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B級グルメ道176 新宿思い出横丁での宴

2013年06月15日 23時05分45秒 | Weblog

 昨日まで、3日間大阪の出張があった。今回は、京都・大阪・神戸のお客さんとの引き継ぎ面談が中心の業務。予測されていた台風の直撃だったはずが、台風の急な進路変更によって直撃は免れたが、代わりにものすごい猛暑になった。一昨日は、大阪では37度近くの気温に達した。「暑い、暑すぎる!」と悲鳴が出るぐらいの猛暑である。日中、京都の町を歩いていると、気持ちが悪くなるくらいの道路の照り返しに参った。熱中症になる可能性もあったのである。夏は、暑いに越したことはないが、これほどの急激な温度変化には、正直参ってしまう。まだ、6月の中旬なのに、本格的な猛暑がやってくるなんて・・・。もう少し、ゆっくりと夏はやってきてほしいのである。
 今日は、夕刻友人と待ち合わせて、友人が希望した新宿西口の「思い出横丁」(通称しょんべん横丁)にある、ウナギ専門店「カブト」にやってきた。時間は、17:40である。この「カブト」は知る人ぞ知る思い出横丁の穴場なのである。うなぎの専門店として、数十年の歴史を有する。店にかかっている電球の傘が、油がこびりつき、黒い「つらら」のようになっている。それほど、伝統がある店なのである。この「カブト」は、ウナギの串焼きを堪能できる店。しかも、私の大好きな関西風の´焼´だけで料理してくれる店なのである。関東風のうなぎは、必ず蒸すという工程が入るが、これはいただけない。うなぎは、焼だけの方がはるかに香ばしいのである。うなぎ本来のおいしさを追求するなら、焼のみの工程が最高。しかも、ここ「カブト」では、備長炭の炭焼きで焼いてくれるので、格別なのである。友人と二人でやってきた。ちょうど数人が入れるスペースが空いていたので、すぐさま着席した。「ビールをお願いします」と頼むと、「あいよ」と若いおじさんが間髪入れずに反応してくれた。「一通りでいいかな」と大将。そうなのです。ここ「カブト」では、´一通り´という注文形式が一般的。えり焼2本、ひれ焼2本、それにきも焼・蒲焼・れば焼各1本の合計7本の全品を最初に注文する形式なのである。うなぎの通が始めた注文方式のようであるが、この注文形式なら、あまねく色んなうなぎを堪能できるのである。この´一通り´が終了後、食べたい焼き物を自由に注文すればよいのである。順次、この一通りがやってきた。実に香ばしく、ウナギのうまみが十分に引き出されたうな串、本当にうまい。カウンターしかない店なのであるが、どの顔もにこやかなのである。おいしいものを食べている時の人間の顔は、自然と喜びに満ちた顔になるのである。瓶ビールを終了した私たちは、キンミヤ焼酎を注文。この焼酎は、焼酎好きにはたまらない銘柄。この冷がグラスに注がれる。これをうな串をあてに、キューッと飲む。「プファー!!」と息が出る。うまい、極楽の境地である。この機に、蒲焼を追加で注文。この蒲焼も実に肉厚で、絶妙なたれがうまい。やはり、この店は、うなぎ好きには避けられない大事な店なのである。
 串衛門 - 料理写真:串揚げ各種
 
 うなぎの「カブト」でお勘定をした私たちは、さらに「思い出横丁」内を散策。串揚げ屋を発見した。「串衛門」である。20種類の串揚げと創作料理が楽しめる店。大将は洋食店らしく白のキッチンウエアを着ているのである。ここでは、ホタテのクリームコロッケ、串焼き等を注文。ビールも注文した。ここは、実に料理がうまい。ホタテ入りクリームコロッケの味は、絶品であった。友人が「どうしてこんなにおいしいのか?」と尋ねたほど。ホタテの汁も利用して、味付けしているからとの回答だった。しかし、やはり、うまい店に出会うことは、最高の幸せなのである。2軒目も、十分に堪能してしまった。
 
                   店内写真
 3軒目は、友人の主張通りラーメンで締めることにした。散策していると、自家製麺のラーメン屋を発見。「若月」である。通常ラーメンもあるが、今回は友人と共に「つけ麺味玉トッピング」を注文。かつおだしのさっぱりつけ汁に、シナチクとチャーシューが入っている。麺は、中太のチジれ麺。これをだし汁に付けて食べる。「うまい!!!」。実にさっぱりとした出汁がうまいし、麺が腰があってうまい。これもやはり絶品である。味玉も実に醤油だしが染み込んでいて美味。本当にうまい店3軒はしごであった。「シアワセーーー!!!」と雄叫びしたくなるくらいの喜びが、こみ上げてきたのであった。