久しぶりに、神田で重い「はしご酒」をしてしまった。飲んだ後にラーメン屋はあったのであるが、今回は、串揚げの後に、また串揚げなのである。本当に体に悪い「はしご」なのであった。
いつもの友人に、新規の友人を交えて、3人で出発。今回は、神田駅近くの日銀通りがターゲット場所。これで3回目になるのだが、とんかつ・串揚げの「丸重」は、中々の味の老舗。もう何十年もこの地で営業しているとのことで、現在の社長は先代のあとを継ぐ2代目なのである。ここは、間口の狭い古いビルに入っているのであるが(初回で入ろうとする人は、あまりの古さにちょっとためらうと思うが・・)、入り口には、上・下の矢印が2本ある。2Fは、とんかつ・串揚げの店、B1はてんぷらの店と、2店舗に分かれている。どちらも十数人が入ると満杯になるような狭い店(B1は入ったことが無いが、多分同じなのだろうと思う)。串揚げは、神田では当たり前になっている通り、100円からと非常にリーズナブルな値段なのだ。この串揚げを何本か取り、ビールを飲みながら味わう。店の中は、非常にレトロな古さが漂っており、おじさんたちの憩いの穴場的雰囲気がある。昨日は頼まなかったが、ここでの売りは、とんかつ定食(880円)。衣もさくさくで、豚汁が付いた定食は美味。もう少し多く食べたい人は、その上の特選とんかつ定食(1,130円)がお勧めである。やはり古くからの伝統の味であり、とんかつ通の私たちをも唸らせる味なのである。やはり、揚げ物は安いだけではダメ、さくっと香ばしく揚がっているおいしさが重要なのである。神田は学生の町的な店が多いのであるが、こんな店の存在は、非常にありがたいものなのである。
そして、今日は是非入ろう決めていた、ちょっと風俗的な看板が魅力的な、串揚げ「まんてん」。神田で「まんてん」というとカレー専門店が有名であるが、ここは全く違う系列の、串揚げ屋なのである。看板だけ見ると、どう見ても昔はやった風俗店のようである。しかし、入ってみると風俗的なサービスは皆無。ホットパンツをはいて(Tバック風のパンツが見える)、お腹丸出しのギャルたちが4~5人注文の品を明るく運んでいる。串揚げも神田の常識通り、100円からと大変リーズナブル。こんな店であるが、テーブルチャージ的なものも当然無い。手書きで「みんみん」「まみ」等の名前がそれぞれのギャルの腰に付けた名札に書かれている。このような風俗的な格好になったのは、4月からで社長の好みによるものらしい。サーフボードを初めてコンガリ日焼けしたギャルも居る。お腹を出した格好は、冬の間も継続されるとのことで、ここは年中このスタイルなのだそうだ。しかし、来ている客は、全部゛男゛のみ(当然の結果であろうが・・・)。串揚げの値段も安いのであるが、味もから揚げ粉で優しく揚げられており、これまた美味。(関西では常識の「ソース二度付け禁止」はここも同様)このような店にしては、大変味も良いのである。これまた、男性にとっては天国のような場所。明るく笑うギャルを見ながら、串揚げをほうばるのであった。
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