またしても、名女優が逝去された。「樹木希林」である。5年前全身にガンが転移していることをカミングアウトして、驚かれた。その後の5年間、いろんなインタビューにもよく出ていて、ガンなのにこれほど元気に頑張っていけるのかと、私自身も驚かされた。ひょっとして、ガンは消滅したのではないかとも感じるくらい、元気な受け答えをしていたのが印象的であった。それなのに、逝去してしまったとは・・・・。実に悲しい。
私にとっては、樹木希林という女優名より、「悠木千帆」と言った方が馴染みがある。「時間ですよ」、「寺内貫太郎一家」、「ムー」、「ムー一族」等のドラマにも出演していた。突出だったのが、「寺内貫太郎一家」の出演していた婆さん役で、沢田研二のポスターを見ながら「ジュリー!!」と悶えてみせたあのシーンが印象に残っている。ドラマには、西城秀樹も出ていたが(今では故人になってしまったが)、何でジュリーだったのか?ともよく思った。
「ムー」等のドラマでは、新御三家である郷ひろみと、「お化けのロック」や「林檎殺人事件」の歌をジュエットしていた。女優でも、このような女性たちに大人気だった新御三家のメンバーと歌えるんだと関心をしたものだ。というのは、当時アイドルは別世界の人たちであり、新御三家である西城秀樹、野口五郎、郷ひろみとの共演なんかは、相当にハードルの高いものだったはずである。それなのにである・・・・。
また、多くの映画にも実に重要な役で出演していた。最近では「万引き家族」に出演していたが、これが遺作となってしまった。数々の映画でも、かなり魅了した女優であった。
樹木希林も、渥美清と同じくらい、私生活を公表しなかった女優だった。どのような出で立ちか、どんな家族構成か等まったくもって意味不明な状況だったので、ある種の不気味さ(蛇の生態が分からないため不気味さがあるのと同様)があったのである。
ご冥福をお祈りいたします!!
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