パソコンTVGyaOで放映されている「新世紀エヴァンゲリオン」が面白い。根底にはキリスト教の思想が入っているようで、敵を使徒と言うし、使徒がやられて爆発する時は十字になる。神を意識した映像が多くある上、エヴァンゲリオンの操縦士をファーストチルドレン、セカンドチルドレン等呼称する。このような点も同思想が感じられるし、人類補完計画やシンクロして人間の魂(精神)とロボットを繋ぎ合せる一体化を進めたりもする。1話1話に、面白さが充満している。このアニメの流行った時期や劇場版に多くの人が興味を持っていた時期に、私自身はあまり関心がなかった。所詮、ロボットアニメで、ガンダム等の延長線上にある作品だろうと思っていたが、今見てみると実に奥行きがあるアニメであると感じた。
ロボットアニメとは(実写も含めて)、どんなものがるのだろうか?まず、ロボットアニメには、3種類のものがある。第一は、ロボット自身に意思があったり思考ができるタイプ。このタイプは、古くは「鉄腕アトム」であり、「エイトマン」もこの範疇にある。実写では、海外ドラマの「宇宙家族ロビンソン」に出てくる「フライディー」や映画「スターウォーズ」に出てくる愉快なロボット「C3-PO」や「R2-D2」がこの範疇にある。「ろぼっ子ビートン」の「ビートン」や「キテレツ大百科」の「コロ助」もこのタイプ。自分自身の感情があり、自分で考えるし、悩んだりする感情もある。このタイプは、ロボットの中でも相当に進んでいるものだと思う。感情や意志があるロボットは、もうそれだけで人間に相当近いと言えるのだと思う。
第二は、人間が操縦するタイプのロボット。これは、古くは「鉄人28号」がそうである。金田正太郎という少年が持っているリモコン操縦機で鉄人は動く。このリモコンが悪の手に渡ったら大変なことになってしまうのである。「マジンガーZ」もこのタイプ。兜 甲児が操縦するホバーパイルダーが、マジンガーZとドッキングすることで操縦が可能となる。このシリーズの「グレートマジンガー」や「UFOロボ グレンダイザー」もこの操縦するタイプのロボット。他には、合体ロボの「ゲッターロボ」や「超電磁ロボ コンバトラーV」や「超電磁マシーン ボルテスV」もこのタイプ。「20世紀少年」に出てきたロボットもこの操縦タイプである。
第三は、人間とロボットが融合して動くタイプ。これは、「勇者ライディーン」がそうである。古代のロボットに操縦者が溶け込み、一体となって動かすというもの。「新世紀エヴァンゲリオン」もシンクロしてエヴァンゲリオンを動かすという意味では、人間とロボットの融合によって活動するので、このタイプと言うことになる。
しかし、ロボットアニメは爽快なものが多い。人間には到底なしえない、大きな力があるので、映像も素晴らしく大きなものとなる。日本にはこれだけ多くの作品があるということにおいて、世界に誇っても十分であると感じるのである。
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