Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

永遠の名作アニメ『ポパイ』

2007年06月24日 12時05分01秒 | Weblog
世界で一番有名で怖いもの知らずのセーラーマンの『ポパイ』が大活躍!長年の恋人オリーブ・オイルとのロマンスを楽しんでいても、無防備な赤ちゃんスウィーピーを助けていても、はたまた意地の悪い宿敵ブルートとの戦いの最中でも、ビタミンたっぷりのホウレンソウを口に流し込めばパワー倍増、土壇場で窮地を脱出。強くて優しくて力持ち、そんなポパイがみんなを救います。
 ポパイは、永遠に心に残るであろうアニメですね。子供の頃、このポパイの食べる「ほうれん草」で、本当に力持ちになれると信じて疑わなかった。でも、このポパイみたいに、極端に力持ちになる事はなかった。確かに、豊富なビタミンのほうれん草は体に良いのです。でも、何故「ほうれん草」だったのでしょうか?アメリカ人があまりの肉食で、野菜を食べなかった事に原因があったのかも??
 1929年エルジー・クリスラー・シーガー (Elzie Crisler Segar)により「シンプル・シアター」という作品で生み出されたキャラクターで、初めは主人公ハム・グレイヴィ(Ham Gravy)とその恋人オリーブ・オイル(Olive Oyl)、オリーブの兄カスター・オイル(Castor Oyl)が中心人物の漫画だった。オリーブ達よりも10年遅れて登場したポパイは当初脇役であったが、何をやっても不死身な所から一躍人気キャラクターとなり、ハムの主役の座とその恋人オリーブを瞬く間に奪い去ってしまった。1930年代に入ると、同作の短編アニメ映画がフライシャー・スタジオによって次々と制作されるようになった。今日知られるポパイはこのアニメ版といっても過言ではない。物語は、ほうれん草を食べると超人的パワーを出すセーラー服姿の男ポパイと、その恋人オリーブ、そしてブルート(ブルータス)の三人をめぐるコメディである。時々物語の舞台が西部劇中近東などのシチュエーションになったり、他の物語、映画などのパロディになったりする事もある。その場合にはそれに適した役回りを演じることもある。ポパイのほうれん草パワーは、ほうれん草等の野菜を食べない小学生に野菜が必要な事とを説く際、多くの母親たちが引き合いに出したエピソードでもある。なおこの作品が制作された当時、ほうれん草の缶詰は製造されていなかったが、この作品の影響で製造が開始されたと言う逸話も残る。1960年代には初めてテレビアニメシリーズが制作され、1970年代にも、ハンナ・バーベラ・プロダクションの手によって新作のテレビアニメが制作された。 1970年代頃には、ポパイそのものがほうれん草のあだ名にもなった。1980年にアメリカで実写映画化されている。監督にロバート・アルトマンをおき、ロビン・ウィリアムズが主役ポパイを演じている。いかりや長介が日本語吹き替えを担当した。2004年、ポパイ誕生75周年を機にポパイの3DCGアニメがアメリカで放映された。
 確かに、ポパイは、暴力的な映像が多い。相手を互いにノックアウトするまで叩きのめすところは、現代にそぐわないかもしれない。でも、このアニメで言わんとすることはそんなことではない。正義とは、悪に勇敢に立ち向かう生き様なのです。オリーブを救い、ブルートと言う「悪の化身」をやっつけるところの、勧善懲悪の意味があるのです。日本で言う、「遠山の金さん」や「水戸黄門」と同質の意義fがあるアニメだと思いますね。単に、映像のみに固執した感性で観る事は、ナンセンスといわざるを得ない。本質はどんなところにあるのかを真剣に、受け入れる側も考える必要がある。
 ポパイの映像は古いため、アニメの動きもぎこちないが、当時熱中した感激は、未だにさめ止まない。古の文化は、いつまでも健在なのかもしれませんね。「トムとジェリー」は最近新しいものになって、確かに動きは今風になったけど、当時感じていたものがあまり無い。やはり、いいものをいじる事は賛成できかねる。いいものは良いのであり、それを後世で変質させる意味は無い。素直に、いいものであり、そのことで感動すればいいのである。現代風にアレンジする事を、視聴者は望んでいない。全く異質なものに置き換えるなら別ですが・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿