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B級グルメ道177 究極の親子丼「あべや」

2013年07月03日 22時53分33秒 | Weblog

 今日のお昼は、東京駅近隣ですることになった。東京駅は、駅舎が建て替えられて建築当時(第二次世界大戦で焼失する前の姿)に生まれ変わった。荘厳なレンガ造りの様式は、重厚感がある。しかも、3階に復元されたのである。内部の彫刻も復刻され、今なお、マニアの間で写真に収める輩が多くやってきている。
 そんな東京駅丸の内側に、かつての東京中央郵便局が建て替えられ、当時のたたずまいを残した近代的な複合ビル「KITTE」が誕生している。ここは、郵便局との併設であるが、グルメな店も多く入店している。そんな中、本日の昼食に選定した店が、秋田比内地鶏の料理を売りにしている「あべや」である。日本三大美味鶏のひとつである比内地鶏。ブロイラーの育成期間の3倍以上の歳月をかけて飼育する比内地鶏は、実に香ばしくおいしい肉質の鶏なのである。もう13時近くなのであるが、実に混んでいる。多くの人が、ここにやってきているのである。丸の内に勤務している人だけではなく、観光できている人も実に多い。若者よりも、年配者の方が多いかもしれない。「KITTE]の1階に入ると、はるか上まである吹き抜けに唖然とさせられる。実に、大空間の建造物なのである。その1階に、目指す「あべや」はある。この店も、実に混んでいる。カウンターが空いていたので、待つことなく、すんなりと入店できた。メニューを見ると、昼のメニューでは比内地鶏を使った料理のオンパレードである。玉子料理に目のない私は、ここは奮発し、「親子御膳」(1,500円)を注文。もちろん、数量限定の品なのである。じゅんさいの酢和え、比内地鶏の煮込み、比内地鶏の鶏スープ、比内地鶏の玉子と肉を使用したトロトロ親子丼、濃厚な地鶏プリン、いぶりがっこ(燻製のたくわん)がセットになったものである。
 ほどなくして、料理が到着。どんぶりのふたを開けてみると、何とも芳醇な香りの親子丼があった。玉子は、とろとろで濃厚な濃い黄色をしている。また、比内地鶏の肉は、輝いているようにつやつやしていた。スプーンで口に入れると、「口中がおいしさにしびれる」感じ。これは凄い。親子丼と言えば、人形町の「たま秀」、新橋の「末げん」を思い浮かべるが、それに匹敵するくらいの豊潤な味わい。しかも、比内地鶏のエキスが充満した鶏スープも、実にうまい。また、じゅんさいの酢和えのさっぱり感と、地鶏の煮込みが絶妙なコントラストを描いている。これは、最高に近いうまさである。B級グルメなどと言ってられない世界である。また、デザートのプリンも実に濃厚な味わい。プリンではなく、和食を超えているような水準であり、夢心地の錯覚に入ってしまうほどなのである。
 本当に完成度が高い、深い味わい、濃厚な味わいのある「親子御膳」であった。


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