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3年連続 日本の世界遺産登録「明治日本の産業革命遺産」

2015年07月05日 23時29分46秒 | Weblog

 日本の遺産が世界文化遺産として3年連続での登録となった。一昨年の「富士山」、昨年の「富岡製糸場」に続き3年連続での世界遺産登録は、本当に嬉しいのである。日本の貴重な遺産が、世界に認められたことになるからである。
 今回の登録は「明治日本の産業革命遺産」として、福岡、長崎など8県の23施設に及ぶ広範囲の遺産。明治日本の産業革命遺産は1850年代から1910年、西洋技術が日本の伝統文化と融合し、造船、製鉄・鉄鋼、石炭の重工業分野で産業国家となった道筋を時系列で伝えているとしていた。構成資産は23。福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口、岩手、静岡の8県11市にまたがる。具体的には官営八幡製鉄所(現・新日鉄住金八幡製鉄所、北九州市)、三池炭鉱(福岡県大牟田市、熊本県荒尾市)、三菱長崎造船所(長崎市)などの産業施設、「近代化の思想的な原点になった」として推薦された松下村塾(山口県萩市)など。橋野鉄鉱山・高炉跡(岩手県釜石市)は国内で初めて、現地で採掘された鉄鉱石を用い、高炉で製鉄に成功。西洋技術に日本の伝統的な施工法を加えた韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)は、当時の反射炉の姿が最も完全な形で保存されている。これらの遺産群の登録は、画期的なことである。
 この中には、長崎の通称名「軍艦島」も含まれる。端島(はしま)は、長崎県長崎市(旧高島町)にある島である。明治時代から昭和時代にかけては海底炭鉱によって栄え、東京以上の人口密度を有していたが、1974年(昭和49年)の閉山にともなって島民が島を離れてからは、無人島である。軍艦島(ぐんかんじま)の通称で知られている。ここは、私の大好きな映画「007シリーズ」の「スカイフォール」の撮影現場でもある。朽ち果てたビル群が、痛烈な光景を演出するのに最適だったようである。海上に浮かぶこの島は、まさに軍艦が浮かんでいるように見えるのである。


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