アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

花と火の帝 上(隆慶一郎)

2017年06月17日 | □ 長岡京市ゆかりの本(ヨモギさん)
平成29年6月17日(土)
 小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・

「ハ・いそがしっ ハ・いそがしっ」
「アッ!ヨモギさん
 長岡京市ゆかりの本を見つけたの?」
「うん!隆慶一郎さんの『花と火の帝』の上巻だ
 で 登場するシーンはココ

 (後陽成)天皇は御位を(弟の)八条宮智仁(ともひと)親王に譲りたい、と云いだされたのである。
 だ」
「?八条宮智仁親王?
「つづきにこうある

 現代の人々にとっては、八条宮智仁親王は桂離宮を造られた宮さまだと云った方が、わかりは早いかもしれない。もっとも八条宮が造られたのは、桂川のほとりの小ぢんまりとした別荘であり、今日の桂離宮の形で完成されたのは、宮の嫡子智忠(としただ)親王によるものである。
 だ」
「長岡京市出てきませんが・・・
「フフッ
 長岡天満宮の八条が池という名前は
 天満宮の境内に八条宮家の別荘があり
 池は桂離宮と同じ智忠親王が造られたもの
 明治時代になって八条宮家の名前にちなみ名づけられたのザ」
「ここで登場するンだ
「で・・・
 結局のところ譲位はできず
 慶長3年に当時3歳だった3男
 のちの後水尾天皇に譲れらたンだ」
「そうなんだ
「サッ!
 きりしまつつじの世話をしないと!」
「何の仕事を掛け持ちしてるの?
 つづく