。その前、その後も色んな刑事・探偵ドラマが制作されました。刑事にあこがれて、本当に職に就いた人も多かったのではないでしょうかね・・。
11.『ザ・ガードマン』
<主演>宇津井健(高倉隊長、通称キャップ) 藤巻潤(清水隊員) 川津祐介(荒木隊員) 倉石功(杉井隊員) 稲葉義男(吉田隊員) 中条静夫(小森隊員) 神山繁(榊隊員) 清水将夫(三原チーフ) ナレーター:岡部政明、芥川隆行
1965年4月~1971年12月ののべ6年9ヶ月(全350話)にわたって金曜21時30分~22時30分に放送されたTBSテレビのドラマ。当時はまだ発展途上だった警備保障会社をテーマにした作品。高倉キャップ率いる東京パトロールという会社を舞台に犯罪と事件から市民を守るガードマン(警備員)たちの奮闘を描く。警備員というと制服を着て特定の場所を守る仕事というイメージがある。しかし、この作品の主人公たちの7人チームは私服で、広範囲に行動する。
「ザ・ガードマンとは警備と保障を業務とし、大都会に渦巻く犯罪に
敢然と立ち向かう 勇敢な男たちの物語である。
昼は人々の生活を守り、夜は人々の眠りを安らぐ
自由と責任の名において日々活躍する名もなき男たち
それはザ・ガードマン」(オープニング・ナレーション)
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=SXGw301oNsM
12.『傷だらけの天使』
<主演>萩原健一、水谷豊、岸田今日子
1974年10月5日から1975年3月29日まで、毎週土曜日22:00 - 22:55に日本テレビ系で放送されたテレビドラマ。全26話。メインである修と亨の何の目的もないような日常を描く。基本的な方向性は無いに等しく、謎解きをしたり、弱者が権力者に対して反抗をしたりと、内容、メッセージはその回によって違っており、後に脚本を担当した市川森一は「13人の脚本家と監督による壮大な実験劇」と表している。当時の若者の風俗に鮮烈な印象を与え、当時の視聴者のみならず、その後の日本のテレビドラマ界に与えた影響も大きい作品である。いまだに伝説的なドラマとして名高く、ファンも多い。恩地日出夫、深作欣二、神代辰巳、工藤栄一ら当時の日本映画界を代表する監督陣が参加し、市川森がメインライターを務め、毎回豪華なゲストが出演しており、各話の完成度も高い。
<映像>http://www.dailymotion.com/video/x2pr1b_music
13.『太陽にほえろ』
<主演>石原裕次郎、露口茂、竜雷太、下川辰平、小野寺昭、萩原健一
東宝テレビ部が制作した刑事ドラマ。1972年7月21日から1986年11月14日まで、全718回。日本テレビ系列で金曜日20時から1時間枠で放送された。続いて『太陽にほえろ!PART2』が1986年11月28日から1987年2月20日まで、全12回放送。藤堂係長(石原裕次郎)以下全員ニックネームで呼び合う警視庁七曲署(東京・新宿)・捜査一係の刑事たちの活躍を、登場する刑事の若さや青春を前面に押し出して描くドラマ。日本の刑事ドラマシリーズに残る金字塔である。
<映像>http://www.nicovideo.jp/watch/sm1784044
14.『西部警察』
<主演>渡 哲也
石原プロモーションが制作しテレビ朝日系列で放送されていたテレビドラマのシリーズ。内容は警視庁西部警察署捜査課の大門部長刑事(渡哲也)とその部下たち(大門軍団と呼ばれている)と上司の木暮課長(石原裕次郎)が凶悪犯と戦う姿を描く。日本のテレビドラマの常識をはるかに超えたド派手な爆破シーンやカースタント、男達の熱い人間ドラマが評判を呼び、シリーズ化された。1980年代、20世紀を代表するポリスアクションドラマ(刑事ドラマ)の1つでもある。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=HklLusPAMJE&feature=related
15.『探偵物語』
<主演>松田 優作
1979年9月18日~1980年4月1日に日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ。主演の松田優作の中期の代表作。その後も再放送が繰り返された。現在でも名作として人気は高い。原案者の小鷹信光が小説版を執筆しているが、原作として書かれたものではなく、ドラマ用の企画から派生したものである。小鷹が原作者ではなく「原案者」となっているのはそのため。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=Co17q2iBV_A&feature=related
16.『Gメン'75』
<主演>黒木警視:丹波哲郎、 関屋警部補:原田大二郎、草野刑事:倉田保昭、津坂刑事:岡本富士太 、響圭子刑事:藤田美保子 、山田刑事:藤木悠 、小田切警視:夏木陽介
1975年5月24日~1982年4月3日(毎週土曜日21:00~21:54)の延べ7年間に渡って『Gメン'75』を放送。警視庁庁舎から独立した捜査班「Gメン」(黒木警視(後に警視正)を長として、5~7人が所属。Gメンとのパイプ役として、警視庁側に小田切警視や南雲警視がいる)が様々な事件を解決していくハードボイルドドラマ。一切の個人的感情を捨てて非情な捜査に命を懸けるGメン達の宿命やさまざまな凶悪犯罪に虐げられる力なき市民の悲劇を陰惨かつ悲惨に描く。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=3gSGbxWC4b4&feature=related
*いやあ、刑事・探偵ドラマっていいものですね!!
6.『おくさまは18歳』
<主演>岡崎 友紀、石立 鉄男
1970年9月から1971年9月まで、毎週火曜日19:30からTBSで放映されていた岡崎友紀、石立鉄男主演のコメディ・ドラマ。18歳の高校生の飛鳥は急病で倒れたおばあちゃんの「ひとめ花嫁姿が見たい」という頼みから、親同士が決めた許婚・高木哲也と急遽、高原の教会で結婚式を挙げる。新婚旅行から帰った飛鳥は、なんと哲也が教師をしている名門北辰学園に転入学! しかし、「もし二人が結婚していることが学校に知れたら高木先生はクビ、飛鳥君も転校してもらいます。いいですか!いいですね?」という学園長の条件付。ハンサムな哲也は女子生徒の憧れの的、転校生の飛鳥は男子生徒にモテモテ。お互いやきもきした新婚生活がスタート!果たして二人は秘密を守り通して幸せになれるのでしょうか?
<映像>
①>>http://jp.youtube.com/watch?v=_nQ1bHxx580&feature=related
②>>http://jp.youtube.com/watch?v=aX1u-rtt3wM&feature=related
③>>http://jp.youtube.com/watch?v=30fJwiLXW2Q&NR=1
7.『水もれ甲介』
<主演>石立 鉄男
日本テレビ系列で放送されたホームドラマである。石立鉄男&ユニオン映画シリーズの第五作目で、放送期間は1974年10月13日から1975年3月30日までの全25話。下町の水道屋三ッ森工業所の主人保太郎は危篤状態に。最初は病院へ行くのも断った長男甲介だが、危篤と聞き駆けつけると、保太郎はこれまで話さずにきた家族の秘密を明かした上で「頼んだぜ!甲介」の一言を残し息絶える。結果一度は勘当された身でありながら三ッ森工業所を切り盛りしていくことに。兄弟三人の問題や周りのことで甲介は振り回されっぱなし。いや、振り回しっぱなし? はたして・・・。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=L80rkOI7YpU&feature=related
8.『俺たちの旅』
<主演>中村 雅俊、津坂まさあき(現・秋野大作)、田中 健
ユニオン映画製作・日本テレビ系列放送の青春群像ドラマ。1975年10月5日から日曜日午後8時から放映。当初放映予定では2クール(約半年間)となっていたものの、視聴率も良く、好評だったので、結果的に4クール(約1年間)に放映期間が延長された。物語は二流?私大生カースケ、その同級生オメダと同郷の先輩グズ六(早大OB)が中心に織りなす友情と青春群像を活写し、生きることの意味、悩み、喜び等について問いかける。
カースケはバスケ部のキャプテンでエースであったが、就職活動はほとんどせず、バイト中心でその日が楽しければよいというタイプであり、彼に好意を抱くバスケ部のマネージャー洋子の心配をよそに気楽な毎日を過ごしていた。一方、親友のオメダは父親不在の生い立ちと彼自身の生真面目な性格からか、堅実なサラリーマンに対して執着を見せるなど、カースケと対照的な存在だった。また、同郷の先輩グズ六は勤めが長続きせず、恋人の紀子や母親の気をもませていた。いったんは3人とも勤め人になるも、結局、正直すぎた彼らは不条理な社会の慣習や人間関係に縛られることを嫌い、同じ下宿の東大浪人生ワカメと4人で「なんとかする会社」を立ち上げ、自由奔放、独立独歩の生活をする決心をしたのであった。
エンディングに流れる詩も、感動を呼びました。
1.男は みんな心のどこかに 寂しさを 抱いているのです
2.男とは 馬鹿な生きものである だから 美しい
3.男は いつか歩き出す その道が つらくとも
4.友情なんて 大げさなものじゃない オレはただ おまえが好きなだけだ
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=EUllUvd8GI0
9.『刑事犬カール』
<主演>木之内みどり
1977年9月~1978年にわたりTBS系で全39話が放送された、子ども向け刑事ドラマ。主人公の高杉洋子役をアイドル・木之内みどりが演じた事や、警察犬カール号の芸達者さ、頭の良さが話題になり、人気を博した。 1981年には坂上美和主演で「刑事犬カール2」が製作された。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=i_abPhiKkwU&NR=1
10.『ハレンチ学園』
<主演>児島 美ゆき
永井豪により1968年から1972年まで週刊少年ジャンプ誌上に連載されたギャグ漫画作品を原作とするテレビドラマ。当時の少年漫画としては過激な性・暴力表現で物議を醸し社会現象になった、永井豪の出世作であり代表作の一つである。便宜上、内容によって大きく3部に分けられる。第1部連載中期の1969年(昭和44年)14(7/24)号にて「モーレツごっこ」を登場させ、スカートめくり流行の一因となった。この「モーレツごっこ」は実際には流行の後追いであったにもかかわらず、マンガという当時先鋭的なメディアを糾弾する社会的風潮と呼応した、PTA等からの激しい批判の標的となり、永井個人の人格攻撃にまで発展した。後年の永井は、当時の糾弾者たちはハレンチ描写よりも、余りに理想の教師像からかけ離れた教師たちの描写をむしろ問題視したのではないかという推測を述べている。これを逆手に取り、1970年に連載されていた第1部後半では「ハレンチ大戦争」と題するハレンチ学園と文部省やPTAとの戦争に突入した。この批判派(=既存権力側)対漫画(=若者・子供)の構図は、当時過激化の一途を辿っていた学生運動を連想させ、敵も味方もなくただ倒れていくのみという激しい展開を生む。死を伴った肉体を持つリアルなキャラクターたちの描写は、ギャグ漫画でありながらギャグの枠を超えた社会派的な解釈をも可能とした。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=ADbf4wDxuro&NR=1
*いやあ、TVドラマって、本当にいいものですね!!
最近のTVドラマは、以前にこのブログでも「いいものが多くなった」との感想を記しましたが、本当ですね。ドラマの構成、展開、そして、何と言っても、俳優・女優が真剣に、TVドラマに対峙しています。驕り高ぶった俳優などは、映画こそ俳優業で、安い(報酬のことか?それとも制作費?)TVドラマへの出演を忌み嫌う人が多かったのですが、最近は、そんな驕りも姿を隠し、TVドラマのヒットが、次へのステップを約束するような形になってきました。TVドラマで注目されなければ、「その先は闇」なのです。そんな事もあって、いいでラマが作られているのでしょうね。良いドラマといえば、「NHK大河ドラマ」が代名詞でしたが、民放の素晴らしいドラマに押されて、視聴率もかつての高水準ではなくなりました。もっとも、NHK側にも問題があってのことかもしれませんがね・・・。人が見て見ぬ振りをする事に真っ向から対決する観月ありさ主演の『斉藤さん』、やくざ一家の娘が熱血教師として活躍する仲間由紀恵主演んの『ごくせん』、熱血検事の活躍を描く木村 拓哉主演の『HERO』、連続ドラマ『華麗なる一族』にも主演しましたね。SMAP関係のドラマでいけば、引きこもりの青年が独り立ちするまでを描くヒューマンドラマ主演・草 剛の『僕の歩く道』、弁護士夫婦の確執を描く稲垣吾郎主演の『日曜劇場・佐々木夫妻の仁義なき戦い』、伝説の孫悟空の活躍を描く香取 慎吾主演の『西遊記』等キリがありませんね。
それでは、「いにしえのTVドラマ」とは、どんなものがあったのでしょうか?振り返ってみたいと思います。映像があるものは、極力YouTube等を活用して舞いたいと思います。
1.『てなもんや三度笠』
<主演>藤田まこと、白木みのる
てなもんや三度笠(てなもんやさんどがさ)は、1962年5月6日~1968年3月31日にABC製作・TBS系で放送された人気テレビ番組。殆どの時期が白黒だが、末期はカラー放送になった(1967年12月7日の第294話から)。全309回放送。放送時間は、毎週日曜日18:00~18:30。提供スポンサーは菓子メーカーの前田製菓。時代劇風なコメディ。公開録画で作成。ただし番組初期の時代にはビデオに録画して放送する技術がまだ確立していなかったため、生放送で制作されていた。スタジオに組まれたセットの中でスピーディーに展開する物語を生本番でミスなく演じる出演者と、それを支えるスタッフの姿はまさに職人芸と言えるものであったと語り継がれている。「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」や、「非ッ常にキビシ~ッ!!」などの流行語も作る。その後も、1971年まで続編シリーズが製作され(「てなもんや一本槍」、「てなもんや二刀流」)、高視聴率を確保していた。ただし、続編シリーズには脚本の香川登志緒はそのまま続投したが、演出の澤田隆治は関与していない。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=mZ2TA5CKdik&feature=related
2.『ありがとう』
<主演>第一期:水前寺清子、山岡久乃
第二期:佐良直美、京塚昌子
1970年から1975年までTBSで放送されたテレビドラマ。第1シリーズから第3シリーズまでは、水前寺清子と山岡久乃の母と娘の日常生活、石坂浩二との恋、その家族や近所の人々を描いた。第4シリーズは、佐良直美と京塚昌子が母娘を演じた。
<映像>
①>>http://jp.youtube.com/watch?v=DetPUGYFl7k&feature=related
②>>http://jp.youtube.com/watch?v=aS6fji6tkj4&feature=related
3.『肝っ玉かあさん』
<主演>佐良直美、京塚昌子
1968年から1972年までの間にTBSで3シーズンにわたって全117回が放送されたドラマ。石井ふく子プロデューサーが主役に抜擢した京塚昌子が、太った体を生かし、少しおっちょこちょいだがしっかり者の母親を演じて大好評だった。30%前後の視聴率を誇った。また、後の『ありがとう』、『渡る世間は鬼ばかり』に通じる人気路線の先駆けとなった。なお、映像が現存するのは第三部のみだという。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=H9fgBAoIbX4&NR=1
4.『細うで繁盛記』
<主演>新珠三千代
1970年1月8日から1971年4月1日まで、よみうりテレビで製作され、日本テレビ系列で放送された山水館という旅館を、女手ひとつで切り盛りしていくテレビドラマ。関西地区では最高視聴率38.0%を記録した。毎週木曜日、21時30分から22時26分に放送された。好評だったため続編が作られ、1972年1月6日~1973年3月29日に第2シリーズ、1973年8月23日~1974年2月14日に「新・細うで繁盛記」が放送された。オープニングで「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」という主人公加代役の新珠三千代のナレーションが入った。テレビドラマ化の際に、関東では銭という言葉に抵抗感があるという理由で、細うで繁盛記というタイトルに変更された。正子役の冨士眞奈美は牛乳瓶の底のような近眼鏡をかけ、静岡弁で「加代、おみゃーの出る幕じゃーにゃーズラ!」「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」というようなセリフを口にして、視聴者に強烈な印象を与えた。 本作では「憎まれ役」だが意外にも視聴者の人気を得て、これらをパロディーにしたテレビCMも製作された。冨士がCMの最後ににっこり微笑みながら眼鏡を外すシーンを見て、以外に美人なのがまた話題になった。 以後、西郷輝彦主演の「どてらい男」の坂田軍曹役の藤岡重慶と並び 、「憎まれ役が人気者になる」パターンを作り上げた。
<映像>なし
5.『柔道一直線』
<主演>桜木健一、吉沢京子
『週刊少年キング』誌上に1967年から1971年まで連載された梶原一騎原作、永島慎二・斎藤ゆずる作画による劇画、および、それを原作としたテレビドラマ。作品の時代背景は1968年のメキシコ五輪の前後に相当し、1972年のミュンヘン五輪を目指す日本勢を描いている。梶原一騎が『巨人の星』、『侍ジャイアンツ』と『柔道讃歌』で親子を描いたのに対し、本作では『あしたのジョー』と同様、師弟の絆を描いている。しかし、作品自体は人物、ストーリーともに『巨人の星』の柔道版のようなもので、車周作と一条直也の師弟は星一徹と星飛雄馬の親子に似ている。ただし、梶原一騎の野球漫画はもともと格闘技的なので、この『柔道一直線』が『巨人の星』世界を原型に戻した姿だとも言える。
主人公・一条直也(桜木健一)の父親は1964年の東京五輪の柔道で敗れ、命を落とす。直也は車周作の指導のもと、「地獄車」、「海老車」などの技を駆使して外国人柔道家や日本のライバルたちと戦う。最後は師匠・周作が直也に「地獄車からの脱皮」と新たな飛躍が必要と見て、敢えて敵の外国人柔道家に「地獄車攻略法」をさずける。直也は試合でも相手の誘いに乗らず、冷静に普通の投げ技で破り、最後は日本人のライバルを地獄車で下して優勝する。周作は負けを認め、直也の活躍がテレビ中継されている料理店で酒を飲みながら息を引き取る。
<映像>http://jp.youtube.com/watch?v=g--dT3kaDSw&feature=related
*いやあ、TVドラマって、本当にいいものですねーーー!!