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オリンピックの年

2008年04月11日 23時25分07秒 | Weblog
 今年は、4年に1度のオリンピックが開催される年なのです。しかし、チベット紛争の問題で、かなり、きな臭くなってきました。あの中国って国は、何とかなんないのですかね。本当に、価値観が違うのか、扁平な国なのですね。自由とか、人間尊重とかって考えは無いのでしょうかね。何とかしてほしいですし、みんなが待ちに待っている「オリンピック」をぶち壊さないでほしいのです。鍛え上げた超人たちが、競い集うこのオリンピックは、人類の最高の競技祭典なのですから!!
 オリンピックといえば、ミュンヘン大会が一番の思い出ですね。イスラエル選手団が、過激組織に襲撃され、悲惨な事件になりました。そして、大好きだったバレーボールの種目で、男子バレーボール・チームが、金メダルを取った大会でもあったのです。イスラエル選手団の事件報復は、『ミュンヘン』という映画が制作され、世間を驚かせました。日本の男子バレーボール・チームの活躍は、アニメンタリー(アニメーション+ドキュメンタリーの合成語)である『ミュンヘンへの道』で紹介されました。
1972年4月23日から8月20日、および特別編として同年9月24日不二家の時間TBS)で放送されたドキュメンタリーアニメーションを一体化させた番組である。 1971年タツノコプロ制作、日本テレビで放映した「アニメンタリー 決断」に次ぐ格好だが、「決断」は太平洋戦争を題材にした歴史ものだったのに対し、「ミュンヘンへの道」はオリンピックに関連した同時進行ドキュメントである。「松平ニッポン」(松平康隆監督率いるバレーボール日本代表チーム)が、本当に金メダルを取れるのか、視聴者はドキドキ、ワクワクしながら、五輪や前哨戦の大会を連動して見ることで、メディアミックスの走りともいえる演出効果を果たした。 日テレの「決断」が、最終回はプロ野球読売ジャイアンツ監督、川上哲治を取り上げた「川上監督の決断」であったように、同時進行ドキュメントの強さを発揮して、実写版の「金メダルへの道」を期待したが、なにもなくて拍子抜けしたバレーボールファンも少なくなかった番組はバレーボール日本代表が、ミュンヘンオリンピック(同1972年)へ向けて取り組む様をチーム全体、あるいは選手個々のエピソードを交えて取り上げたもので、エピソード部分はアニメーション、また練習の模様などは実写映像を使って放送された。当時、日本オリンピック委員会はアマチュア選手のテレビ出演を厳しく規制していたこともあって、選手エピソード部分についてはアニメーションを利用したものと考えられている。原作は小泉志津男著「嵐と太陽」および松平康隆著「負けてたまるか!」。主題歌はハニー・ナイツによる「ミュンヘンへの道」(作詞 阿久悠、作曲 渡辺岳夫)、挿入歌は「燃える青春」(作詞 阿久悠、作曲 渡辺岳夫)。松平康隆監督の声優は小林昭二が担当した。毎回、猫田勝敏、南将之、森田淳悟、横田忠義、大古誠司ら、チーム全員12人を主役としてストーリーを編み、当時の日本バレーボール界をリードした選手がもちろん実名で登場している。
 
オリンピックが近づくとアニメの世界でもオリンピックにちなんだ作品が登場する。レスリングでメキシコ五輪を目指す「アニマルワン」、「アタックNo.1」でも後期オープニングでは鮎原こずえのバックに五輪聖火台があった。「ミュンヘンへの道」はタイトルにミュンヘン五輪を掲げ、「松平一家」と呼ばれた男子バレーボールチームのお話。
 このアニメの仕掛け人は監督の松平監督ということだ。男子バレーボールは東京、メキシコとメダルを獲得しながらも、女子バレーの蔭になってしまっていた。松平さんのその辺りのご苦労話はたくさん本が出ているのでそちらをご覧ください。とにかく、松平一家はミュンヘンでビッグ3(大古、横田、森田)と世界のセッター猫田を擁して金メダルを獲った。その感動までの物語である。ちなみにそのチームの層の厚さは今の日本チームとは比べ物にならない。補欠チームで世界を戦えたとまで言われた程。内容についてはドキュメントそのものなので省略して、主題歌の話を。オープニングは「ミュンヘンへの道」、エンディングは「燃える青春」。共に天才阿久悠さんの作詩、作曲は渡辺岳夫さん、歌はハニーナイツ。ミュンヘン五輪前後からモントリオール五輪で男子バレーボールがメダルを失うまでの間、月刊「バレーボールマガジン」の読者欄には「ミュンヘンの道」のレコードを譲ってほしいという投稿が毎月のようにあった。当時からプレミアつき。1972年の作品ですが曲は名曲、もう歌詞はさすが阿久悠さんという感じ。番組の性質上再放送やCD化がのぞめないので、レコードが頼り。時々ネットオークションでも出ていて、昔ほど高くないので是非聴いてほしい。ただ、今レコードプレーヤーを持っている人が少ないですね。
ミュンヘンへの道
「ミュンヘンへの道」映像>>http://jp.youtube.com/watch?v=qc0CA4f843k&feature=related