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クレイ・アニメの最高峰『『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』

2007年08月06日 11時14分50秒 | Weblog
 クレイ・アニメの最高峰という実感を感じる映画『ウォレスとグルミット ー 野菜畑で大ピンチ ー』。78回アカデミー賞の長編アニメーション部門受賞!一コマ撮りの膨大な時間や労力で作品化された本作に拍手ですね。クレイアニメーションは、粘土を主体として制作される被写体を、コマ撮りすることで、繊細な動きを表す撮影方法を言う。英語圏では「クレメーション(Claymation)」と呼ばれている。しかし、それぞれの被写体を僅かながら動かしながらのコマ撮り撮影は、本当に大変なのだろう。全体の動きに調和を与えなければならないからだ。ちょっとでも違った動きを与えてしまえば、作品を台無しにしてしまう恐れがある。ドリーム・ワークスの技術力が高く評価されている所以である。通常アニメーション映画でも最近はかなり精緻なCGを駆使した作品が多くなってきている。「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」「モンスターハウス」「オープン・シーズン」「アイス・エイジ」「アイス・エイジ2」「シュレック1~3」等秀作が多く制作されている。
 英アードマン・アニメーションズが米ドリームワークスと組んで作り上げた“ウォレスとグルミット”初の長編。1989年の第1作から16年、満を持しての長編だが、そんな気負いを感じさせないほのぼの感も本シリーズの持ち味。今回もウォレスの発明したウサギ回収マシーンを始め、すっとぼけた珍マシンが登場し、巨大ウサギを巡る大騒動に拍車を掛ける。50年代のB級ホラー映画へのオマージュに加え、クライマックスには大空中戦と長編映画らしい見せ場も充分。
【ストーリー】
 年に一度のお祭り“巨大野菜コンテスト”まで後数日。町の人々は、自慢の野菜に最後の磨きを掛けていた。だがそんなとき、畑を荒らすウサギの被害が大発生。ウォレスとグルミットはウサギ回収マシーンを使い、害獣駆除隊として野菜の安全を守るため駆け回る。2人が町中のウサギを集め、一安心と思った矢先、なんと今度は謎の大ウサギが出現したとの知らせが! 巨大野菜が次々と食い荒らされ、コンテストは中止の危機に。大会を主催する富豪レディ・トッティントンはウォレスに事態の収拾を依頼するが、そこへ密かに彼女の財産を狙う男・ヴィクターが現われる。彼は自慢のライフルで巨大ウサギとやらを仕留めてみせると豪語するのだが…。
 巨大ウサギの正体とは?このどんでん返しが、この作品の秀でた物語性であろう。子供ばかりでなく、大人も楽しめるアニメである。

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