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キン肉マン 生誕29(ニク)年

2008年06月29日 14時28分42秒 | Weblog

    七人の悪魔超人編

キン肉マン」は、非常に特異なヒーローと言える。少年ジャンプに掲載されてから29年が経つ。原作は「ゆでたまご」であり、この筋肉マンの活劇に、笑い、感動を覚えた人も多いことだろう。なんといっても、正義超人を目指しながらも、かなりのドジでおっちょこちょいなヒーロー像が、人間的な側面を多分に演出し、好感や共感を呼んでいるのも事実なのだ。「王子」と呼ばれながら、本名がスグル(元・読売巨人軍の江川卓の名前が由来)であったり、兄のアタルが、同様に江川卓の弟・中(アタル)から名づけられたり等、かなり巨人ファンであることから来ている。また、当初は、牛丼「吉野家」の宣伝的な挿入フレーズがあったり(「うまいの、早いの、安いの。牛丼食べて50年」等)したのは、思わず、吉野家とのコラボと勘違いするほどのものであった。主人公のスグルのエネルギーの源泉は、この牛丼なのである。人気が頂点に達したのは、このドジ超人が、プロレス大会に参加していく頃からである。テリーマンバッファローマンウォーズマンラーメンマンロビンマスク等出現した超人たちのキャラクターも人気に拍車をかけた。テリーマンは、ご存知、アメリカの実在のプロレスラーで、「スピニング・トーホールド」という技を得意としていた兄ドリー・ファンク・ジュニアと弟テリー・ファンクの兄弟レスラーの弟名から名付けられている。
59話「謎の赤い斑点! の巻」
【解説】
 
集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』において、1979年から1987年まで連載された。全387話。単行本は、ジャンプ・コミックスで全36巻、ジャンプコミックスセレクションで全26巻、集英社文庫で全18巻が発売されている。第30回(昭和59年度)小学館漫画賞受賞。ゆでたまごのデビュー作であり、代表作でもある。

ルーツは、原作担当の嶋田隆司が小学5年生の時に描いていた同名の作品。当時はキン肉マンのデザインも現在とは大きく異なっていたが、各クラスに回覧されるほどの人気だったという。

ストーリーは、主に現代の日本を舞台とし人間を超越した存在である超人が、様々な敵とリング上で戦うという、プロレス系バトル漫画。日本に住むダメ超人のキン肉マン(本名キン肉スグル)が、次々に立ちはだかる敵(怪獣、残虐超人、悪魔超人、完璧超人、運命の5王子等)と戦っていくという筋である。

戦うことによって形成される友情の美しさを主眼において、単純な勧善懲悪ではない物語性を持たせており、「ダメ超人」と人々にバカにされながらも、地球の平和を守りたいと戦い続けた主人公の成長していく姿も描いている。

当初は『ウルトラマン』をパロディ化したギャグ漫画(連載前の読み切りでは、キン肉マンはウルトラの父の不義の子とされている)であったが、第20回超人オリンピック編(第1回超人オリンピック編)からプロレス系バトル漫画に路線変更して大ヒットした。プロレスに転向してからもしばらくはギャグ色の濃い漫画だったが、中盤以降はシリアスな戦闘が中心となり、終盤になるとギャグ的要素はほとんど無くなっていった。

本作の特色として、伏線や物語の整合性などをまったく考えず、その場の雰囲気だけを重視した荒唐無稽な展開が挙げられる。敵のメンバーの中からいつの間にか消えていたり、メンバーに入っていたりする超人、死んだはずの悪魔超人が正義超人となっていつの間にか復活していたり、5人までの団体戦なのに6人で戦ったり、初期の頃は空を飛び、巨大化して怪獣と闘っていたキン肉マンがプロレスではその特技を使わないなど、作中にはかなりの矛盾があり、また「重いものは軽いものより速く落ちる」「地球を逆回転させると時間が元に戻る」「両手に武器をはめ、通常の2倍の高さにジャンプし、さらに3倍の回転を与えると元の12倍のパワー」など、強引な展開も散見された。そのいい加減さが逆に今もなお愛される所以となっており、作者自身も、子供時代に読んだ漫画の矛盾点を楽しんでいたので、指摘があってもあえて修正しなかったと語る。

また、原作担当の嶋田隆司は王位争奪編連載中、腰痛を患いしばらく休載していたが、その3ヵ月間の休載期間すらネタにしたこともある。この事から「現実と同じ時間が経過している」と見る向きもある(例:キン肉マンは初登場時20歳で最終決戦時では24歳であるが、最終回付近にてその時の出来事を連載期間と同じ8年前と発言しているシーンも存在する)。
夢の超人タッグ編
映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=occPqE2UmIA


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