アッくんの長岡京新聞社

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アッくんの『としよりを捨てる国』第5話

2015年11月23日 | □ 長岡京市の伝説(ベイツガァーさん)
平成27年11月23日(月)

 大きなゾウの重さを量り
 国の危機を免れたが・・・


「ここはバンビオ1番館の観光情報センターですね 王様

ビロロロ~ン ←神さまの登場する音
「ワシの名は ビャク神(ビャクシン)でア~ル
 としよりを捨てる国の王よ」
「は・はい
「最後に もうひとつだけ尋ねる
 これに答えられたら ワシはこの国が栄えるよう守ってあげるゾ」
「ほんとうですか」
「ウソは言わん
 ココに一本の大きな丸太がある

 この木のどっちが根の方で
 どっちが末の方か7日の間に見分けてみよ」
「は・はあ・・・
「見分けられなかったら
 お前の体も この国も
 たちまち 滅びてしまうから そう思うがよい ワ~ハッハッハ」

 大きな丸太は どっちがどっちだかまるで見分けがつかない・・・

「アッくん大臣
 最後の神様の問題 答えられるのは お前しかいない
 どうか この国とワシを助けてくれないか?」
「わかりました。考えさせて下さい」
 と答え 家に帰り 父親のモミじぃに聞いた・・・

 モミじぃは笑って言った

「それは簡単だ
 大きな丸太を水に浮かべればわかる ヒック
「それだけで?」
「ウム。少し沈んだほうが根で
 すこし浮いたほうが末だ ヒック

 アッくん大臣はあくる日 さっそく王様に伝え
 丸太の根と末を見分け 天の神様に知らせた

ビロロロ~ン
「ホント よく わかったのぅ」

 つづく


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