アッくんの長岡京新聞社

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アッくんの『乙訓寺の空海』最終話 『モチノキ』

2012年04月17日 | □ 長岡京市の伝説(ベイツガァーさん)
平成24年4月17日(火)

 空海は最澄に密教を教えることにした・・・

「よかったですね 最澄さま
「はい。これで念願が叶います」

「ところで アッくんさん」
「どうしたのですか 空海さま
「国が安泰であることを願い
 さらに
 拙僧が乙訓寺にきたことを記して
 毘沙門天さまを彫っておいた」

 空海は 毘沙門天立像をふたりの前にとりだした

「おお~これはすばらしい」
「怖い顔ですね
「はっはっは
 そうかもしれないが あわれみ深い顔だ
 別名『幽愁の毘沙門天』と呼べばよい」

(近年になって 毘沙門天立像は国指定重要文化財となりました

「そうだ!おふたりが乙訓寺で対面した記念樹を植えましょうよ
「は?」
「木はモチノキがいいです」

 空海と最澄はモチノキを植え 乙訓寺を去った・・・

 乙訓寺を去った二人は
 この後 高雄山神護寺へ戻り

 最澄は弟子たちとともに空海から真言密教の灌頂を受けた

 しかし・・・

 2年後の813年になり

 真言密教の教えを説いた書物の貸し借りでふたりはもめ
 絶縁してしまうのである・・・

  

「というのが 乙訓寺にいたときの空海さんのストーリーDS アッくんSAN」
「ふーん
 ・・・で
 このモチノキが当時のものなんですか?ベイッツガーさん
「No!
 いくら長生きでも1200年は生きられません」
 でも・・・
 そんなレジェンドも想像すれば たのしいでしょ?」
「たしかにね

 乙訓寺の空海編 終わり

(写真は市指定有形文化財(天然記念物)のモチノキです!)



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