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ジョン・レノンの「イマジン」が葬儀時の曲として英国で禁止!!

2012年10月17日 22時03分28秒 | Weblog

 今は亡きザ・ビートルズのジョン・レノンの人気の曲「イマジン」が、英国では葬儀時には演奏禁止曲になっている。ジョン・レノンがソロで歌うこの歌には、多くの人が魅力を感じていたことだろうから、英国内での禁止といっても、あまり良い気はしない。
 この歌はジョン・レノンのソロ作品の中で極めて人気が高い曲であり、1999年に BMIは "Imagine" を top 100 most performed songs of the 20th centuryとした。2002年にはギネスブックを発行しているギネス・ワールド・レコーズ社が31,000人以上から取った「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果、「ボヘミアン・ラプソディ」に次ぐ第2位を獲得し、2004年に『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌が選んだ「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(The RS 500 Greatest Songs of All Time)」では3位にランクされた。2005年1月に the Canadian Broadcasting Corporation はリスナーによる投票で本作を過去100年のうちで最も偉大な歌とした。
 国家や宗教や所有欲によって起こる対立や憎悪を無意味なものとし、曲を聴く人自身もこの曲のユートピア的な世界を思い描き共有すれば世界は変わる、と訴えかける。人類愛や平和を勧める歌として多くの人々に愛唱されてきたが、共産主義的思想であるという批判も存在する。
 
「Imagine (想像しなさい)」と呼びかける形で始まる歌詞について、ジョンは、オノ・ヨーコの詩集『グレープフルーツ』から拝借したと語った。ヨーコの詩集『グレープフルーツ』の中にある詩「ツナフィッシュ・ピース・サンドウィッチ」には「想像しなさい、千の太陽が一辺に昇る所を…」というくだりがあり、ジョンはそのフレーズがいたく気に入って曲のタイトルなどに使用したという訳である。ヨーコが第二次世界大戦時を東京で過ごしたことが、その平和希求の歌詞に反映したのかもしれない。「宗教もない」については、死の直前のインタヴューで「完全に自由な信仰」だとジョン・レノンは語った。
 ジョン・レノンの楽曲「イマジン」がイギリスの葬式での使用を禁止されていることが明らかになった。冒頭の「天国は存在しないと想像してごらん(Imagine there’s no Heaven)」という歌詞が、葬式には不適切だと判断されたという。
 イギリス最大手の葬儀社Co-operative Funeralcareの調査によると、この措置は一部の葬儀場の判断によるもので、葬儀を執り行う聖職者のことを気遣っての対応とのこと。ほかにも、現在では葬儀の際に賛美歌ではなくポップミュージックを流すケースが全体の3分の2を占めるものの、約25パーセントのポップミュージックに関しては「イマジン」と同様の措置を取ることが多いという調査結果が出ている。
なお、葬儀に使用されるポップミュージックで長年にわたって人気を誇っているのは、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。近年ではレディー・ガガの「バッド・ロマンス」を使用する例もあるという。
 
 歌の内容に、天国を否定する言葉があるからの措置だろうが、この歌の意味している大きな意義を十分に考えるべきであると思う。しかも、この歌の歌い手は、英国を代表する人気グループの一員のものであることに、もっと誇りを持つべきである。くだらない表面的な対応は、やめにすべきと思う。


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