実に面白い！「イッテQ水族館プロジェクト」

　毎週楽しんでいる番組が、日テレで日曜日２０：００に放送される「謎解き冒険バラエティー　世界の果てまで　イッテQ」という番組なのである。この中でも、特に面白いと感じるのは、イモト・アヤコが担当する゜珍獣ハンター・イモトワールドツアー゜のコーナーと、チャン・カワイが担当する゜水族館プロジェクト゜のコーナーなのである。チャン・カワイのコーナーでは、八景島シーパラダイスの特設場に珍しい魚を集めるプロジェクトが進行しているのである。今回は、タイに赴き、珍しい魚3種を捕獲する任務。
　先ず第一の魚は、゜テッポウウオ゜という淡水魚。この魚は、名前の通り、鉄砲の様に水中から水鉄砲を放出し、餌となる昆虫に命中させて、自分の住む水面に落とし捕食するという魚なのである。この水鉄砲が、実に鮮やかに餌に当たり、水面に落とすのである。やってきたのはナコンサワンという村。協力してくれるのはルンさん夫妻。テッポウウオは、夜寝るときに水面に浮いてくる。その寝込みを狙うのである！
深夜０時、暗闇の中、いざ出航！光の先に寝ているテッポウウオ発見！
テッポウウオは眠ると浮いてくるので、網で静かに掬い上げるのである。目を覚ます前に・・・捕獲成功！体長およそ１０ｃｍ、特徴は大きな瞳。木や葉っぱにとまる虫を、この目で捉え水鉄砲で撃ち落とす、素晴らしい技術を持った魚なのである！


　　 

　次は、タイでは闘魚として知られている゜ベタ゜。協力してくれるはスパンさん。闘魚とは縄張りをめぐってオス同士が激しく闘う魚。果たしてどんな魚なのか？？
闘魚は品種改良が進み、観賞用に美しい魚に変身している！

　　

 そして、野生の闘魚は強がある闘魚。実は闘魚、タイでは日本の金魚のように配合や品種改良が盛んに行われている。一つは観賞用、美しいものは高値で取引される。
　そしてもう一つは文字通り、戦わせるため闘魚バトルは大人から子供まで大人気の遊びなのだ。闘魚は珍しい魚ではない。誰でも簡単に捕まえられるため、国民的な娯楽となっているのだ。やってきたのは何の変哲もない沼。ゴム長チャンに変身し、いざ沼の中へ・・・。しかしこの後、悲しい出来事が・・・。チャンの足が、タイの名もなき沼で抜けなくなってしまった。あがけばあがくほど足は抜けなくなる。
脱出成功！

　　


　一方、闘魚は簡単に捕まった。これが闘魚の原生種、品種改良されていない姿。気性の荒い闘魚は自分の縄張りに入る別のオスを威嚇・攻撃する。その際には尾びれや背びれを大きく開き、フレアリング（ヒレを広げて大きく見せる威嚇行動）と言われる姿勢をとるという。それではいよいよ、チャンがとらえた闘魚、その名もロッキー出陣！挑戦者・チャンとロッキーのコンビ！そして、地元のチャンピオン・ソンカーン！お互い闘志むき出し！ここでルールを説明。
　２匹が同じ水槽に入れられた時点で試合開始。どちらかが、相手から逃げ出せば、
勝敗が決まる。チャンが勝てばこちらの美しい闘魚たちを獲得できる！
運命の一戦！！お互いけん制し合っています。いった～！チャンピオンの先制攻撃！両者一歩も引かない攻防！予想外の名勝負にみんな大興奮！
ついに決着の時！逃げたのはチャンピオンの方！ロッキー勝利！！！ロッキーも合わせて４匹の闘魚をゲット。

　　　　　　　　　　

　それではいよいよ３匹目のターゲットを目指す！それはメコン川の主と呼ばれる゜パーカーホ゜！世界最大級の淡水魚なのである！これを捕獲して、夏休み水族館の目玉にしたい！やってきたのはタイ北部・チェンカーンという漁師町。パーカーホは珍しい魚で、なかなか捕れない。今回は村の漁師さん全面協力でメコン川の主を追う！
大きい為網を仕掛けて捕獲する。中でも一番の名人、村唯一の女性漁師・ナンさん。

 　

いよいよ出航！今回の作戦は、それぞれの船が順番に網をうちメコン川を総ざらいするというもの。揚げるタイミングは指先の感覚と女の勘。しかし空振り続き・・・。結局その後、風はおさまらず。この日の漁は中止。翌日も朝から、船を出す。しかし、パーカーホは幻の魚、そう簡単にはかからない。何もないまま間もなく日没。一日中繰り返すこの作業。その時！確かな手ごたえ！お母さんも本気モード！果たして、メコンの主はかかっているのか？！
　ついに現した！体長およそ８０センチ。やや小ぶりだが紛れもなくメコンの主・パーカーホ！成魚となれば、２ｍ近くにまで成長する大型淡水魚なのである！